あるBOX(改)

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山中慎介がTKO勝ちで12度防衛に成功(1)

2017年03月02日 | ボクシング
3月2日、東京・両国国技館
プロボクシング『ワールドプレミアムボクシング』
【WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦】

王者の山中慎介(帝拳)が7回TKOで挑戦者のカルロス・カールソン
(メキシコ)を降し、12度目の防衛に成功。
連続防衛の国内歴代単独2位となった。
※1位は13回防衛の具志堅用高

王者・山中(34才)と同級6位カルロス・カールソン(26才)の対戦。

メキシコ・ティファナ州出身、2011年3月プロデビューし初戦こそ4回判定
負けしたものの、その後は22連勝中(13KO)、2014年からは米国を主戦場と
しているカールソンは、この試合が世界初挑戦。

序盤から身体を振って前に出るカールソンだったが、山中は落ち着いて対処。
動きっ放しでは無いし、打つ瞬間は止まるのだから、しっかり距離を取って
試合を進める。

大きく右フックを狙ってくる挑戦者に対し、時にくっついて距離を潰す王者。
コンスタントに放つ左ストレートはシャープで、挑戦者は第2R早くも目の上を
カット。



左のボディストレートで一瞬動きが止まった挑戦者、長い距離から届く強打に
対処できない様子。

こうなると、私の頭にはメキシカンを次々とKOしたロジャー・メイウェザーの
姿が浮かんでくる。
右と左の違いこそあれ、シャープで長く強い利き腕のストレートで、ブロックの
合間を突いてメキシカンをバッタバッタと倒したものだ。

ブラック・マンバと呼ばれた米国人のメイウェザーは、後に台頭するフロイド
Jrの叔父に当たる。
ロイ・ジョーンズ系のフロイドJrに比べ、ロジャーは正に小型トミー・ハーンズ
だった。
レネ・アルレドンドやマウリシオ・アセベス、ロドルフォ・ゴンサレスを痛烈に
倒したシーンは、まさに「メキシカン・キラー」だった。
※フリオ・セサール・チャベスには要所で負けて、2戦2敗でしたけどね。
(いずれも判定にもつれ込む事もなし。強烈な右もタフな相手には効かず…)

好調の山中、第5ラウンドに左ストレートでグラつかせ、続く右が軽くヒットして
ダウンを奪う。
立ったカールソン(メキシカンらしくない名前だなぁ)だったが、連打で追い立て
られて2度のダウン。
※右左のストレートを交互に打つだけでも山中のパンチは有効だ!

このままKOは時間の問題かと思われたが、挑戦者の捨て身の反撃が待っていた。
距離が近くなった所で王者の左ストレートと挑戦者の左フックが交錯!
カウンターで食った山中の膝がガクンと折れたのだ!

一瞬腰を落とした王者、追撃の右で後方に弾き飛んでピンチ!
ここでクリンチを多用して凌いだのは、やはりキャリアの賜物か。

続く6回、山中はストレートで立て直しに掛かる。
前のラウンド逆転のダウンを奪いかかった挑戦者、その時は生き返ったかのように
覇気を帯びるのだが、倒し損なった事で心身が思い出す。自分自身のダメージを。

ここで“神の左”またもや炸裂。
跪くようにキャンバスに落ちたカールソンだったが、それでも立ち上がる。
さすがメキシカン、勇敢だ!

7回も捨て身のフックを狙うカールソン。
TV解説のコメント通り、右をフックとストレートで打ち分けてくるのが怖い。
ダブルも使ってくる。

しかし、王者の左は挑戦者のガードを縫って届く。
ダウンしたカールソン、緩慢に立ち上がる。意気は買いたいが心身ともに消沈気味だ。

王者は冷静に追撃し、このラウンド2度目のダウンをスコア。
レフェリーは、すぐさまストップし王者のTKO勝ちが決まった!

(続く)

ムッシュかまやつ氏、死去

2017年03月02日 | 邦楽
これまた、メチャメチャ寂しい。
オヒョイさんの時も寂しかったが、通じる感情があります。

歌手のムッシュかまやつ(本名/釜萢弘=かまやつ・ひろし)が3/1、
78歳で亡くなった。

膵臓がんである事を公表し、闘病生活を送っている事は知っていたが。
昨年12月8日に、グループサウンズ「ザ・スパイダース」の盟友・
堺正章=マチャアキ(70才)の70歳を記念したライブに出席して
1曲を一緒に歌っただけに回復への期待も抱いていたのだ。

結局は、それが最後の公の場になってしまった。
所属事務所によると、近親者のみで葬儀を営まれるとの事。
後日、お別れの会を開く予定もあるという。

かまやつさんの悲報に、いとこで歌手の森山良子(69才)は憔悴し切り、
マチャアキもコメントできる状態ではないとか。

森山さんは、マスコミ各社にコメントを寄せ「たくさんの良き仲間たちに
恵まれ、自分の音楽を大切にギリギリまで活動できた。病室でもギターを
弾き歌い、最後まで音楽を肌身離さず、どんな時もムッシュらしい一生
だった」と故人を振り返ったとの事。



還暦を過ぎても自然体のミュージシャンだったムッシュ。
スパイダースの盟友、田辺ショウちゃんは今や「田辺エージェンシー」社長。
「ショウちゃん」なんて他の人が言ったらエライ事になる。
同じく盟友のマチャアキは「巨匠」と言われ、これまた「マチャアキ」なんて
滅多に言えない。
一方ムッシュは、未だにマイペース。肩肘張らず、風来坊の体。
素敵だったよ。

「あるロック・ミュージシャンから『ロックかフォークか、はっきりしろ!』
~なんて言われたこともあるそうだ。
ご本人は「どっちでも良かったんだよね」と来た。

我がギターヒーローでもある井上尭之さんも在籍していたスパイダース。
順&マチャアキが絶妙の間で笑いを取り(ステージ前日はMCで使うギャグの
「品評会」があったとか!そこで「ダメ出し」もあったとか!)。
音楽家気質の井上・大野さんらは楽器&アレンジに夢中。リーダー田辺さんは
楽器&全体の仕切り(そこに後の才覚が・・・?)。



―――で、ムッシュは。

そこでもマイペース。キャラクターも立っていながら楽器もOK。最新洋楽を
聴いてアレンジに引用。
当時“遊び人”ムード満々(By 横山剣さん)だった邦人カーレーサーとの
交友から、ロンドンの最新情報なんて仕入れてファッションも取り入れたりして。
さらには海外ミュージシャンと交流広げたりして。

独自路線をヒョウヒョウと進んでいたのだ。
そもそも親父さんがジャズ・ミュージシャンのティーブ釜萢さん。
粋は生まれながらだったのかもね。親子アルバムなんて出してるしさ。

ピチカート・ファイヴの小西さんがムッシュと英国に行った時「友達がいるから
ジャムろうぜ」みたいなこと言われて出かけたら、そこにポール・ロジャースが
鎮座してたなんて話がありました。
※小西さんが心底喜んだかどうかは不明だが…。

そりゃ「我が良き友よ」ではね、
あまりのフォークぶりに「なんちゅう節操の無い!」とビックリしたが。
それもムッシュの自然体。

下駄を鳴らして奴が現れたのさ。
この間まではロンドンブーツだったのに…。

ありがとう、ムッシュ。
素敵な大人の姿を見せてくれて感謝です。

堀北真希ちゃんが芸能界引退

2017年03月02日 | 芸能
本人の直筆メッセージが公式サイトで発表されたんだそうな。

もう決定事項。2月いっぱいで芸能界を引退したという事で
所属事務所が発表。

理由は家庭に専念する為だそうです。

女優の堀北真希ちゃんといえば、島本和彦原作の「逆境ナイン」の
実写映画化でヒロインを演じたことが印象深いな・・・。

等身大の女子高生。
もう可愛くて可愛くて、そのうえフレッシュで。眩いほどでしたよ。



代表作はNHK朝の連ドラ「梅ちゃん先生」でしょうね。
※朝の連ドラは強力ですよ。

真希ちゃんは公式サイトに寄せたメッセージで、「これまでやって
まいりましたお仕事から離れることを決意致しました」と引退を表明。

ファンや関係者への感謝を綴っています。

「現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。この
あたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています」

俳優である夫の山本耕史さんと話し合い、堀北さんの気持ちを尊重しての
結果だそうな。

2015年8月に結婚した堀北真希ちゃんは、2016年12月に第1子を出産。
それ以降、芸能活動を控えていた。

ご本人が決めた事です。尊重したいと思います。
お幸せに!