映画 天使の分け前（銀座テアトルシネマ クロージング作品）

主人公のロビーは、喧嘩沙汰の絶えない若き父親。
本人の育った環境は悪過ぎたようですが、
自分の子どもにはそのような思いはさせたくないと思っています。

職はなく、厳しい現実から抜け出そうと
もがいてみてもイイことなし。
彼女も息子も手離して、
彼女の父親からお金を受け取ってやり直す

でも、ロビーは＜人生の師＞に出会えるのです。
初めて信じられるオトナに出会い、
明るい未来を手繰り寄せるのですが…

人生の大逆転劇を賭けたものは、超高級ウィスキー。
キルトをまとって出た旅は、いや

人は変わることができる、未来も自分の手で変えられる
こんな方法もあるんだとマネはしないでください。

英国ではケン・ローチ監督最大のヒット作となり、
昨年のカンヌ国際映画祭　審査員賞なども受賞した作品ですが、
このユーモア、受け入れられるオトナになりましょう。

樽入り超高級ウィスキー、せめて香りを
スクリーンに手を合わせたいまるみでした。

天使の分け前とは？
ウィスキーなどが樽の中で熟成される間に
年２％ほど蒸発して失われる分のこと。

銀座テアトルシネマ

２０１３．５．９