あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

黒田はレベコに判定負け、王座奪取ならず

2013年03月01日 | ボクシング
ボクシングWBAフライ級タイトルマッチ12回戦
2月27日 川崎市とどろきアリーナ

世界初挑戦の同級9位・黒田雅之(川崎新田)がチャンピオンのフアン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)に0-3の判定で敗れ、
王座奪取はならなかった。

レベコは暫定王者時代を含め3度目の防衛に成功した。

まぁ、良くやったとは思いますわ。
国内タイトル戦で引き分け防衛やってた選手が、1Fからジャブに繋げワンツーで攻め、
手数で負けてなかったですからね。

ただし、2回・3回と進むにしたがい、レベコはラウンドの後半をしっかりまとめてくる上手さを見せ、
左をジャブ・フック・アッパーと多彩にリードで使って主導権を握り。

リズム・テンポ・スピードで劣る黒田のパンチは、だんだん単発となり、追い足も有効に使えず。
体格で優位なはずの黒田が中監距離でレベコの左で捌かれるシーンも。

終盤までスタミナも持った挑戦者だったが、王者は上手くごまかし、最終ラウンドのゴングを聞いた。
勝ち負けはハッキリしていたが、挑戦者が予想以上に頑張った。正直、TKO負けも有り得ると思ってたので・・・。

まぁ、TV放送もTVKでたっぷり1時間半取ってもらったし。衛星チャンネルは2時間以上取ってたし。
ちゃんと試合前のセレモニーから放送されるってのはイイですな。
「君が代」も変なアイドルじゃなくて、ちゃんとした女性のオペラ歌手に任せ、素晴らしい歌唱が聞けました。

そして大声援を送った地元応援団・・・。
黒田選手は幸せ者ですね。

とはいえ
日本ジム所属の現役世界王者(男子)は、依然として8人のまま。
戦績は、レベコが30勝(16KO)1敗、黒田が21勝(13KO)4敗2分け。 

黒田もこれを糧に技能を伸ばし、世界最挑戦を目指してほしい。