「明治神宮鎮座百年祭」が行われていた明治神宮の
内苑にて開催中の「神宮の杜芸術祝祭」における
神宮の杜 野外彫刻展や宝物殿、さざれ石を巡り、
ここでしか手に入らない特製アート壁紙をもらえる
ウォークラリーも行われていました。
緑豊かな鎮守の森は、東京ドーム15個分と広大、
元は荒れ地同然であったそうですが、
1915年から人工林の造営が始まったそうです。
100年後に自然の森となることを目指し、
杉や檜ではなく、代々木の地に適した椎や樫を植樹。
全国から約10万本が献木されました。
そこに大きな虎を発見
ウォークラリー専用パネルのQRコードを
携帯電話等のカメラやアプリで読み取り、
特製アート壁紙が手に入れられたようですが・・・。
現在では約230種約3万6千本の植物が生育し、
絶滅危惧種や都内では珍しい動植物を含む
約3千種の生物が報告されているとか。
菊花展も開催中でした。
昭和20年4月、空襲により明治神宮の社殿の多くは焼失。
しかし、杜は人々の避難の場となり、
大きな被害は出なかったのだそうです。
燃えやすい針葉樹ではなく、照葉樹だったために
延焼を免れたのかもしれません。
荒れ地同然であった土地も百年後には、
都会に広がる奇跡の森、オアシスとなっています。
百年後の人間がこのようなイベントをするとは
思ってもみなかったことでしょう。
緑の杜を作り、遺してくださった全ての人々に
感謝しなければなりませんね。
そして、これからも永遠に続く杜へ。
1920年から2020年、あまりに変化の激しい100年でした。
人生100年などと言われるようになりましたが、
これからの100年はいったいどうなるのでしょう?
東京都渋谷区代々木神園町1-1
2020.11.1