<パチンコ店放火、容疑の41歳逮捕「誰でもよかった」>
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2009年7月6日
大阪市此花区でパチンコ店が放火され、客や従業員計4人が死亡し、19人が重軽傷を負った事件で、大阪府警は6日、殺人と殺人未遂、現住建造物等放火の容疑で、職業不詳、高見素直(すなお)容疑者(41)=大阪市此花区春日出北1丁目=を逮捕したと発表した。府警によると同日午後、「大阪のパチンコ店のことで来た」と山口県警岩国署に出頭してきたという。府警は身柄を捜査本部のある府警此花署に移し、動機などを詳しく調べる。
府警によると、高見容疑者は5日午後4時15分ごろ、同市此花区四貫島(しかんじま)1丁目のパチンコ店「cross(クロス)―ニコニコ」の入り口付近で、ガソリンをまいたうえマッチで火をつけ、同店(約443平方メートル)を全焼させ、客と従業員計4人を死亡させたうえ、多くの人に重軽傷を負わせた疑いが持たれている。
高見容疑者は「仕事も金もなく、人生に嫌気がさした。通り魔みたいに誰でもいいから人を殺したいと思い、人が多数いるところにマッチで火をつけた」と供述し、容疑を認めている。マンションでひとり暮らしをしており、消費者金融に借金があったという。
府警によると、高見容疑者は「店には自転車で行った」と供述し、パチンコ店近くで高見容疑者の乗っていた自転車が見つかった。さらに、パチンコ店の防犯カメラに映っていた映像と、高見容疑者の事件当時の説明が合致することなどから逮捕したと説明している。
事件後は、いったん自宅に戻り、電車でJR岡山駅まで行き、駅近くのビジネスホテルで1泊。翌6日午前9時ごろ、電車で山口県岩国市に到着し、同日正午過ぎに岩国署に出頭した。逮捕時の所持金は約6万円だった。
府警は、高見容疑者が事件前にもパチンコ店に客として通っていたとみている。
府警が明らかにしたパチンコ店員の目撃証言によると、放火した男は店の南東側の入り口から青色のバケツを持って店内に入り、無言でいきなり中の液体をまいて火を付けて別の入り口から逃走した。その後、パチンコ店の隣のビルの階段付近に、中に数リットルのガソリンが入った携行用の小型タンクが残されていたことが判明。さらに事件当日の5日午後、現場近くのホームセンターでガソリン携行用のタンクと青色のプラスチック製バケツ、マッチを購入したり、タンクを持って近くのガソリンスタンドでガソリンを買ったりした男がいたことも府警は把握していた。
このガソリンスタンドの関係者によると、男はパチンコ店が放火される約20分前の5日午後3時55分ごろに来店。男はホームセンターの商品とよく似たタンクでガソリン10リットルを買った。 府警によると、高見容疑者はこうした目撃証言について自分だったと認めている。
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人生に嫌気がさすのはその人の勝手ですが、だから関係の無い人を殺そうという発想の身勝手さには大いに憤りを感じます。
物事がうまくいかない時に「自分はこんな頑張っているのに・・・」と思う心の中でその原因や責任を周囲、社会に求めるのはありがちなことです。
自分が被害者であることはとても心地が良いのです。でも、その人自身そんな心地良い場所を選択しているのは、実は自分自身なんです。
そして、そんな状況を変えるも変えないも自分が判断し、自分で動くしかないのです。
この人は状況の変え方を誤りました。
こんなことができる意思と行動力があるのだったら、もっと違う選択肢があったはずなのに。
これで自分の状況を本当に自分では変えられない立場に追い込んでしまったのです。この人はそれに気付いたでしょうか。まだ、こんな立場になってしまったのも社会のせいだと思い続けるのでしょうか。
犠牲となられた方のご冥福をお祈りします。合掌。
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2009年7月6日
大阪市此花区でパチンコ店が放火され、客や従業員計4人が死亡し、19人が重軽傷を負った事件で、大阪府警は6日、殺人と殺人未遂、現住建造物等放火の容疑で、職業不詳、高見素直(すなお)容疑者(41)=大阪市此花区春日出北1丁目=を逮捕したと発表した。府警によると同日午後、「大阪のパチンコ店のことで来た」と山口県警岩国署に出頭してきたという。府警は身柄を捜査本部のある府警此花署に移し、動機などを詳しく調べる。
府警によると、高見容疑者は5日午後4時15分ごろ、同市此花区四貫島(しかんじま)1丁目のパチンコ店「cross(クロス)―ニコニコ」の入り口付近で、ガソリンをまいたうえマッチで火をつけ、同店(約443平方メートル)を全焼させ、客と従業員計4人を死亡させたうえ、多くの人に重軽傷を負わせた疑いが持たれている。
高見容疑者は「仕事も金もなく、人生に嫌気がさした。通り魔みたいに誰でもいいから人を殺したいと思い、人が多数いるところにマッチで火をつけた」と供述し、容疑を認めている。マンションでひとり暮らしをしており、消費者金融に借金があったという。
府警によると、高見容疑者は「店には自転車で行った」と供述し、パチンコ店近くで高見容疑者の乗っていた自転車が見つかった。さらに、パチンコ店の防犯カメラに映っていた映像と、高見容疑者の事件当時の説明が合致することなどから逮捕したと説明している。
事件後は、いったん自宅に戻り、電車でJR岡山駅まで行き、駅近くのビジネスホテルで1泊。翌6日午前9時ごろ、電車で山口県岩国市に到着し、同日正午過ぎに岩国署に出頭した。逮捕時の所持金は約6万円だった。
府警は、高見容疑者が事件前にもパチンコ店に客として通っていたとみている。
府警が明らかにしたパチンコ店員の目撃証言によると、放火した男は店の南東側の入り口から青色のバケツを持って店内に入り、無言でいきなり中の液体をまいて火を付けて別の入り口から逃走した。その後、パチンコ店の隣のビルの階段付近に、中に数リットルのガソリンが入った携行用の小型タンクが残されていたことが判明。さらに事件当日の5日午後、現場近くのホームセンターでガソリン携行用のタンクと青色のプラスチック製バケツ、マッチを購入したり、タンクを持って近くのガソリンスタンドでガソリンを買ったりした男がいたことも府警は把握していた。
このガソリンスタンドの関係者によると、男はパチンコ店が放火される約20分前の5日午後3時55分ごろに来店。男はホームセンターの商品とよく似たタンクでガソリン10リットルを買った。 府警によると、高見容疑者はこうした目撃証言について自分だったと認めている。
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人生に嫌気がさすのはその人の勝手ですが、だから関係の無い人を殺そうという発想の身勝手さには大いに憤りを感じます。
物事がうまくいかない時に「自分はこんな頑張っているのに・・・」と思う心の中でその原因や責任を周囲、社会に求めるのはありがちなことです。
自分が被害者であることはとても心地が良いのです。でも、その人自身そんな心地良い場所を選択しているのは、実は自分自身なんです。
そして、そんな状況を変えるも変えないも自分が判断し、自分で動くしかないのです。
この人は状況の変え方を誤りました。
こんなことができる意思と行動力があるのだったら、もっと違う選択肢があったはずなのに。
これで自分の状況を本当に自分では変えられない立場に追い込んでしまったのです。この人はそれに気付いたでしょうか。まだ、こんな立場になってしまったのも社会のせいだと思い続けるのでしょうか。
犠牲となられた方のご冥福をお祈りします。合掌。