今年はキューバに関する話題をよく聞いたので、そもそものキューバ危機の話を知りたいと思ってました。そんなとき図書館で見かけたのが「キューバ危機 ミラー・イメージングの罠」という本。
キューバ危機に関する本はいろいろあるようですし、未だに真相がわかってない部分も多々あるとか。その点、この本はかなりコンパクトにまとめてある上に、日本語版の出版が今年の4月なので最近の知見による分析が多いです。
私はというと、今年に入ってからチェ・ゲバラの本を2冊読んでて、キューバ革命については概要を理解してたので、カストロがどういう人かも知ってたし、内容はスイスイっと入ってきます。
この本は「ミラー・イメージングの罠」という副題がついているくらいなので、要するに「相手も自分の考えをわかってくれるはず」とか、「同じ人間だから求めるものは同じ」というミラー・イメージングの危険性を説いています。
ゲバラ本を読んでると、ケネディ大統領はなんと金玉の小さい人だと嫌いになったのですが、これを読んでるとやはり冷戦構造の中でソ連とのチキンレースを繰り広げた結果の決断だったわけで、その辺理解しながら当時のことを考えないとダメですね。
とはいえ、まだ100ページくらいしか読んでないのでえらそうなことは言えません。それにしても、世の中知らないことがおおいですね。