あるBOX(改)

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領土問題

2012年08月10日 | 生活
野田総理の「自衛隊投入」発言に中国の反発が強まっているそうな。
そりゃそうだ。

相手は「棚上げ」と言いつつも漁船などの侵犯を黙認し、ジリジリと歩を進めようとしてるのに
弱腰だった日本が急に素っ頓狂な「武力使用」発言かましちゃったんだから、そりゃビックリして過剰反応しちゃいますよ。

日中ともに経済では互いに大事な存在で、大事になったら困るからと微妙な駆け引きしてきたのにねぇ。
ここ最近ちまちまチョッカイ出してきた中国が悪いとも言えるんですが、それにしても性急だよね。「軍隊出す」と宣言するなんてね。
何のために海上保安庁があるんでしょうね。
(彼らばかりに危険を押し付けるのも気の毒とは思いますが・・・)

それにしても、石原都知事が購入を言い始めた途端に「尖閣諸島の国有化」を言い出したり・・・で、この辺も急場しのぎな印象です。

垂直離着陸輸送機オスプレイの配備にしても、中国では「対中国のために日本が配備した」と思うだろうし、私もそう思うのだが、日本では事故発生の危険性のみ喧騒されている有様。
※そりゃ配備された地域の方々の不安や心配が最優先だろうが、
  配備が中韓に与える影響も考察して欲しいですよ。

そりゃ、相手が海上保安庁の巡視船を撃沈・・・なんて事になったら自衛隊を派遣することだってあるでしょう。

しかし、基本的に外交は話し合いであり、駆け引きや対応策を検討し、すべてをやりつくし、それでも自国(領土)が危機に立たされそうな時に軍の派遣を検討するのが本当なのに
突飛なタイミングでそれを言い出す首相は如何なもんでしょうか?

森本敏防衛相は直ぐに「一義的には海上保安庁が所管する。それだけで対応できない場合に自衛隊が活動する」と語ったが、中国は納得していない。

まぁ、現実的に事が大きくなったら両国とも政府は困るわけで、
運動活動家20人が漁船をチャーターして、日本への抗議のため尖閣海域に向かおうとしたところ、行政サイドが「日本の巡視船に撃沈される恐れがある」「今は休漁期なので、出航できない」などとして、出航を認めなかった・・・なんて話もある。 

ただし、市民の反日感情は刺激され、インターネット上では「多くの正義の志士の参加を願う。力を合わせて日本の侵略者を打ち負かそう」「軍隊を派遣し強制執行せよ」とさらにエスカレートしており、追随する動きも心配されている。

まぁ、あっちの国でも自分で武器持って戦う気のないネット民が雄々しい事を仰っているってワケだ。

もういっそ、そういう人々同士に武器持たせて尖閣諸島に送り込みたいわ。
ゲームじゃなくってね。本物の銃弾の入った武器を持ってね。

尖閣問題で台湾・馬総統が日中に協議を呼びかけ

2012年08月10日 | 生活
尖閣諸島の領有問題に台湾の馬英九総統からの発言があった。

そもそも台湾は中国とともに尖閣諸島の領有権を主張していたんですね。
ただし、緊張化する日中関係を警戒したか、「資源の共同開発を含む平和的な協議を行うよう提案した」とのこと。

「(尖閣周辺の)東シナ海の安全が不安定になるかもしれません。この際、『東シナ海和平協議』を提案します」という
一番まっとうで、ごもっともな御意見に感服。

対立する行動は取らず、国際法で平和的に解決するとともに、海域での行動についてのルール作りを目指して資源の共同開発の方法を確立するなどの提案を行う・・・とはね。

馬総統は、領有権が台湾に帰属するという主張は変えないながらも、日本と中国の両政府を念頭に、東シナ海を「平和と協力の海にするよう」呼びかけた・・・とか。

台湾メディアによると、事前に日本へ同提案を伝えたが、意見の表明はなかったとのこと。

まぁ、ある意味「イイ格好しい」な提案ですからね。

日中台での東シナ海構想でイニシアチブを取ろうという思惑もあるだろうし。
あわよくば「一番イイとこ取り」を狙っているだろうから。

なお、台湾世論は、それほど興味なさそうで
強行に上陸した団体も、支持は されていない模様。

領土問題は、ギリギリまで交渉での解決を目指して欲しいですよね・・・。