1月の歌舞伎座公演は、豪華な役者が揃いますが、
他に新橋演舞場、国立劇場、大阪松竹座など
お正月らしく歌舞伎を楽しめる機会が多いものです。
「新春浅草歌舞伎」は、若手歌舞伎俳優の登竜門として知られる
人気興行で、浅草歌舞伎ではあえて次世代の花形候補を
主役を含めた主要な役どころに配しています。
毎年楽しみにされている方も多いようですが、
まるみは、初めての浅草歌舞伎でした。
令和最初の年明けは、趣向を変えて楽しみました。
演目は、武智光秀の謀反を題材にした『絵本太功記』、
光秀一家の悲しみと情愛を描く義太夫狂言の名作。
『仮名手本忠臣蔵』の七段目『祇園一力茶屋の場』で
仇討ちを軸としたものです。
フレッシュな役者さんが揃っていて
野球ならフレッシュオールスターゲームといったところでしょう。
既にテレビなどでも活躍されている役者さんも多いですが、
これからの活躍が楽しみなところです。
中村米吉さんの女形に期待しているまるみです。
恒例の出演者による『お年玉(年始ご挨拶)』には、
地下鉄が不通になり、遅れて聞けなかったのが残念です。
浅草公会堂は新年の装いの華やかな和服姿の方々が多く、
公演も大入りでしたが、衰退しつつあったような
日本文化は継承されていることを実感するのでした。
出演:尾上松也/中村歌昇/坂東巳之助/坂東新悟/中村米吉/
中村隼人/中村橋之助/中村錦之助
浅草公会堂
東京都台東区浅草1-38-6
2020.1.25
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