今日のひとネタ

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ポケモンセンターでんがな

2002年01月06日 | 日記・雑記・ただの戯言
 昨日、ポケモンセンター前に並んでたとき、娘1号から「ポケモンセンターって大阪にもあるんだよね?」と言われて想像しました。確かに東京と大阪とニューヨークにあるのですが、やはり大阪なら、看板が「ポケモンセンターでおまんねん」となっており、「ピカチューでんがな」とか「ヒトカゲでおます」とキャラクターがしゃべり、サトシは「ポケモンゲットやで!」と叫ぶわけです。

 で、店の前では丁稚どんが掃除しながら水を撒いてたりして、それが通行人にかかると「おんどれ!なにさらしとんじゃい!」と怒鳴られて、「ごめんなさ~い、悪かった。二度と失敗いたしません!」と踊ったりして。すると、「人にあやまるっちゅうときは、指の一本でもちぎってから土下座せんかい!」と客が荒れると、奥から番頭はんが出てきて、「ま、ま、ま、ま。ここは一つわての顔に免じて勘弁しておくれやす」とか言うと、客は“パチパチパンチ”で大暴れしたあと、「まぁ今日はこれくらいで勘弁しといたるわ。」と去っていくと。面白そうですね。…って、本気にする人も多いかもしれませんが、関西に住んでる人がすべて吉本ギャグで生活してるわけではありません。

 いしいしんじ氏と中島らも氏の対談本で見た話です。いしい氏が「大阪を元気にする企画」という事で広告代理店から依頼を受け、「サザエさん」の関西バージョン「サザエはん」というのを考えたそうです。サザエさんの登場人物をそのままに、セリフがすべて関西弁というもの。例えば食事の時なんかは「ねぇちゃん、なんやこのすき焼き!肉入ってへんやんけ、肉が!」とカツオが言うと、「じゃかぁしい!ガタガタ言うてると、カツオのタタキにして食うてまうど、こらぁ!」とかいう感じ。しかし、これは見事に長谷川町子記念館からクレームがついてボツになったとか。曰く「サザエさんの世界には、大阪弁や犯罪者の入り込む余地はないのです。」ですと。関係者は「大阪弁と犯罪者が一括りかい!」と大層立腹だったとか。それに比べると、「大阪=吉本ギャグ」という発想の方が、百倍罪は軽いですね。

 しかし、大阪のポケモンセンターも東京と同じくらいの混雑だったとすると、それこそ店頭で対応にあたった番頭はんは大変だったでしょうね。「大将!いつもよりはよぉ開けてまっさかい堪忍しとくんなはれ!」と500回くらい言ってた事でしょう。くわばらくわばら。



※この記事は、当時@niftyのホームページサービス「@homepage」上で開設した「太陽別館・午前零時の旋律/今日のひとネタ」に掲載した記事をgooブログに転載したものです。記事を書いた当時はまだgooブログサービスが存在していませんでしたが、「@homepage」が廃止となったため、過去の記事の保存の目的で行ったものです。その辺の事情はご了承いただいた上でご覧いただければ幸いです。