あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

SHARKS来日公演に行った(3)

2017年01月14日 | 英国ロック
第二部、いよいよスプップス登場!
しかしスニップス元気一杯だな。

つ~か、黒ジャンパーの下は鍵十字のTシャツかよ!
一番パンクじゃねぇか!



スぺディングがギターを奏で始める。
まずは二人体制か?

…と思っていたら、1stアルバムの「ol' jelly roll」
でしたよ。

後半バンド・サウンドになってくトコロも好きなので
そこを期待したが、最後まで二人だったよ。



いや、それ以前に!
スニップス、ダミ声じゃなくなってるよ!!
ビックリだよ!

そんな私の動揺をヨソに、2曲目のギターイントロを
弾き始めるスぺディングさん。

これまた1stから「world park junkies」です!
おいおい、他のメンバー登場に間に合うのかよって
心配してたら、ドラムとベースも参加。

デビューアルバム「ファースト・ウォーター」からは
他に「snakes and swallowtails」も演奏してくれました。



スニップスは曲によってギターも抱え、サイドを固めて
厚みを増してくれてたな。

曲は「Ya Ya Pop」、「Perfect Days」などへと続く。
スぺディングのプレイも抑えるトコロは抑える抑揚が見事。

響きによってはニール・ヤング風にも聴こえた。
テクだけじゃないニュアンスの豊かさを感じましたよ。

あんな多彩な音を出してるのにエフェクター踏んでないん
だもの!
もうスぺディングさんの服が作務衣に見えてきましたよ!

クックのドラムも直線的じゃなく、心地良い「揺らぎ」が
あり、これもステキだった。

トシは曲によって指弾きも使い分け、その時はピックを
口に咥えるベーシスト。
ルックスも良いから色んな意味で他のメンバーに遜色なし。
フレイザーのベースラインも弾いてくれてて感激。

カバー曲の演奏もあった。
これがボブ・ディランの「All Along The Watchtower」!



参った、いちいちスゲエなぁ。

スニップスは良く動く。
内股でステージの端から端まで行く時には、手でトシに
「ちょい下がって」と合図したり。

スぺディングの見せ場ではドラムに「音を抑えて」みたいな
指示出してるし。結構な仕切り屋さんだったわ。

ステージ袖に消えたかと思ったら衣装チェンジしてるし、
ステージ降りたかと思ったら前列の客と次々に握手してるし。
(私も一瞬、袖を掴みました)
MCでやたらと「Fuckin」を連発するし。

この会場で一番パンクじゃねぇか!

客席から声が掛かる。
「スニップス、ハウ・オールド・アーユー!?」
スニップスが英語で「65行ってるよ」なんて答えると
客席どよめく。

スぺディングが「バスにタダで乗れるんだぜ」と続けると
場内は大笑い。

そんな楽しいライヴで御座いました。
最後はアップテンポ曲を連発。
※アンコールも



ダブルアンコールを期待して拍手を続けたが客電が点いて
しまった。

それでも拍手は続いたが、BGMが流れ始めて諦め。
まぁ物販で一定以上買ったファン向けのサイン会ありゆえ
仕方ないか。

最後は1stから「doctor love」演って欲しかったなぁ。
最新盤からの演奏も結構あったから仕方ないけど、隠れた
名バラード「steal away」も聴きたかった。



まぁ、希望を並べたらキリがない。
サイン会の資格はあったが、書いてもらう物がないので
会場を後にした。

Tシャツにサインして貰ったら着れないからなぁ~。

SHARKS来日公演に行った(2)

2017年01月14日 | 英国ロック
ステージチェンジの後、シャークス登場と思いきや
MAD3の機材片付け間にスーっとスぺディングさんが
姿を現してアンプにシールド挿してチェックを開始
していました。(笑)

すかさずファンから歓声が飛ぶ。
スぺディングさんは淡々とセッティング。



その頃、MAD3のフロントマンEDDIE氏もTシャツ姿で
片付け中。
この辺はライヴ・ハウスっぽくてイイなぁ。

手を振ってハケるEDDIE氏にも拍手と歓声が。
※もちろん私からも。

彼のスピリッツには70年代(60年代?)からロックを
聴いてるファンも思わず「共感!」の雰囲気。

これも対バンありのライヴ・ハウスならでは…だね。

さて、SHARKSのメンバー登場だ。
再結成シャークスは、オリジナル・メンバーのクリス・
スペディング(g)とスニップス(Vo)に加え、元セックス
・ピストルズのポール・クック(dr)、日本人のトシ・
オガワ(b)…というラインナップ。



衣装は割とラフというかバラバラ。
スぺディングはダークカラーのシャツとズボン。
クックはTシャツ・スタイル。
スニップスもラフなTシャツ。
トシ・オガワは細身スーツにネクタイ。

初めて見るスニップス、スリムな人だなぁ。
髪は、やや薄毛だが真っ茶色でツンツンに立てている。

さぁ始まるぞと思ったら、そのスニップスが一言挨拶して
引っ込んでしまった!

演奏が始まり、歌い出したのはスぺディングだった。
※結局、二部構成だったのよね。
 一部はスぺディングのソロ・キャリア総決算的な(?)
 
一曲目は「Wild In The Street」
味のある歌声。
ギターはテクニシャンと言われるが、それを余り
ひけらかさないスタイルだ。

次々と披露される曲もロックンロールあり、ブルース・
ベースの曲もあり。
「Louisiana」なんて、ニューオーリンズ調に聴こえた。

やっぱ懐深い人だなぁ…なんて感じ入ってたら
次の曲をボソッと呟くスぺディングさん。
「Guitar Jamboree」?



曲中で名ギタリストのプレイを次々と再現していく、
あの「ギター・ジャンボリー」ですか!!

そして始まった同曲は、例によって味のある歌から呟く
ようにギタリストを紹介、物まねプレイを繰り広げて
行ったのでした。

アルバート・キング、チャック・ベリー、ジミ・ヘン、
ジャック・ブルース(ベーシストだけど何故か登場)、
ピート・タウンゼント、キース・リチャーズ、ジョージ・
ハリスン、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、
ジェフ・ベック、ポール・コゾフ、レスリー・ウェスト…

これで第一部は終了、メンバーは袖に去っていく。

なんか、「Guitar Jamboree」だけで元は取れた気が
したよ!(笑)

SHARKS来日公演に行った(1)

2017年01月14日 | 英国ロック
下北沢に着いて、カレーのパンニャに行こうと思ったが
「その前に会場の場所だけ確認しておこう」とGARDENを
見に行ったら、もう列が出来てた!

こりゃイカンと並んだが、いかんせん寒い。
スタッフさんが時間より前に地下に降りる階段へ案内して
くれたので助かったよ。



もっとも、そこでも暫く待ったが。
客層は、やっぱり(私を含めて)年齢高め、男子率が高い。
ファッションは…普通の冬服。

パンクな人は少なかった。
会話からしてもスぺディングのキャリアを追っかけてる人が
殆どだ。まぁ、そうだろうねぇ。

今年一番の寒波が来た日だが、ライヴで身体が熱くなるのは
分かっているからコートの中は薄着なのよね…。

でも、SHARKSメンバーの1人が階段降りながら声掛けしてくれ
たので、待った甲斐もありました。
※あとで考えたらスニップスだったよ!



開場となり、整理番号通りに入場。30番内で入れた。
入り口すぐの場所に物販コーナーがあったので、さっそく
Tシャツを購入。

トイレにも余裕で入れ、ドリンクも早々に飲み、前方の席で
待機だ。暗い中、機材を見る。
詳しいことは分からないが、定番のアンプが鎮座している。

バスドラにはPearlの文字。
…間違いなし!

待ってる時間でツイートしたりしていたが。
なかなか立ちっ放しは辛いなぁ…。

そうこうしてるうちにステージ脇のアンプから大音響が。
「ワルキューレの騎行」。爆破音入り。
「地獄の黙示録」ヴァージョンか。



登場したのはスリムな男性3人組。
正直、日本側からスペシャルゲストが参加…というのは
直前に知りましたよ。

フロントマンは背の高いオールバック・ガイ。
全員グラサンに革ジャン。

軽い挨拶の後、いきなり轟音のギターインスト炸裂!
リズム隊も前のめりで性急!

さすが下北ロック。
ヴォーカルマイクが無いと思ったら、全曲インストだった。

それでも曲のニュアンスは色々と含まれている。
「ヤードバーズのギターインストを早回し?」なんて印象も。

ギタリストは長身ゆえ、風車弾きもキマってる。
そして強烈なギターの速弾き。

そこから「紫の炎」や「胸いっぱいの愛を」のリフを挟むなど
サービス精神も充分だ。

さらに、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのインスト速弾き曲、
「Scuttle Buttin'」をもカバー!!



「かっけぇー!!」と、この辺じゃ私、身体がノリまくって
おりました。
曲が終わっての歓声も結構かかり、 とうぜん私も「イエー」と
叫び倒す。

途中でフロントマンはサングラスを外したが、カッコイイ目を
してるじゃないか!男前じゃないか!

あきらかに若い女性客がいるなと思ったら、そういう事か!
※いや、演奏もカッコイイんですけどね

メロディアスな「カチューシャ」のギターインストは寺内タケシ
先生を思わせる伸びやかさ。

なんかニヤニヤしながらステージ上を見つめてしまいましたよ。



全部で30分少々の演奏。
充分ステージを温めたMAD3。

入り口で配られたフライヤーによると、2/12(日)に下北沢
SHELTERでもライブを行うとの事。

良いバンドです…なんて言ってたら、その筋じゃ知られた存在
だったんですね。
フロントのEDDIE氏も…。

大変失礼いたしました。

ジャンルや見た目で判断する癖、改めなきゃなぁ…。

※昔、パンクマスコミに好きな音楽を「オールドウェイブ」
 「過去の遺物」とコケにされたトラウマが抜けないのよ…

SHARKS来日公演、当日券あり

2017年01月14日 | 英国ロック
本日17:00までは新宿のVINYL JAPAN店頭にて、
会場の下北沢GARDENでは18:00過ぎより販売との事。

2017 Jan 14(sat) 下北沢GAEDEN

会場のHP謳い文句が「For Rockers、Punks…」ゆえ、
やっぱ元ピストルズ・メンバーを前面に出しての
公演になるのかなぁ。

日本代表、Special Guestとして、MAD3というバンドも
出演決定という事です。



さて、楽しみというか、ある意味「バクチ」となって
参りましたよ!

私のウォークマンに入ってるシャークスのアルバムは
ファーストだけだから(セカンドと2in1ディスク
持ってたくせに!再結成アルバムも買ったくせに!)

なんとか「ファースト・ウォーター」からの選曲を
お願いしたいです。

SNSの紳士協定

2017年01月14日 | アニメ・特撮
「シン・ゴジラ」と「この世界の片隅に」関連で
SNSによる口コミ・拡散が重要なファクターとして
上がっていますが。

その中で見られた、「あとから見る人が楽しめるよう」
ネタバレを最小限に抑えようとする姿勢は特筆すべき
だったと思います。



そういう条件を自らに課しながら、皆にオススメする。
熱気を持って作品の面白さを伝えようとする。

そういう人々の間で自然発生的に広まった「紳士協定」も
私を感動させてくれました。

なんとなくネタバレっぽいツイートなどが出始めたのも
公開からだいぶ日にちが経ってから。

まぁ、NHKさんは映画を特集するにあたり、本編映像を多用
されて、「これって結構ネタバレじゃない?」と思わせて
くれましたが。

まぁ、年配の方に圧倒的影響力を持つ放送局だし、これで
また動員数が上がると思うと感慨深いです。



紅白歌合戦で「シン・ゴジラ」のネタバレを壮大にかまして
くれたのには驚きましたけどね。

DVD/BDの発売を待ってる人もいるだろうに…、あそこまで
やるのは勘弁して欲しかったなぁ~。