備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

080131 中国製 またか 冷凍ギョーザ食中毒

2012-07-06 20:06:14 | 社会

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Kodak DC4800


’08/01/31の朝刊記事から

中国製 またか 冷凍ギョーザ食中毒
行政1カ月放置 下痢、嘔吐訴え続出


中国製の「食の信頼」がまた揺らいだ。30日発覚した冷凍ギョーザによる食中毒事件。殺虫剤が検出され、健康被害を訴える人が続出、商品は店頭から消えた。最初の異変は1カ月前。行政機関や業者の連携の悪さで被害が拡大した側面も。「なぜもっと早く知らせてくれないのか」。置き去りにされた消費者の不安と不信は一気に高まった。

最初に千葉市の家族が異常を訴えてから1カ月。この間、自治体や厚生労働省の連携はなく、事態の公表もなされなかった。

厚労省などによると、最初の発生は昨年12月28日。冷凍ギョーザを食べた千葉市内の母子が下痢や嘔吐などの症状を訴えた。こうした事態が表に出ないまま、1月5日と22日に、兵庫と千葉の8人に同様の症状が起こっていた。

厚労省が一連の事案を把握したのは今月29日午後9時。ジェイティフーズを所管する東京都からの連絡だったという。厚労省によると、食品衛生法は、食中毒事案について医師、保健所が都道府県知事に報告、調査するよう定めている。中でも、患者が50人を超えるか超える虞がある場合や、50人を下回っても①死者が出た②原因が輸入食品に由来する可能性がある―ケースでは、省令で厚労省への報告を求めている。

今回の食中毒は中国製ギョーザによるものとされるが、発生直後は原因がはっきりしなかったことから、自治体から厚労省への連絡はなかった。

最初の発生地となった千葉市。当初段階でギョーザを販売したコープ側から「食べ残しの微生物検査をしたが、通常の食中毒を疑わせる結果は出なかった」との報告を受けた。症状を訴えたのも2人だけだったため厚労省への届け出も公表していなかったという。

市川市でも5人が発症という事態を千葉県が知ったのは今月23日。吐き下した物や便を調べたが、細菌性やウイルス性のものは検出されず「むしろ事件性を疑った」(担当者)という。

警察庁によると、兵庫県警と千葉県警の科学捜査研究所(科捜研)が有機リン系殺虫剤のメタミドホスを検出したのはいずれも同29日。30日になってそれぞれ警察庁に報告があったため、厚生労働省に連絡、被害が広がる虞があるとして公表を決めた。

兵庫県は29日の時点で、殺虫剤に関する情報を得ていたが、消費者に公表もせずスーパーや小売店への注意もしていなかったという。

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