「柔道一直線」のドラマは見てたのですが「ニッポンジュードー ヨワーイ!」という外人が誰かはよく覚えてませんでした。今回図書館から「夕焼けTV番長」という本を借りてきたら「柔道一直線」についてのコラムがあったのでようやく全貌が見えてきました。
これは「世界選抜少年柔道大会」というものが開催され、世界から柔道少年が集まることになったというもの。その中で「ジュードーサタン」なるオランダ選手が覆面で現れ、続いて西ドイツの選手も覆面で現れたとか。オランダ柔道界のルスカ、ヘーシンクの影響がこの辺に出てたのでしょうか?
この外国人柔道家が主人公一条直也の師匠「車周作」にコーチを頼むというストーリーだったようですが、車が一条に札束を見せて「これには弱いからな」と言うんですって。子供向けに見えてなかなかシビアなストーリーですね。現代だったらほりえもんが車周作役をやりそうなもので、もったいないという他はありません。こうやって一見子供向け風にしながら「実際の社会では金がものをいう」というのを教えようとしたドラマだったのでしょう。子供の頃は柔道のルールもよくわからないまま見てたのですが、スポーツの世界も奥が深いです。この本のおかげでいろいろ考えさせられました。「金で解決」とは言いつつ、図書館で借りてきたので一切金はかかってませんです。すいません。
ところで車周作の必殺技というと「地獄車」ですが、あれって一旦引き込んで倒れた時点で「一本!」とはならないのでしょうか????
映画秘宝初期の名作本ですね。
‘70~‘80年代初期のTV文化を知る上で必読本です。
今でも私の愛読書です。