あるBOX(改)

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村田諒太vsニックロウを振り返る

2014年12月31日 | ボクシング
2014年12月30日 東京体育館
10回戦

村田諒太(帝拳) 判定 ジェシー・ニックロウ(米)

2013年8月にプロデビューした村田の6戦目。
今回の勝利で6戦6勝(4KO)となったが、2連続で判定勝利に
終わった村田にはヤジが飛んだそうな。

村田はリング上で倒せなかったことを詫びつつも、収穫あり・・・と
笑顔を見せた。

「自分がどれだけ動けるかという事が一番重要だった」
「手数も増えたし、そういった面では合格点かなと思ってます」ともコメント。

確かに前戦は、狙い過ぎの結果ガス欠になったり、逆にパンチのキレが
無くなったり・・・で。
個人的には落胆の部類に入る試合だった。

今回は倒せこそしなかったが、以前より足もボディワークも使えてたし
なにより回転の速い連打が見られた。

ニックロウも短躯ではあったがガードも固く、なかなか倒しにくい相手だった。
ボディからアゴと打ち分けて、そこから波状攻撃でTKOに持って行って
欲しかったが、なかなかソコまでは至らない。
※タイソン・アッパーもプロでは打ってないしなぁ・・・。

キャリア的に難しいトコロなのか。
あとはKOの決め手になる右ストレートの打ち抜きですなぁ。

ランキングもWBC世界ミドル級9位まで上昇。
嫌が上でも世界挑戦の話が浮上している村田だけに、いつまでも
経験不足とは言ってられない。

クレバーなのは分かったから、もっとリング上で表現してよ・・・なんて
嫌味も言いたくなる。

確かに良くはなってます。良くなってはいますが・・・。

ニックロウは32戦24勝(8KO)5敗3分け。
負け惜しみ的に「村田は、まだまだの選手」なんて言い残して控室を
去ったそうな。