あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「季刊25時 vol.9 やっぱり中島らもが好き!」を買った

2017年03月20日 | サブカル
随分前に出てるのは知っていたが
「季刊25時 vol.9やっぱり中島らもが好き!」を購入した。

~以下、雑誌紹介
1日の終わりでもあり、はじまりでもある25時。
静けさと洋酒の似合う時間帯にひらく雑誌をテーマに、バーや
飲食店など、編集委員が偏愛する店を中心に展開する異色の
リトルプレス「季刊25時」。

vol.9は「やっぱり中島らもが好き!」



内容は、らもさんに関する各エッセイ。

松尾貴史、仲畑貴志、山内圭哉、桂南光、津田拓…各氏。
※らもさんと立川談志師匠は面識なかったのか…。
 松尾貴史さんが間にいらっしゃるから、てっきり既に
 会ってるのかと思いこんでたよ…。

「らもさんが居なかったら当誌創刊は無かった」という、
雑誌「酒とつまみ」編集長・渡邉和彦×須田泰成特別対談。

娘さんである中島さなえさんのロングインタビュー。
※らも氏より奥さんの方が自由人だったとか!

そして掲載されてる全作品リスト…。
我ながら初期作は良く読んでますよ…。


※買ってみたら
 かなりコンパクトな本だった。ケータイと比較すると良く
 分かります。

破天荒でありながらシャイ、ぶっ飛んでいるかと思えば妙に生真面目、
その振り幅が魅力的な、らもさん入門編!

酒とつまみ編集部、及び「季刊25時」編集委員の松尾貴史氏ら、
それぞれに酒場にまつわるエピソードが飛び出すのが如何にもだ!

価格:税込500円
買って直ぐ、かなりの内容を読んでしまった。

そんなところも「らもさん本」らしい。
残りを読むのが楽しみです!

チャック・ベリー死去

2017年03月20日 | 洋楽
3/18、ロックンロールの創始者の一人として知られる伝説的な
ミュージシャンのチャック・ベリーが、米ミズーリ州の自宅にて
死去したとのこと。
享年90。倒れているところが発見されたというから、長く患い
入院の末では無かったのだろう。死因は不明。

「ジョニー・B・グッド」「スイート・リトル・シックスティーン」
「Oh キャロル」「ロール・オーバー・ベートーベン」など数多くの
ヒット曲で知られる。



1926年、同州セントルイス出身。
人種で分離された地区で黒人音楽やカントリーなどを聞いて育った。
黒人差別の激しかった55年に「メイベリーン」で全米デビューし、
人気歌手となったチャック・ベリー。

ビートルズやローリング・ストーンズ、ビーチ・ボーイズなど、
数多くのミュージシャンに影響を与えた。

ストーンズもジミヘンもJ・ウィンターも、皆チャック・ベリーの
カヴァーを発表したもんだし。

ロックバンド組んだメンツが最初にカバーするのは「ジョニー“B”
グッド」って相場が決まってたもんさ!

81年に初の来日公演を果たしたのが意外とも思える実績の持ち主。
86年にロックの殿堂入り。
今年、「90歳で38年ぶりのアルバムを発表する」として話題に
なっていた。

粋な歌い方やギターの技、ライブ演奏の巧みさ(ギターの背中担ぎや
ダックウォークなどなど!!)のほか、若者の心を捉える作詞家と
しても評価が高かった。

ストーンズのキース・リチャーズが熱狂的なファンだった事は有名。
ストーンズ、ブルース・スプリングスティーン、ビル・クリントンたちが、
彼の死を悼む声明を発表。



まぁ、才人に有りがちな変な部分もあったようで
その辺は拙ブログの2003年チャック来日情報ネタから発掘して
みたいと思います。

2003年05月18日
【ロックン・ロールの先駆者、チャック・ベリーの来日公演が決定】

数え切れない程のロックアーティスト達に影響を与えて来た、
「生きた伝説」チャック・ベリー。オリジネイターの生公演、
ダック・ウォークは必見か(チケットはいずれも7500円)!

なお、今回は日本人アーティストもゲストとして参加するそうで。
東京と大阪では、YO-KING、奥田民生、大木温之(The ピーズ)、
佐藤シンイチロウ(the pillows)の4人からなるO.P.Kingが
参加する予定。
また、福岡公演にはTHE HIGH-LOWSがゲスト出演することも決まった。



~大丈夫か?
みんな知ってると思うけど、御大は奇人だぞ!
「チャックを盛り立てよう!」ってコンサートを実録した「ヘイル、
ヘイル、ロックンロール!」じゃあ、まとめ役のキース・リチャーズ
(ローリング・ストーンズ)を困らせまくってるぞ。

リハでキースが弾くのギター・イントロに「そうじゃねぇ!」とダメ
出しまくり!
♪チャララチャララ♪・・・って誰が弾いても同じフレーズを「こう
弾くんだ!」と弾いて見せるが、どう聴いてもキースの音色と同じ(笑)!

それでも黙々と弾き、コンサートを成功させて「これで少しは恩返し
できた」とホッとするキース。
※ブルーズの息子ストーンズもチャック・ベリーの影響は隠せない。
 つ~かキースはギター始めた当初からチャック・ベリーがアイドル、
 影響受けまくりだった



「キースって、やっぱりイイ奴じゃん!」と、一気にキース株が上がった
なんてエピソードもあるくらいなんですな。

※つ~か、表で会ってキースが「よう、チャック」って挨拶したら
 イキナリ殴られたって話もあったな。さすがのキースも恩人を
 殴り返す事はしなかったらしいが・・・。

あと、60年代後半か70年代の話で
チャック・ベリー・バンドに飛び入りしたストーンズのメンバーに
気付かなかった御大が、「そこの!ギターの音しぼれ!」と指示。
言うこと聞かないから「オマエ降りろ!」とステージ降ろしちゃった
のも有名。

※客が「あ~あ」ってなったので、後でスタッフに聞いたら「ストーンズの
 キース達ですよ」と言われて「しまったな~」と後悔した…なんて御大は
 獄中で書いた自伝で告白しておられる。

なにを言いたいかと言うと、それくらい気難しいと言う事なのだ!
大丈夫か、みんな?あのキースがチンピラ扱いなんだぞ!

まぁ、案外チャック御大は「現地で調達した半分シロウト」くらいにしか
思わないかも知れないが(笑)。

米国ツアーなどでは、各地のセミプロを現地で調達し、キーだけ指示して
演奏させるなんてザラだったらしいから(勿論、経費を浮かせる為!)。

もっとも、B・スプリングスティーンなんて下積み時代にチャックの
バックを そうやって務め、「子供や孫に自慢するんだ!」と大喜び。
今でも良き思い出としているそうだが。

ゲストの日本人ミュージシャンも、そんな気持ちなんだろうなぁ。



だって自伝でも誇らしげに語ってるが、宇宙探査機のボイジャーに載せら
れたレコードに、「米国の音楽文化・ロックンロール」の代表として、彼の
曲が収録されているのだ。

地球外知的生命体や未来の人類が見つけて解読してくれる事を期待して、
地球上の生物・自然・文化データが収録されている「ゴールデン盤」。

そこに収録されている「アメリカ合衆国 ロックンロール」カテゴリー。
2:03の曲はチャック・ベリーの「ジョニー・B.グッド」!



イェー!
今も宇宙を飛んでるんだぜ!

チャック・ベリー、フォー・エバー!!