東急グループの礎を創り上げた五島慶太氏が
収集したコレクションを中心に、
日本と東洋の古美術品約5000点を
保存・展示している五島美術館。
お休み中の町田市立博物館のコレクションより、
中国と東南アジアのやきもの約60点と鼻煙壺をはじめ
珠玉の中国ガラス約40点が公開された
「アジアのうつわわーるど」の特別展がありました。
お国柄を感じられるようなコレクションを堪能。
心惹かれたのは、11世紀~13世紀のクメール王国のもの、
現在のカンボジア、アンコール遺跡に通じるものです。
素晴らしい文化を持っていたと改めて感じました。
さて、五島美術館のお楽しみは庭園の散策。
多摩川が武蔵野台地を侵食してできた
国分寺から続く崖線の起伏が巧みに
取り入れられた斜面に広がる庭園が見事です。
武蔵野の面影を残していて散策にぴったり。
上野毛の地で楽しむ、古来からの日本の優美、
四季折々の風情を感じられ、
ちょっと贅沢な時間を過ごせます。
基本的に『崖』で、経路は、高低差が約35メートル、
ハイヒールや草履での散策は不向きです。
庭園散策後に二子玉川駅方面に出る
出口専用の門もあります。
東京都世田谷区上野毛3-9-25
2021.11.18