'08/10/03の朝刊記事から
こんにゃくゼリー事故続発
製品回収を要請 野田担当相
野田聖子消費者行政担当相は2日、こんにゃくゼリーをのどに詰まらせる死亡事故が相次いでいるため、製造元の食品会社「マンナンライフ」(群馬県富岡市)の鶴田征男会長ら幹部を内閣府に呼び、該当の商品「蒟蒻畑」の自主回収を検討するよう要請した。
マンナンライフ側は「検討させてほしい」と答えた。
また内閣府によると、鶴田氏は「この商品はいつかは消える運命にあると思う」とも述べ、将来的な販売中止の可能性も示唆したという。
こんにゃくゼリーについては先月20日に兵庫県の1歳の男児が死亡した事故を受け、消費者団体が販売禁止を求めている。
野田市は「こんにゃくゼリーで既に17人の命が奪われており、大変痛ましい。事態を厳しく受け止めている」と述べ、詰まりにくいように商品の形状を変更するなど効果的な再発防止策も促した。
マンナンライフ側は子どもや高齢者が食べないよう警告の表示を見やすくしたり、袋だけでなくゼリー1個ごとの包装にも表示するなどの対策を講じていくと説明した。