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プチブレイク中のNSPのDVD見ました

2020年05月19日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 


 先日から話題にしているNSPの「フォークデイズ・スペシャル NSP 30(-16周年)記念コンサート」というDVDが届きました。30(-16)周年というのは何のことかと思ったら、このコンサートが行われたのが2003年で、結成から30周年だけど一旦解散して16年間はバンドとして活動してなかったから(-16)と。正直な人たちですね。そういえば太田裕美さんも「インチキ25周年」というのをやってましたが、どこか通じるものがあります。

 実は先日天野滋さんの曲のことを記事にしたら、TwitterでこのDVDのことを教えてもらって、私はもちろんポチッとしましたが同じく購入した方が数名いたので、今はプチブレイク状態と。

 実際見てみたら、思ってたより面白かったです。わかりやすくてなじみやすいメロディーが多いし、知らないと思ってた曲も実は聞いたことあったりで、当時はやはり自然に耳に入ってきてたんですね。もっと暗い曲が多いかと思ってました。すいません…。

 今回はNSPの3人にサポートでキーボードが入っただけのシンプルな編成で、それでも誰かが歌うと他のメンバーがほとんどコーラスを入れてる感じで、あの辺はアンサンブルの妙。フォークグループという感じではありますが、ベースが入ってるだけに確かに独特のグルーブがありますね。元々はアルフィーもそうですが、当時はシグナルとかNACとかギター2人+ベースという三人編成がいて、結構効果的で面白い形だったんだなぁと今は思います。ただし、当時のテレビの歌番組の音響ではその辺が活かせてなかったように思いますが。

 で、今回はゲストとして天野さんが曲を提供したアイドルの堀ちえみさん、伊藤つかささん、石川ひとみさんがアンコールで出てきました。堀ちえみさんの「夕暮れ気分」は「Tu tulLu lu ってハミングが…」という曲で、ちゃんと知ってました。あれも天野さんの曲だったんですね。堀さんは感極まって泣いてしまったので、見てる方もちょっとジンと来てしまいました。私は彼女はタイプじゃないのでこれまでの人生で1秒たりとも良いと思ったことはなかったのですが、まさか彼女の歌で涙ぐむことになろうとは…。

 そして、我らがひっちゃんこと石川ひとみさんはご存じ「君は輝いて天使にみえた」を披露。これもNSPの三人とサポートのキーボードだけの演奏だったので、かなり貴重なパフォーマンスでした。こちらは明るい曲なので、さすがの泣き虫ひっちゃんも終始笑顔で、NSPの三人も本当に楽しそうに演奏してたのが印象的です。



 考えてみれば、私が「夕暮れ時はさびしそう」を聞いたのは小学生の頃で、ヒットを連発してた頃は中学生。さすがに男子中学生が「NSPが好き!」という風にはならなかったのですが、あの頃NSPのレコード買って練習してたらもっとギター上達したかも。今回のステージ見たら、天野さんも結構リードを弾いてて、しかも相当上手かったし。何しろ私はグレープをコピーしようとしたけどギター難しすぎて、結局アリスを弾いてたので上達しなかったという…。(失礼)

 とにかく、良いライブを見せて貰いました。あさっての5月21日は、奇遇にも38年前に「君は輝いて天使にみえた」が発売された日。今このDVDを買うことになったのもなにかの縁かもしれません。また、天野さんが亡くなってから今年で15年ですか。折角だから、もうちょっとNSP聞いてみようかなぁ。

 ちなみに、このDVDの収録曲は以下の通りです。欲しい方は発売元のポニーキャニオンのサイトでどうぞ。amazonには出回ってないようですので。

・あせ
・昨日からの逃げ道
・君と歩いてみたくて
・夜
・雨は似合わない
・お茶の一服
・さくら草
・おもいで
・弥生つめたい風
・北北東の風
・八月の空へ翔べ
・漁り火
・祭ばやしが遠のくように
・さようなら

【アンコール】
・お休みの風景
・夕暮れ気分(feat.堀ちえみ&NSP)
・モーニング・キッチン(feat.伊藤つかさ)
・君は輝いて天使に見えた(feat.石川ひとみ)
・夕暮れ時はさびしそう (with 坂崎幸之助&篠原ともえ)
・愛のナイフ

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
拒絶反応克服ですね (ハイパパ)
2020-05-24 00:31:04
おめでとうございます。免疫能力が鈍って拒絶反応が弱まるのは私も感じているところです(?) 私も昔は受け入れられなかったものや人が妙に好きになることが多いです。

それはそれとして、キャッチ―な歌詞にわかりやすいメロディーで曲をいっぱい作るのは厳しかったんじゃないかなぁとか思いますが、ギターの中村さんはインタビューで「LPの曲では聞くと恥ずかしくなるのも多い」と言ってましたから、その辺は好き嫌いはオッケーだと思います。私は昔よりは好きかな?
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Unknown (むつら)
2020-05-23 12:51:37
動画リンクありがとうございます。ひとみさんの緑の電車の歌はこれだったんですね、お世辞ではなくて(笑)とってもいい曲ですね‼ちえみさんの歌もアイドルらしくて可愛くて、天野君やるなぁという感じです。
一連のNSPの曲も色々聴いてみると中期くらいまでのものはだいたい覚えがあったのですが、すごく新鮮に聴こえました。ある意味キャッチャーな歌詞とメロディーと、ハーモニーも分かりやすくてそれらがとても素直に聴けます。スリーピースバンドっていいな、とも思いました。やっぱり大人になると受け入れられるものや好きになるものが色々増えて来るのかな。年をとるって素敵ですねー(ってそこか?)(笑)今になってNSPを聴いてみてよかったです。
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拒絶反応… (ハイパパ)
2020-05-21 22:28:06
改善するかどうかはわかりませんが、今になって見るともしかして受け入れられるかも。私もDVD見てたらついつい最後まで飛ばさずに全曲見てすっかりお気に入りになってしまったので。

で、今はついつい「やーよいーのそら かーぜがー」と口ずさんでいる自分がいます。昔の映像ですがこういうのがありました。
https://www.youtube.com/watch?v=J690sgPDf3Y

あとはアイドルに書いた2曲を。
https://www.youtube.com/watch?v=hEKioqcaRJ4

https://www.youtube.com/watch?v=MO3AzfNiMyc
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Unknown (むつら)
2020-05-21 10:36:53
なるぼど..確かにつぶつぶの(つぶつぶの)とか、ごめんごめんとか、あなたこっちをふりむいて〜とか、なんかぐいぐい来るものに当時は拒絶反応起こしてました(笑)けど、彼らは彼らでその世界感をしっかり作りあげて行ったのですねぇ。やっぱりあらためて聴いてみようと思います。
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おや、意外に (ハイパパ)
2020-05-20 23:52:01
NSPはいかにも女子高生に好かれそうな感じでしたが、そうでもなかったんですね。確かに「つぶつぶの」とか「ごめんごめん」とか、ちょっとあざといというか、ウケ狙いみたいなとこがあるので、グレープのファンからすると子供向けに思われるかもしれません。実際うちの親戚の幼稚園児にもウケてたし。

ただ、いまあらためて聞くといい曲多いです。歌いやすいしハモリやすいし。また、今になってわかるのですが、NSPはNSPらしい曲を狙ってたんだなぁと。そこはこうせつさんもかぐや姫でやってたのと、その後ではちょっと違うので、あれはあれで大変だったのではないかと思いますね。

ベースの平賀さんは、初めて天野さんから「いい曲ができたんだよ」と「夕暮れ時はさびしそう」を聞かされた時は笑っちゃって、「冗談はやめてくれ」と言ったそうです(笑) でも、売れちゃって何も言えなくなったとか。

なんにしても今回私はちょっと目が覚めた感じ。いい曲多いし、案外ちゃんとしてたなぁとか。
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Unknown (むつら)
2020-05-20 21:21:30
実は高校生の時、NSPがなぜだがキライでした。最初「夕暮れ時はさびしそう」で天野君の声がひっくり返ってる?ところでまず、えっ?となって...その頃はグレープさだまさしに嵌っていたので「NSPなんかグレープやさだまさしには敵うまい!」とライバル意識⁉を燃やしていたのも確かです。特に「線香花火」という曲を初めて聴いた時には、さださんの「線香花火」の方が絶対いい‼と敵対心むき出しに(笑)怒っていました。
でも、その割には結構NSPも聴いていたのですよね「あせ」「雨は似合わない」「弥生つめたい雨」「八月の空へ翔べ」「さようなら」など印象に残っています。『お寺でわいわいNSP!』とかいうお寺ライブ(タイトル不確かですが)もラジオで聴きました。なんか出す曲やること気になって、やっぱり私にとってはライバルだったんでしょうか(笑)..さださんとは関係なく。あまりよく知りもしないで、ファンの方には御無礼をおわびします。
今聴いてみるとNSP独自の世界があったことをあらためて感じます。アイドルにも楽曲提供していたのですね。NSPもう一度ちゃんと聴いてみようかな。
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