DJ曲はヒップホップに変わっていた。
1990年代の試合ポスターを眺めながら感慨に耽っていると
ジャージ姿でボクサーのようにスタンバっている男がいた。
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その男こそ、清水宏だった。
ジム内はアットホームな雰囲気。
普段はジムで練習しているであろう若いコや、年配の方々、
ファミリーも。
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しかし現れたあの男は「リング上では私が見えない事も
ありそうなので」とサンドバッグの前で語りだす。
マイク・トラブルあったのか、肉声を張り上げて。
「どうぞ、もっと近づいてくださ~い」などと呼び掛けて
すぐに自分の世界へ取り込んでしまった。
そこからは「ボクサーに対する敬意」「昔ジムに通おうと
したこと」などで掴み、海外にスタンダップコメディアン
として乗り込んだ珍道中(?)話で皆を笑わせた。
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昔、下北沢のスズナリで見たシンバル漫談と何一つ変わら
ないテンション。
息をするように汗をかく。
紅白歌合戦を「あれを見れば日本の現状が分かる」と、その
メチャクチャさを語り。
年末歌舞伎の演目にツッコミまくる。
「そんなの子供に聞かせてイイの!?」みたいなネタまで
喋り続け、場内を笑いに包んだ清水宏。
汗とも涎ともつかぬ物が私の袖に飛んできた。
ライトを浴びて輝きながらの放物線。
不快ではなかった。
あ、
いや、ちょっと困ったかも知れない。
いや、聖水浴びて嬉しい信者気分だったかも知れない。
いや、やっぱり困ったかも知れない。
…どっちなんだよ!!
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そんな突っ込み受けそうな感情が入れ混じってるうちに
イベントは終了となった。
最後は皆で記念撮影。「どうぞ、この後も御飲食を楽しんで
ください」と言って清水氏は去った。
今後も野口ジムで定期的に…なんて話もあったな。
定着して欲しいと思いつつ、続けて見に行くには北千住は
やはり私の居住地からは遠い。
次は彼のホームの一部と言える中央線イベントに行こうかな。
そんな事を考えながら北千住駅に向かった春の夜でした。
1990年代の試合ポスターを眺めながら感慨に耽っていると
ジャージ姿でボクサーのようにスタンバっている男がいた。
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その男こそ、清水宏だった。
ジム内はアットホームな雰囲気。
普段はジムで練習しているであろう若いコや、年配の方々、
ファミリーも。
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しかし現れたあの男は「リング上では私が見えない事も
ありそうなので」とサンドバッグの前で語りだす。
マイク・トラブルあったのか、肉声を張り上げて。
「どうぞ、もっと近づいてくださ~い」などと呼び掛けて
すぐに自分の世界へ取り込んでしまった。
そこからは「ボクサーに対する敬意」「昔ジムに通おうと
したこと」などで掴み、海外にスタンダップコメディアン
として乗り込んだ珍道中(?)話で皆を笑わせた。
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昔、下北沢のスズナリで見たシンバル漫談と何一つ変わら
ないテンション。
息をするように汗をかく。
紅白歌合戦を「あれを見れば日本の現状が分かる」と、その
メチャクチャさを語り。
年末歌舞伎の演目にツッコミまくる。
「そんなの子供に聞かせてイイの!?」みたいなネタまで
喋り続け、場内を笑いに包んだ清水宏。
汗とも涎ともつかぬ物が私の袖に飛んできた。
ライトを浴びて輝きながらの放物線。
不快ではなかった。
あ、
いや、ちょっと困ったかも知れない。
いや、聖水浴びて嬉しい信者気分だったかも知れない。
いや、やっぱり困ったかも知れない。
…どっちなんだよ!!
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そんな突っ込み受けそうな感情が入れ混じってるうちに
イベントは終了となった。
最後は皆で記念撮影。「どうぞ、この後も御飲食を楽しんで
ください」と言って清水氏は去った。
今後も野口ジムで定期的に…なんて話もあったな。
定着して欲しいと思いつつ、続けて見に行くには北千住は
やはり私の居住地からは遠い。
次は彼のホームの一部と言える中央線イベントに行こうかな。
そんな事を考えながら北千住駅に向かった春の夜でした。