新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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お線香の忘れ物

2015-09-24 18:02:22 | ドライブ
車で丁度2時間5分、菩提寺の境内の駐車場に着いたのは朝の8時35分でした。既にもう1台の車が止められていました。
毎度の手順で、本堂ほかのお参りをしてから、手桶に水を汲み持参した供花と線香を持って墓地に入りました。

何時もの通りお墓にお詣りをして、ついでと言ってはなんですが同じ墓地内にある親戚のお墓にお線香を上げてから墓地の出口に向かいました。
墓地の出口には「六地蔵さん」が立っております。持参したお線香がいつも余りますので、せっかく火をつけたのですから残りを六地蔵さんにあげることにしております。

地面に水桶やら供花を包んでいた紙やらを置いて、お線香を上げることにしました。六地蔵さんの前には線香台が中央に大きめなのが一つと各お地蔵さんの前に小さめなのが六つ置かれています。煙の出ておるお線香を適当に分けて各線香台に置いていたところ、六地蔵さんの一番左側のお地蔵さんの足元の台座の脇に、お線香が一把置いてあるではありませんか。紙の帯が付いたままで、たぶん二把買ってお詣りをして、残った一束を何方か使ってくださいと入り口の六地蔵さんの台座のところに置いたのか、それとも私のように出口で六地蔵さんにお参りした時、残ったお線香を地面に置くわけにもいかず台座に置いて忘れてしまったのでしょうか。

今日は西の方から強い雨が近づいているそうです。天気予報では夕方から降り出すそうです。このまま置きっぱなしにしておけば湿ってしまうだけでなく、強い雨でお線香がぐずぐずになってしまうでしょう。気になりました。

一方こんなことも考えました。「お墓で転んではいけません」とか「お墓で物を拾ってはいけません」と聞いたことがありますよね。言い伝えです。
でもぐずぐずにお線香をしてしまうより、ここで火をつけて、六地蔵さんに手向ける方がずっと良いのではと思い直しました。
このお線香は線香の把の中に蠟引きの紐が3センチくらい入っていて、簡単に火が付くタイプでした。
いつの通り、六つの線香台とセンターの台にお線香を分けて手向けたのでした。
お彼岸中日明けの平日の朝は、こんな風に全く静かです。今朝は境内も墓地でもどなたにも会いませんでした。天気が良ければ二~三人のお墓参りの方に会うのですが。

秋の交通安全週間で大きな交差点には警官がたくさん出ています。より一層安全運転に努めた帰り道でした。
コメント
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