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衝撃!井上尚弥がナルバエスに2回KO勝ち!

2014年12月30日 | ボクシング
いや~、参った!
パッキャオvs八ットンを思い出しましたよ。

◆WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
12月30日 東京体育館

プロボクシング・トリプル世界戦のメーンイベントで、
挑戦者(同級6位)の井上尚弥が、衝撃の2回KOで
王者のオマール・ナルバエス(39才/アルゼンチン)を破り、
世界最短となる8戦目での2階級制覇を達成した。

ナルバエスは12度目の防衛に失敗。

今年の4月に日本最短の6戦目でWBC世界ライトフライ級
王座を獲得した井上は、9月の初防衛成功後に、王座を返上。
フライ級を飛ばしてスーパーフライ級での2階級制覇となった。



WBO世界フライ級王座を防衛16度、スーパーフライ級で
11度の防衛に成功してきた名の知れた王者を相手に、初回から
衝撃的なシーンを連発した井上。
「体重を上げれば本来の力が出せる」との言葉通りのパワーだった。

試合は井上の先制攻撃でスタート。プレッシャーを掛けてからの
右ストレートで開始25秒で先制のダウンを奪う!

再開後は頭頂部を掠るような左フックで2度目のダウン。
ナルバエスは初回の終了ゴングを何とか聞いた。
井上はチャンスでボディにも打ち分け、上手さと冷静さも見せた。

2回、懸命に反撃に出たナルバエス。井上の左フック打ち終わりに
右フックを狙うなど意地を見せ、ポーカーフェイスで凌ごうとしたが
井上は出鼻に左フックのカウンターを浴びせ、この試合3度目のダウン。

ライトフライでの奪取試合でもそうだったが、経験のある王者を
たじろがせる切れとパワーには驚くばかり。
井上尚弥のパンチは、ただ速いだけじゃないのだ。

ここでも上下の打ち分けを見せた井上、第2ラウンド終了間際に
左ボディーを決め、ナルバエスにテンカウントを聞かせた。

初回から結末まで大いに驚かせてもらった試合だった。

井上の戦績は、これで8戦8勝(7KO)。
初のダウン経験どころか、そのままKO負けを喫してしまったナルバエスは、
これで47戦43勝(23KO)2敗2分けとなった。

未来が大きく開いた井上尚弥には、連続防衛や王座統一、
階級を上げてくるであろうローマン・ゴンサレスとの対戦など
期待が膨らむ。

まずは選手と陣営、ご家族に祝福を。
年末年始、ささやかかも知れないが休養を取って新たなスタートを
切ってほしいと思います。