古新聞

 何年か前の新聞記事 070110

081128 インド同時テロ 10邦人 脱出できず  武装集団ホテル占拠

2024-06-12 15:33:16 | 紛争
DCP_0208

’08/11/28の朝刊記事から

インド同時テロ 10邦人 脱出できず
 武装集団ホテル占拠 人質20ー30人


【ムンバイ27日共同】インド経済の中心都市、西部ムンバイの高級ホテルなど十カ所がイスラム過激派とみられる武装グループにほぼ同時に襲撃され日本人二人を含む多数が死傷した同時テロで、インド治安部隊は二十七日、外国人客らを人質にし二つのホテルに立てこもった犯行グループの制圧と人質解放に向けた作戦を展開した。
トライデントホテルでは五十人余りの特殊部隊が集結して突入の構えも見せており、緊張が高まっている。




DCP_0210

治安部隊が制圧作戦

 インドのPTI通信によると、死者は百二十五人、負傷者は三百二十七人になった。

 両ホテルでは断続的に爆発音や銃声がひびいており、散発的な戦闘が行われているもようだ。
客の一部は救出されたが何人が内部にいるのか確実な情報はない。
河村建夫官房長官は同日夕、トライデントホテルに七人、タージマハルホテルに三人の日本人が滞在していると明らかにした。
人質ではなく安全な状態だが、危険回避のためホテルの外に出られないという。

 外務省は27日午後、現地に住む日本人二百六十八人全員と、現地出張が把握された三十人のうち死傷した二人を除く二十八人の無事を確認したと発表した。




DCP_0215

 ロイター通信によると、地元マハラシュトラ州警察幹部は、トライデントには人質がおり、慎重に作戦を進めていると説明。
ロイターによると、同ホテルには百人以上が部屋などに取り残されており、二十〜三十人が人質になっているもよう。
犯行グループは十〜十二人と見られる。

 犯行グループは二つの高級ホテルのほか、国鉄駅、レストラン、ユダヤ教施設、二つの病院などを襲撃した。

 犯行声明を複数の報道機関に寄せた「デカン・ムジャヒディン」を名乗る組織の実態は分かっていない。
犯行グループの一部は地元テレビに対し、インドのイスラム教徒は苦しめられているとし、拘束されているイスラム過激派メンバーの解放を求めた。

 テロでは三井丸紅液化ガス関東支店課長、津田尚志ひさしさん(38)が死亡、同社東北支店の支店長、結束けっそく達也さん(44)が負傷した。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。