ショービジネスの原点を築いた興行師P.T.バーナム。
彼のサクセスストーリーが、心躍るミュージカル映画に。
エンターテイメントに人生と愛をからませて
物語としても見応えがあり、ゴージャスな作品です。
バーナムが生きた19世紀が舞台であるものの
ヒップホップにキレのあるダンス。
歌と踊りと空中ブランコ、う~ん、舞台で観たい
母親から疎まれ、世間に受け入れられず、
居場所のない人々が、
舞台に立っているのではあるけれど・・・。
運命に屈することなく、自分を受け入れ、
ありのままの自分でいることの素晴らしさを歌った
主題歌の「This is Me」他、楽曲にも共感し、
目頭を熱くしてしまったほどです。
色彩豊かな映像もまた昔のハリウッド映画を彷彿させ、
主演のヒュー・ジャックマンの魅力も存分に発揮し、
他のキャストもその魅力を活かした
歌唱と演技にも感動しました。
ヒュー・ジャックマンが7年をかけたという作品。
賛否両論あるP.T.バーナムに関する著作などを読みこなし、
ファミリー向けのミュージカルにしてはいるものの
現代的なメッセージを伝え、
考えさせる機会を与えているように思います。
監督:マイケル・グレイシー
出演:ヒュー・ジャックマン/ザック・エフロン
ミシェル・ウィリアムズ
レベッカ・ファーガソン/ ゼンデイヤ
2017年/アメリカ/105分
鑑賞日2018.2.22