浜松城【浜松市指定史跡】の訪問を終え、浜松餃子をたっぷり胃袋に送り込んだ私は、次の城へと動きます。
めざす先は、西。
13時20分発 東海道線 普通電車 岐阜行きに乗車します。
岐阜行きの電車に乗るとはいっても、岐阜はおろか名古屋までは行きません。
13時20分、電車は定刻どおり発車。
浜松から先は車両が8両なので、悠々と座席を確保できます。
そうそう、キオスクで飲み物を買うついでに、食後のお菓子を買ってみました。
玉華堂のみそまんじゅう(105円)です。
直径は約6センチ、高さは約1.5センチと、小ぶりなおまんじゅうですが・・・
みそまんじゅう、うまい!
味噌は前面に出てくるのではなく、あくまで風味として登場する程度です。
かわは味噌風味、その後に黒糖や蜂蜜の風味が追いかけてくる、といった具合。
中のあんこは、言うに及ばず甘いですねぇ。
浜松駅から2駅目の舞阪駅を過ぎると、電車は浜名湖を渡っていきます。
浜名湖に浮かぶ埋立地にある弁天島駅を過ぎ、
さらに浜名湖を渡ります。
進行方向右手に浜名湖競艇が見えてきたら、浜名湖の景色はおしまい。
電車は新居町駅へ。
う~む、今回も天気の良くない浜名湖の画でしたね・・・。
そして13時55分、
豊橋駅で下車しました。
【今回の乗車記録・其之壱】
JR東海 [CA34]浜松駅 3番線 13時20分発
[CA]東海道線 普通 岐阜行き 8両
[CA42]豊橋駅 7番線 13時55分着
*所要時間 35分
*移動距離 36.5km
*運賃 18きっぷ使用(使用しない場合、670円)
「城攻め」は? もちろんやっていきましたよ~。
【今回の「城攻め」成果】
[CA]東海道線
13時20分 [CA34]浜松駅 出発
13時30分 [CA36]舞阪駅 宇津山城(湖西市)を攻略
13時55分 [CA42]豊橋駅 到着
豊橋駅といえば、乗り鉄の世界では「秘境駅の宝庫」として知られるJR飯田線の起点ですが・・・
お城業界でも、続日本100名城のひとつである吉田城の最寄駅であります。
最寄駅・・・とはいいましたが、この豊橋駅から吉田城へは別の電車で向かうこととします。
豊橋駅東口のペデストリアンデッキから下ると、豊橋鉄道市内線の駅前停留場へ。
城攻め旅では函館以来の路面電車です。
今度の電車は、14時03分発 市内線 赤岩口行きです。
ちなみに「市内線」「豊橋市電」は通称で、本名は
こちらが市内線の時刻表。
市内線に限れば、運賃はどこまで行っても大人150円、子供は80円。
料金は均一なので、前から乗って、運賃を先に払うことになります。
降りるときは、中ほどの扉から。
それより気になるのが、「炎の祭典」という案内文。
平成30年9月8日(土)、まさに私が豊橋を訪れたこの日に、「炎の祭典」なる催しが執り行われるのです!!!
某氏は烈火のごとく憤慨し、鬼ヅモ会員は狂喜乱舞しそうな、なんというドンピシャ!なネーミングの催し物。
「炎の祭典」の登場に、逸る気持ちをおさえて市電に乗車。
駅前停留場から4つ目、
市役所前停留場で下ります。
「役」の字に少しばかりの違和感を感じる、市役所前停留場。
そのそばにある信号を渡り、
豊橋市公会堂【国登録有形文化財】の脇の道へ入り、
豊橋市役所庁舎が見える方へ歩いていきますと、
吉田城があった豊橋公園に到着しました。
【今回の乗車記録・其之弐】
豊橋鉄道 ①駅前停留場 14時03分発
■市内線(東田本線) 赤岩口行き
⑤市役所前停留場 14時09分着
*所要時間 6分
*移動距離 1.4km
*運賃 150円
豊橋公園の門から入ると、早速吉田城の案内板があります。
吉田城の縄張りは輪郭式と呼ばれるもので、中心に本丸があり、二の丸、三の丸が取り囲むように配置しています。
本丸の背後は豊川が流れており、見方によっては「背水の陣」とも考えられます。
岡崎城で今川氏真から独立した徳川家康はまず吉田城を攻め取りましたが、「背水の陣」となっている縄張りを嫌ったため、吉田城に本拠地を移すことはありませんでした。
公園を取り囲んでいる三の丸土塁。
三の丸と城外を隔てる空堀を造成した際に、掘り起こされた土砂で造られたものです。
現在は豊橋公園を取り囲む外壁の役割を果たしています。
芝生の真ん中に立っているのは、戦災復興碑だそうです。
「○○の像」というタイトルはとくにないのだとか。
このあたりは二の丸口門という二の丸へと通じる門が構えていたそうです。
公園化によって、吉田城の空堀はあらかた埋め立てられてしまいました。
入口付近の三の丸、復興碑付近の二の丸の境界は、今となってははっきりと区別できませんでした。
いつの間にか二の丸に入っていた、そんな印象を受けました。
しかし・・・
二の丸と本丸を隔てる内堀は健在です。
そして、本丸を取り囲むように造成された石垣もまた、健在。
二の丸から本丸に向かって左側は、千貫櫓跡の石垣。
右側は辰巳櫓跡の石垣です。
石垣の登場で一気に盛り上がってきた感のある、吉田城の訪問。
これより、石垣豊かな本丸へと足を踏み入れます。
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