<世界的な指揮者の若杉弘氏死去>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年7月22日
新国立劇場オペラ芸術監督で世界的な指揮者として知られる若杉弘(わかすぎ・ひろし)氏が21日、多臓器不全のため死去した。74歳だった。密葬は近親者で行われる。後日、お別れの会が行われる予定。喪主は妻、長野羊奈子(ながの・よなこ)さん。連絡先は、新国立劇場運営財団。
昭和10年、東京都生まれ。東京芸大卒。読売日響常任指揮者、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督(GMD)、ドレスデン国立歌劇場およびシュターツカペレ常任指揮者、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者、東京都響音楽監督、NHK交響楽団正指揮者などを歴任。平成10年オープンのびわ湖ホールの芸術監督として行ったベルディの歌劇シリーズの上演は高い評価を得た。
平成19年秋のシーズンからは新国立劇場オペラ芸術監督。オペラ、コンサート両方に深く精通した指揮者として貴重な存在だった。日本芸術院会員。東京芸大名誉教授。
◇
音楽評論家の東条碩夫(ひろお)さんの話「ワーグナー『神々の黄昏(たそがれ)』など名作オペラの日本初演を数多く手がけた。抜群だったのはプログラミングのうまさ。オペラやオーケストラでもタイムリーに、クラシック愛好家がいつもうなるような内容だった。少年時代に芝居を好み、そこからオペラが好きになり、生涯オペラを愛してやまない人だった。本番の日の朝、劇場内を歩くだけでその状態が分かるほどの根っからの劇場人だった」
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今日、営業車でラジオをつけたら、NHK-FMで若杉弘を偲んでという番組をやっていて、昨日記事を見たのを思い出しました。
また一人、日本のクラシック音楽の発展に大きな足跡を残した巨匠が逝きました。
オヤジは、大フィルの定期会員だった時に必ず年1回は若杉さんが振っていた演奏を聴いていました。
肥満のオヤジには羨ましいスリムな体型で、スっと背筋が伸びた何とも気品のある立ち姿、手首というよりも肘を使った独特な振り方でキビキビとした指揮ぶりが印象的でした。
オヤジが大学でオーケストラを始める前に、ジュネスのオーケストラで振っていたテレビを視たことがありますが、ぜひ一度ご指導いただきたかった指揮者です。
ご冥福をお祈りします。合掌。
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年7月22日
新国立劇場オペラ芸術監督で世界的な指揮者として知られる若杉弘(わかすぎ・ひろし)氏が21日、多臓器不全のため死去した。74歳だった。密葬は近親者で行われる。後日、お別れの会が行われる予定。喪主は妻、長野羊奈子(ながの・よなこ)さん。連絡先は、新国立劇場運営財団。
昭和10年、東京都生まれ。東京芸大卒。読売日響常任指揮者、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督(GMD)、ドレスデン国立歌劇場およびシュターツカペレ常任指揮者、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者、東京都響音楽監督、NHK交響楽団正指揮者などを歴任。平成10年オープンのびわ湖ホールの芸術監督として行ったベルディの歌劇シリーズの上演は高い評価を得た。
平成19年秋のシーズンからは新国立劇場オペラ芸術監督。オペラ、コンサート両方に深く精通した指揮者として貴重な存在だった。日本芸術院会員。東京芸大名誉教授。
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音楽評論家の東条碩夫(ひろお)さんの話「ワーグナー『神々の黄昏(たそがれ)』など名作オペラの日本初演を数多く手がけた。抜群だったのはプログラミングのうまさ。オペラやオーケストラでもタイムリーに、クラシック愛好家がいつもうなるような内容だった。少年時代に芝居を好み、そこからオペラが好きになり、生涯オペラを愛してやまない人だった。本番の日の朝、劇場内を歩くだけでその状態が分かるほどの根っからの劇場人だった」
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今日、営業車でラジオをつけたら、NHK-FMで若杉弘を偲んでという番組をやっていて、昨日記事を見たのを思い出しました。
また一人、日本のクラシック音楽の発展に大きな足跡を残した巨匠が逝きました。
オヤジは、大フィルの定期会員だった時に必ず年1回は若杉さんが振っていた演奏を聴いていました。
肥満のオヤジには羨ましいスリムな体型で、スっと背筋が伸びた何とも気品のある立ち姿、手首というよりも肘を使った独特な振り方でキビキビとした指揮ぶりが印象的でした。
オヤジが大学でオーケストラを始める前に、ジュネスのオーケストラで振っていたテレビを視たことがありますが、ぜひ一度ご指導いただきたかった指揮者です。
ご冥福をお祈りします。合掌。