アニメ自体テレビでもあんまり見ないのですが、映画館で見るのはポケモン以来だったかコナンくん以来だったか、というくらい。(もちろん子供の付き合いですが) で、実は宮崎アニメを映画館でちゃんと見るのは初めて。何しろビデオでも「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」しか見たことありません。ラピュタはちょくちょくテレビでやってますけど集中して見たことないし。
ということで今日は勇気を出して(?)「風立ちぬ」を見てきました。同行者は妻1号。町内にあるシネコンにはちょくちょく行きますが、これまで見た映画では観客が数えられるというか十数人ということも珍しくないのですが今日は「残りわずか」という表示。さすがになかなかの盛況です。まぁ前から3列くらいは空いてたのですが、全体的には結構埋まってました。我々も端から3番目と4番目だったし。
感想としては普通に面白かったです。結構長いけどダレないし、脚本、演出、画像、音楽などそれぞれかなりよかったと思います。前述のようにアニメ映画はほとんど見ないので気合いを入れて語ることはできないのですが、人が演じてたとしてもこういう感じの場面にしたいのだろうというのが伝わってきて。
なんか大ヒットしてる割には具体的に聞こえてくる声が微妙なので「そんなにわかりにくいのか?」と思ってたのですが、別にわかりにくいわけでもなし、思想的にどうだといちゃもんつけるでもなし、そんなに難しく考えるべき作品では無いと思いますが。
ですが、そんな私でも一つだけ違和感あったのは主演男優(?)の声の担当。「こんな棒読みでいいの? これも演出?」と思ったのですが、最後まで泣けなかったのはそこの原因がありそうな。もちろんこれだけ大がかりな作品ですのでそこが狙ったところなのでしょうが、それを考えると私のセンスとは合わなかったということでしょう。とにかく見ようかどうしようか迷ってる人にはまず間違いなくお薦めです。