1990年代終盤から2010年に掛けて野口ジムの代表選手は
鈴木誠と吉野弘幸だった。
しかし、デビュー戦から野口ジムで戦っている鈴木には
生粋育ちの印象あり、私は勝手に「老舗復興の旗手」と
感じていた。
小柄ながら好戦的で懸命に戦うファイト・スタイルも
好きで、KO率も高い好選手として応援した。
3度の防衛を果たした鈴木に挑んできたのが、ホープの
呼び名の高い無敗の新井田豊。
天才とも言われた新井田と努力で伸し上がってきた鈴木、
勝った方に世界の声が掛かりそうな一戦。
試合は新井田のベスト・ファイトとも言える内容だった。
いきなりの左フック、左アッパー、下がりながら足を踏み
替えての左ストレートが猛威を振るう。
速くて強いパンチの前にダウンを繰り返す鈴木。
懸命に前に出て新井田をロープに詰めて攻撃するも、逆転
ならず。
結果は9回TKOで新王者誕生となった。
鈴木の闘志を称え、敗戦を寂しく思う気持ちとともに、
「ついに日本からロイ・ジョーンズ的ボクシングを展開する
選手が現れた!」と、新井田の天才性に感激した程だった。
鈴木誠と吉野弘幸だった。
しかし、デビュー戦から野口ジムで戦っている鈴木には
生粋育ちの印象あり、私は勝手に「老舗復興の旗手」と
感じていた。
小柄ながら好戦的で懸命に戦うファイト・スタイルも
好きで、KO率も高い好選手として応援した。
3度の防衛を果たした鈴木に挑んできたのが、ホープの
呼び名の高い無敗の新井田豊。
天才とも言われた新井田と努力で伸し上がってきた鈴木、
勝った方に世界の声が掛かりそうな一戦。
試合は新井田のベスト・ファイトとも言える内容だった。
いきなりの左フック、左アッパー、下がりながら足を踏み
替えての左ストレートが猛威を振るう。
速くて強いパンチの前にダウンを繰り返す鈴木。
懸命に前に出て新井田をロープに詰めて攻撃するも、逆転
ならず。
結果は9回TKOで新王者誕生となった。
鈴木の闘志を称え、敗戦を寂しく思う気持ちとともに、
「ついに日本からロイ・ジョーンズ的ボクシングを展開する
選手が現れた!」と、新井田の天才性に感激した程だった。