今回前半で重要な部分を占めてたのが超能力ブーム。ユリゲラーのフォーク曲げ(スプーンじゃなかった)の番組の様子を放送してました。で、当時私の周りでも流行ってたかというとこれがサッパリ。
なぜかというと、あの手の番組は日テレだったらしいのですが私の住んでた地方では放送してなかったため。自分だけ見られないんだと流行に乗り遅れますが、クラスのほとんどが見てないので話題にならんと。(なんか隣の県の電波が流れ込んでくる地域の奴は見てたみたいですが、それはごく一部なので)
この超能力ブームについては3月くらいに世間が一斉に持ち上げて、5月にはもう「インチキだ」という記事が出て自称エスパー達は袋叩きにされたのだとか。あとになって誰かが「曲がったスプーンを直すのならいいが、スプーンを曲げたり折ったりしてもなんの役にも立たん!」と言ってたのを聞いたことありますが、確かにそう言われればそうかも。そういう意味で壊れた時計を動かすのはよかったのでしょうね。もちろん私はその番組は見てないのですが。
その他この年の流行りものとしては映画「エクソシスト」の公開によるオカルトブーム。前年から連載が開始されていた漫画「うしろの百太郎」の影響もあっての「こっくりさん」ブーム。アメリカから輸入された垂直に揚がる凄い凧のゲイラカイトなどなど。ヒット曲では「激しい恋」「傷だらけのローラ」の西城秀樹の特集でした。
あとは三菱重工ビル爆破に代表される企業ビルの連続爆破事件。当時私は田舎にいたので特に危機は感じなかったのですが、考えてみればほとんど無差別テロに近いので都内で働いてた人は気が気ではなかったでしょう。
そんなこんなで最後にこの年のレコード売り上げ上位の曲をニュース映像とともに紹介してたのですが、注目は第3位の曲。何かというと中条きよしの「うそ」。曲が流れたかというと流れたのですがなんとこれがカラオケ…。
例の暴力団関連のゴルフコンペ事件でNHKには当分出られないようですが、こういう状況で声も流さないというのはやり過ぎだと私は思うのですがいかがでしょうか。唖然としてしまいました。
ちなみに次回の放送は昭和54年だそうでそちらもまた注目です。