あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

DOMMUNE冨田勲特集を観た

2018年09月04日 | 邦楽
~ということで。配信見ましたよ!

DOMMUNE 2018/09/04 (火)19:00~24:00 

Three Shells「冨田勲メモリアルコンサート」Presents
『REPRESENTATIVE COMPOSERS IN JAPAN 9』
「冨田勲 映像音楽の世界」SOUNDS OF TOMITA SPECIAL!!



出演:樋口尚文(映画監督)、西耕一(音楽プロデューサー)
服部玲治(日本コロムビア冨田勲担当)、宇川直宏(DOMMUNE
/声の出演)
冨田勲メドレーLIVE:竹本聖子(チェリスト)
冨田勲オマージュLIVE:齋藤久師(モジュラーシンセ)

9/17「冨田勲 映像音楽の世界」という冨田ファン感涙のビッグ
イベントの連動(?)イベント。

当日の演奏予定曲は、マイティジャック、キャプテンウルトラ、
ノストラダムスの大予言!



コンサートの監修者である樋口氏と、プロデューサーの西氏、
日本コロムビア冨田勲担当、服部玲治氏が大いに語る。

そして晩年の冨田作品のアルバムを手がけたDOMMUNE宇川直宏
代表もスイッチングしながら声の出演!
冨田勲像と天才的サウンドに迫る5時間!

…という事で、以下視聴しながらの我が感想。



「マイティジャック3枚組CDだと!? 音がイイ!! 」
「会場限定販売?こんなの直ぐ売り切れじゃん!!」

「マイティジャックは後で見たクチだ。 私兵と敵組織による
戦争モノじゃん…なんて印象も持った」
「・・・とはいえ、いきなり『ナチス』『ユダヤ』の話が始まった
のにはビビった」

「冨田勲メモリアルコンサート~特撮・アニメ・映画音楽特集、
行きますとも! 休みとりましたよ!チケット発券しましたよ!」
「宇川氏が聴取者の声を読み上げるが、特撮クラスタの指摘が!」
(気のせいか西さんが無口に・・・)



スタジオライブはチェリストの竹本聖子さんによる冨田勲作品
メドレー、そして齋藤久師さんによるモジュラーシンセによる
冨田勲再構築ライヴ。

「やっぱりミニムーグと言ってしまう。 おお、パピプペ親父!」
「・・・とは言え、ライブ演奏だとキース・エマーソン感が!」
「ここで爆裂音から宇宙飛行、漂うサウンド。一気にTOMITA!」
「最高!生演奏よかった! 」



「富田先生は『箪笥』という呼び名を好んでいなかった?」
「タンスは置いとくものだからね~と…」
「すいません、知ったかして『箪笥』と言ってました。
※タモリ倶楽部でも呼ばれたし」
「今後は別名(?『モノリス』と言います!」


「Dr.コッペリウスのエンディングでこの写真が大写しされた時は
泣けて泣けて・・・」
「同様の思いでDOMMUNE見てる人 多いだろうなぁ」

「一転、『きょうの健康』のサザエさん感!」
「チャーリーコーセィさんのバーがあるの!! 歌ってくれる!?」

「TOMITAフルートでスターウォーズ! フーリエの数式!」
「東映長編動画的ラジオドラマ+TOMITAシンセ・サウンド??」
「あかん、凄まじすぎて鼻血が出る!!」
「太陽の王子ホルスにシンセ劇伴が乗るようなエグさ! 宮崎さんも
高畑さんもビックリだよコリャ!」



「EDは『惑星』 追悼公演でエイドリアン・シャーウッドがLive Dub
Mixを披露した事も印象に深い。スタンバイ中に機材を「ボトッ!」と
落とした時にはどうなるかと思ったが、見事に勤め上げた」
「見事なLive Dub Mixでした」

~DOMMUNE冨田勲特集、お疲れさまでした。
言うまでもなく皆様のトーク、最高に面白かったです。

素晴らしいプログラムに感謝いたします。

アルバム感想「金属恵比須 武田家滅亡」

2018年09月04日 | 邦楽
金属恵比須の「武田家滅亡」を聴いた。

アルバムを重ねたマンネリ感が無い。21世紀の70年代ロック。

ヘヴィな曲を浄化する稲益ヴォイス。腰の座ったドラム。
手数を感じさせるベース。あらゆるスタイルを踏襲したギター。
七色の音を聴かせる鍵盤…素晴らしいです。



01:新府城
序盤のメロトロン、さすがです。視聴イベントでも解説あった、
ツェッペリン「カシミール」的へヴィなリフ。そしてシンセ。

02:武田家滅亡
殆ど繋がって開始されるアップテンポ曲。ベースの手数が多く、
スピーディー。ブリティッシュ香る和の戦国絵巻。
プログレでハード。サビはディスクユニオン新宿合唱団。
クレジットにもある。
当日片隅にいた者として、こんな素晴らしい盤に参加した事は
誇らしく、嬉しい。



03:桂
タイトルは北条夫人名。伊東潤氏が命名したとか。
一転してアコースティックなインスト・ナンバー。栗谷氏の爪弾く
クラシックギターにメロトロン、稲益さんの透明なスキャットが
重なっていく。

04:勝頼
金属恵比須版タルカス?
シンセが効果的、髙木総主席のEギターも圧巻。この辺はプログレと
いうよりハードロック。



05:内膳
「A面1曲の組曲」の雰囲気効かせまくりのピアノ曲。歌も出てきて
「新府城」のカシミール・リフ登場。

06:躑躅ヶ崎館
昨年に新垣隆氏とピアノ連弾を経験した髙木総主席の現代音楽的な
ピアノソロ。終盤には雷雨の音も混じってくる。

07:天目山
もはやアクアタルカスならぬアクア武田家。
いよいよ滅亡。メインテーマのリフレインから壮絶なエンディング。



08:道連れ
金属恵比須版タルカスA面は前曲で終わり。B面は小曲集…~とはいえ
良曲が続きます。
後藤マスヒロ氏による楽曲は、以前お披露目された時も好評だった、
ストレートなロック。ポップなメロディだが高木総主席が付け足した
プログレ風味は見事。



※画像は昨年10月のライヴ「戦国恵比須」のモノです

09:罪つくりなひと
PVは「お披露目会」で紹介されたが、稲益さんがマスヒロさんを追い
掛け回す「徒歩版デス・アーリードライバー」。
バラムチで叩くシーンがあるPVも珍しいが、NGもあって。OKが出る迄
マスヒロ氏は数度ムチで叩かれた…というのは曲そのものには無関係だから
コメントはこの辺で…。



10:大澤侯爵家の崩壊
ここでもピアノソロ登場。MJ氏?

11:月澹荘綺譚
三島由紀夫の同名短編小説がテーマ。それに相応しい10分の大作。
※誰だ「B面は小曲集」とか言ったヤツは?



それにしても幅広い。幅広いけど統一感がある。
高木氏のブルージーでエモーショナルでクレイジーなギターソロ
には舌を巻かされた。ちょっとコゾフっぽいじゃないですか!!

壮大な音世界の中でムーグ・シンセが鳴り響く感覚、ピアノが爪弾き
かれるされるシーンも効果的だ。
「ようこそマシーンへ」なシンセが強烈」。



「音」もイイ。
荒々しいのに、透き通ったサウンド。でも圧と芯が感じられる。
確かに「音がそこにある」。ZEPの『プレゼンス』の如き…

マスヒロさんのソロを経て、MJ氏の音作りがスケールアップしている
のが分かる。

まだまだ聴き込まなきゃなりません。
何度も聴いて味を楽しむ盤かも知れません。

金属恵比須よ、充実作を有り難う!!