鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

沼田城・前編~河岸段丘を登って

2019-02-17 | 城郭【続日本100名城】


2 0 1 8 年 8 月 2 5 日 ( 土 )

午 前 8 時 3 8 分

群 馬 県 沼 田 市

J R 沼 田 駅





JR沼田駅を出て、



駅からのびる道を歩いていきます。
駅前は閑散としていて、とても沼田市の中心駅とは思えません。

そして、信号機のある交差点を過ぎた先にある坂・・・



この傾斜!



あっという間に、振り返ると絶景。



沼田駅から上る坂は、瀧坂というようです。



この曲がりっぷりもなかなかの「名坂」ですねぇ。
私はこの時すでに汗ダックダクだったのですが・・・。
左の階段が、沼田城へのショートカットとなっていますが、この階段もなかなか手ごわかったです・・・。

階段を抜けるとそこは・・・



さらなる急坂!
この坂は瀧坂の小径というそうです。



上り坂の左側には、滝のように流れ落ちるであろう水路がありました。
このときは水がかれていましたが、これがゆえに「瀧坂」という名がついているのでしょうか。



この傾斜!!


瀧坂の長さは約900メートル、標高差は約75メートルといわれているようです。
ということで、斜度は平均8.3%らしいのですが・・・実際はもっとキツイです。
ま、あくまで平均が8.3%ですからね。



ほうほうの体で、坂の上に到達。
ここでようやく沼田の市街地に入ります。



真っ赤な真田の自販機。
「戦国無双」真田信繁さんが描かれておりますなぁ。
沼田城さんは「真田の城」ってことで売り込んでいるようですね。


坂の上の道をそのまま進んでいくと、



沼田城址である沼田公園入口に着きました。



【今回の移動記録】



JR沼田駅 8時38分発
沼田公園入口(沼田観光案内所) 8時58分着

*所要時間 20分
*移動距離 1.1km(地図中の○2つの間に屋根つきの階段があります)




午 前 8 時 5 9 分

沼 田 公 園


沼田公園に入ってそのまま100メートルほど進み、



左手に沼田観光案内所が現れます。
100名城スタンプもこちらでもらえます。
沼田城の資料を入手するためにも、ここはぜひとも立ち寄ってきます。



116番、沼田城!
絵柄はどこなんでしょう・・・これは登城してからのお楽しみですね。



「真田の殿に大変身!」のコーナー・・・私はスルーしましたけどね。
左は、真田昌幸割天衝(わりてんつき)之兜皺革包昇梯子文仏(しぼかわづつみのぼりはしごもんぼとけ)二枚胴具足
次は、真田信繁鹿角脇立之兜赤備之具足
右ふたつは、真田信幸唐冠形(とうかんなり)&・・・何らかの具足。

さすがに沼田は信幸兄さんの居城だっただけあって、信幸の甲冑セットだけ2着ありましたが、具足が雑な気が・・・。



案内所に展示されている、往時の沼田城のジオラマ。
沼田城の遺構は、現在ほとんど残っていないのです。

 

 

このジオラマでも、河岸段丘のへりに築城されていることがよくわかります。




外に出ました。
ロータリーに立っているのは、どの真田さんだろう?
そしてひっそりと立っている胸像は、誰だろう???



近くに立っている碑文。
寿楽園碑というそうで、廃城となっていた沼田城が公園に整備された経緯が刻まれているそうです。
そしてこの公園を私費を投じて整備したのが、胸像にもなっている久米民之助です。
彼自身はこの公園を「寿楽園」と名付けたようですが、市民は「久米公園」と呼んでいたそうです。
その後この公園は「沼田公園」となり、現在に至ります。


荒廃していた沼田城は、久米の尽力で整備されたものの、遺構が保存されることとなったのですね。
先人の努力に感謝しつつ、沼田城へと参ります。






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