まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

月曜日もオープンのミュージアム:古代オリエント博物館

2012-07-08 01:26:21 | ミュージアム
人類文明の発祥の地古代オリエント、
エジプト、メソポタミア、ペルシア、シルクロード…
発掘された多くの出土品に幅広い資料が展示。
悠久の古代を知ることができるミュージアム。

常設展示はシリアの発掘、古代メソポタミアの文化
古代エジプトの文化など6つに分かれています。

ハンムラビ法典の「目には目、歯には歯」
単純に「やられたらやり返せ」と
言っているのではないことをあらためて知ることに。

現在でも欠かせない判子のルーツを探ってみると
判子の誕生は紀元前6000年頃の古代オリエント、
粘土に捺され、粘土による封印が長く続きました。
封印は鍵の役割も果たしていたのです。
商業活動が活発になって判子が誕生したというわけです。

首飾りの歴史も面白いですよ。
悪運除けのシンボルにカメ、
悪運や災害を予防する護符にハエのヘッドが
使われていたそうです。
ハエはちょっとねと思いますけれど…

聖徳太子や推古天皇が憧れた唐代の長安では、
ペルシャ趣味が流行していたのです。
当時の日本でも影響があったのかもしれませんね。

7月16日までのクローズアップ展示では
トルコ共和国カイセリ県遺跡調査プロジェクト。

カッパドキアに程近いキュルテペ遺跡の発掘を
岡山のノートルダム清心女子大とトルコのアンカラ大が
共同でしているようです。
ここでも日本とトルコのつながりがあったのだと
トルコ好きのまるみうれしくなりました。

ヒッタイト王国の起源を考えるうえで重要な遺跡、
今後の調査・研究に期待したいものです。

地味な博物館ですが、古代遺跡好きにはオススメ!

古代オリエント博物館
東京都豊島区東池袋3-1-4 文化会館7階
   
2012.6.18
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