’08/02/03の朝刊記事から
「原料から混入可能性は低い」
生協連が調査結果公表
中国製ギョーザの中毒事件で、日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)は2日、製造元の「天洋食品」工場での調査結果を公表し、有機リン系薬物「メタミドホス」がギョーザの原料から紛れ込む可能性は「ほとんどない」とした。被害を出した一部商品の包装袋に穴が開いていたことから、今後は工場内に鋭利な物がないか調べるという。
日本生協連によると、現地で天洋食品と契約する生産農家の農薬使用履歴を取り寄せたところ、千葉県で中毒が発生した昨年10月20日に製造されたギョーザの原料について、白菜などにメタミドホスが使用された記録はなかった。
会見した飯村彰常務理事は「原料から農薬が紛れ込む可能性はほとんどない」として、中毒は事故か何者かによる故意の可能性があるとの認識を示した。