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AIに足元を見られる時代

2024年11月21日 | 日記・雑記・ただの戯言

 昨日のNHKのニュースで、ビジネスホテルが高いという話をしてました。そして値段が上がってることは、燃料費をはじめとした物価高の問題だけではなくAIも影響しているのだとか。

 どういうことかというと、今はダイナミックプライシングといって繁忙期とそうでない時期の価格差を大きくするのが一般的。その値付けの判断にほとんどの大手ホテルがAIを導入しているのだとか。

 これまでも予約が多く入るかどうかの判断は、

・カレンダーの休日の並び具合
・周辺のイベント
・天気や気温
・道路の混雑予想
・臨時列車などの運行
・インバウンド客の動向(中国の大型連休とか)

などをはじめとする多くの要素を考慮して人間が予想していたわけですが、そこはいまやAIにおまかせだとか。

 そして、そこの判断には予約しようとしている人の過去の利用履歴や検索履歴までも調べ、普段いくらくらいのところに泊まっているかという要素も取り込んでいるのだとか。予約する人によって部屋の料金まで大きく変えてるのでしょうか。恐ろしいですね。

 しかも、AIが値付けする際に一番優先するのはホテル側の利益なんですと。なので、ちょっと混んでると思って足元を見やがって!なんてレベルではなく、どうやってもホテルが儲かるように客から搾り取るのがAIなわけです。誰かAIに「出血大サービス」とか「清水の舞台から飛び降りる」という言葉を学習させてあげてもらえませんでしょうか。

 で、そのNHKのニュースでは対策も紹介してましたが、

・ワンプライス(すなわち料金固定)の宿泊施設を探す
・ちょっと離れても郊外に泊まる
・車中泊

などでした。実際に軽自動車ベースのキャンピングカーのレンタルを紹介していて、レポーターは「へ~、屋根の上にテントがあって寝られるようになってるんですね~。」と嬉しそうに。

 アホか。庶民は旅先ではもう布団の上では寝られんってか。このうち「初めての野宿のコツ」とか「外でも段ボールがあれば快適に寝られる」とかやりだすのではないでしょうか。フンだ。


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