明治時代後期の1891年、勝海舟は洗足池の池畔に
農家風の小さな別荘「洗足軒」を構え、
自身の埋葬の地に定めています。
ちなみに本宅は赤坂氷川(現在の東京都港区)です。
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東急池上線「洗足池」駅を下車するとすぐに洗足池。
勝海舟記念館も徒歩5分程のところにあります。
歴史に触れ、自然を楽しみながら
池畔を散策するのはいかがでしょうか?
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西郷隆盛(南洲)を悼み、海舟が建立した石碑の
「南洲留魂詩碑」には表面に西郷の作詞、
裏には海舟の西郷への述懐が刻まれています。
「南洲海舟 両雄詠嘆之詩碑」は、海舟を師と仰ぐ、
徳富蘇峰に詩を書いてもらい設立しています。
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勝海舟夫妻墓所
1899年77歳で死去した海舟ですが、
五輪の形式は生前に図案化して指示したもので、
「海舟」の文字だけを水輪に刻ませています。
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子ども達の元気な声が聞こえていた洗足池。
約1.2kmのバリアフリーの遊歩道を辿り、
池を周回することができますが、
その大部分は日陰で木に覆われています。
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洗足池駅側で小型ボートかスワンボートを借り、
水上で過ごすこともできますよ。
東京都大田区南千束2ー14-5
2021.11.11