'07/06/03の朝刊記事から
ロ、富山の漁船拿捕
花咲港拠点乗組員17人
【ウラジオストク2日共同】在ウラジオストク日本総領事館とロシアメディアによると、ロシア国境警備当局は1日、極東カムチャツカ半島東方のコマンドル諸島付近で日本人乗組員17人が乗った富山県入善町の池田水産の「第88豊進丸」を拿捕し、同半島の中心都市ペトロパブロフスクカムチャツキーの港に向けて連行した。
ロシア通信は同船が違法操業の疑いで拿捕されたと伝えた。
同通信や関係筋の情報によると、同船は1日夜、ベーリング海のロシアの排他的経済水域(EEZ)内で国境警備艇に停船を命じられた。
当局は同船を調査の結果、実際の漁獲が申告の記載より14トン多く、魚種も申告にない高級なベニザケが含まれていたとしている。
'07/06/03の朝刊記事から
脱北者4人「韓国に行きたい」
聴取後、第三国出国か
青森県深浦町沖の日本海で木造船に乗っているところを見つかった、北朝鮮から脱出したとみられる男女4人は2日、青森県警などの調べに対し「北朝鮮には人権がないので韓国に行こうとした」「5月27日に北朝鮮の清津から出港した。国境付近の警備が厳しく日本を目指した。新潟へ入港するつもりだった」などと供述した。
県警は、入管難民法違反(不法入国)の疑いで4人の身元や入国の経緯などを捜査。
仙台入国管理局の入国審査官も事情聴取し、一時的な上陸や第三国への出国を認めるのかどうか、対応を検討している。
処遇が決まるまで4人の身柄は、県警におかれる見通しだが、今後、希望すれば第三国への出国が現実的で、北朝鮮に強制送還される可能性は低いと見られる。