備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

不可解な「飲酒検査」

2009-09-19 20:22:09 | ロシア


'07/06/05の朝刊記事から

不可解な「飲酒検査」

【モスクワ藤盛一朗】モスクワ郊外で、警察官に自家用車を止められ、「アルコール検査」を受けた。

古びた小型バスの中に入ると、白衣の女性が注射器に似たパイプを器具につなぎ、息を吹き込めという。
無論飲酒はしておらず、臆せず検査に応じた。
すると、「陽性です。飲酒はいつですか」。
素直に「前夜にビール1本」と答えた。
女性は警官を呼び、私はパトカーに移された。

警官は言う。
「医師の検査結果が陽性であり、あなたも飲酒の事実を認めた。免許取り上げです」。
飲酒は20時間前だ。
「本当に陽性というなら、ロシアの医学のレベルを疑いますね」と語気を強めて反論した。

再検査を求めてバスに入ると、白衣の女性はひるんだ表情を見せた。
まずは水を飲めという。
仕方なく、近くの露店で買ってきた水を飲んでいると、なぜか検査もせずに無罪放免に。
警官から「空腹だと陽性結果が出ることがある。しっかり食べてください。」と意味不明な指導を受けた。
「罰金」が目的だったのか、単なる誤りだったのか、いまだに釈然としない。


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バイオ燃料 生産増えて食品高値 長期化か

2009-09-19 19:56:41 | 経済


'07/06/05の朝刊記事から

バイオ燃料 生産増えて 食品高値 長期化か
中国の急成長も影


ガソリン代替燃料として注目されるバイオエタノールの生産増が食品の値上げをもたらしている。
原料のトウモロコシなどの作付けが増えて、大豆や柑橘果実の作付けが減り、これらを原料とするマヨネーズや果汁飲料が値上がりする構図。
中国などの消費増や天候異変といった地球規模の変化も複合的に絡んで、長期化は必至だ。

原油高でガソリン価格が上昇する中、米国や南米でトウモロコシやサトウキビを原料とするバイオエタノール生産が加速。
欧州ではバイオディーゼルとして菜種の需要も高まる。
このため、米国では大豆の作付面積が1割以上減った。

オレンジやグレープフルーツの主産地であるブラジルや米・フロリダ半島では、農家がバイオ燃料の原料栽培にシフト。
フロリダではハリケーンの影響も加わって栽培面積は17%減、収穫量は平年より3-4割減った。

値上げの要因として、経済成長で食生活が変化しているBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国の旺盛な需要も見逃せない。

さらに、オーストラリアの旱魃による小麦粉の価格上昇で、麺などが値上げされる懸念が出ているほか、大豆などの絞りかすを原料とする配合飼料も価格が上がり、肉や乳製品の価格が高騰する恐れ(虞)もある。

丸紅経済研究所の柴田明夫所長は「過去の値上げは天候不順による一時的なものだったが、バイオ燃料の生産拡大、巨大な人口を抱えるBRICsの急成長などで世界の食糧事情が構造的に変化している」と指摘。
値上がりは長期化するとの見通しを示している。


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