新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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御朱印拝受「上野寛永寺」①

2015-09-06 17:45:04 | 神社仏閣
それでは上野公園の御朱印拝受の第1弾。上野公園周辺の寺院は東叡山寛永寺の伽藍・支院ですので、本日はその前半を紹介します。

上野には地下鉄で行きますので、下車すると上野駅広小路口に出ることになります。普通ですと西郷さんの銅像のある方から公園に入りますが、、この日は、東京都美術館の開園前に時間があるので、いくつか寺院にお参りをするつもりでした。それで広小路口から坂道を上り公園口に回りました。
土曜日の朝ですが、すでに博物館や美術館の見学者、動物園の見学者など大勢の人たちが集まりだしています。外国人も多くいます。

上野公園の駅際にあるのが「輪王寺両太子堂」です。隣接しているのが「寛永寺輪王殿」です。


「両太子堂」の御朱印です。ちょうど朝のお勤めの時間で、信者の方に交じってお勤めの終わるまで合掌させていただきました。なぜかと言いますと、納経所の係りの方も納経所の中から一緒にお経をあげておられたからです。

東京国立博物館と公園の大噴水の間の大通りを通り、東京芸大の二つの建物の間を通り右手に回り込むと奥突当りに「東叡山寛永寺」があります。この季節東京芸大の学園祭で大騒ぎですが、寛永寺まで来ますと流石まったく人がいません。9時前ですから参拝者もおりません。境内を掃除する関係者が一人だけです。寛永寺の本堂である「根本中堂」の正面でお詣りしてから御朱印を頂こうと思いましたら、中堂内で頂けると掲示が出ており、「根本中堂」の中に入らせていただき、御朱印を頂きました。このことは後で解説します。


寛永寺の御朱印です。いつみても立派な御朱印です。ほれぼれします。

さて寛永寺から出て、芸大の校舎の脇を歩いていきますとすぐに護国院があります。こちらには大黒天さんがおまつりされています。
この日は年配の女性が対応していただきました。ご住職の奥さんです。ご住職は、護国院のお仕事がない日は、寛永寺の方にお勤めされているようです。
その関連でいろいろ聞かせていただきました。まず、寛永寺さんの御朱印を見て、
『今日御朱印を書かれたお坊さんは、福島のお坊さんで、震災でお寺が倒壊されてしまい、しばらくの間寛永寺でお勤めされている』のだそうです。
さらに、前回寛永寺で御朱印を頂いたときは「根本中堂」のお隣の建物で頂いたような記憶があるといいますと、『土日は御朱印を頂きに来られるかたが多いので、本堂内で差し上げている』とのことでした。


「護国院」さんの御朱印です。蛇足ですが、前回御朱印を頂いたのはお嫁さんの方でした。奥さんとお嫁さんで対応しているようです。

それからずっと上野公園や都立上野高校の脇を下ってきます。土曜の朝ですからほとんど人影はありませんでしたが、不忍池付近に差し掛かりますと、どっと観光客であふれています。弁天堂の参道の左右には出店の準備も始まっています。観光客目当てでしょうか。家族連れの外国人もたくさんいます。
外国人はとりあえずお参りはするようですが、お守りなども販売している納経所には近づかないようで、この日はすぐにお朱印を頂けました。


「弁天堂」さんの御朱印です。独特の書体で、お坊さんが違っても同じような書き方なのは伝統なのでしょうか。

明日は「清水観音堂」さんです。

コメント
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