ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

低価格競争の過熱に異議

2009年07月15日 | 仕事
<第3のビール、79円で販売 ダイエーが期間限定で>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年7月15日

 ダイエーは15日、独自ブランド(PB)商品の第3のビール「バーゲンブロー ノイヴェルト」(350ミリリットル缶)を17日~8月2日の期間限定で通常価格より10円安い79円で販売すると発表した。

 ビール系飲料の独自ブランド「バーゲンブロー」シリーズの販売量が約10年で3億本に達したことを記念し値下げする。500ミリリットル缶は15円安い110円。値下げ期間中に計約110万本の売り上げを見込む。

 第3のビールをめぐっては、イオンとセブン&アイ・ホールディングスが7月下旬から100円のPB商品を発売する予定で、低価格競争が激しさを増している。
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79円です。酒税込みですから、実質の価格は半分とは言いませんがそれに近いものだと推測できます。何しろ酒税は倍加とは関係なく一切まかりませんから。(笑)
間違いなく清涼飲料より実質的に安いことになります。手間は遥かにかかっているはずなのに。。。

安いことは嬉しいです。特に本来の価値に比べて価格が割安感がある程、嬉しさが増し、手を伸ばしたくなります。簡単なことです。
但し、その価格で手に入ることが判った瞬間、生活者はその価格を超えての価値を認めなくなります。
メーカーに身を置くオヤジとしては寂しいことです。

何しろプライベートブランドと言われるものには基本的にクリエイティビティの欠片も感じません。
そういった価値を産み出すコストは他人任せにして、売れる商品・コンセプトと解った瞬間にコスト面だけに焦点を絞って、その亜流を開発という名のもとに世に出していくのです。

勿論、オヤジだって買う側に回れば、時にそれに手を伸ばします。
生活者にとって安さに相応の品質の信用が伴えば確かなメリットだからです。
その結果、代償として経済の停滞、縮小に繋がります。
回るお金の額が少なくなっていくのですから、考えてみれば当たり前です。

オヤジが言いたいのはムリして高いものを買えということではありません。お金の使い方の選択の視点を少し見直してみるべきなのではということです。
オヤジとて、それがホントに正しいことかの確信はありませんけど。
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