今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

マルクスがタイガースに化けた話

2015年02月08日 | 日記・雑記・ただの戯言

 「チェ・ゲバラ伝」を読んだ影響でマルクスとか資本論に興味を持った次第。当方、一応は経済学部出身なので、大学の授業である先生が黒板に数式のようなものをスラスラっと書いて「マルクスの理論が誤っているのはこれで証明できるわけですが」と言ってた記憶がありますが、それがどんなものなのかは忘れました(笑)

 なので今日は大きめの書店に行ってマルクス及び資本論関係の書籍を探しました。「資本論」そのものなら岩波文庫の全7巻が手っ取り早いのですが、そんなもの丸ごと買っても絶対読めないし、今回は新書とか教養文庫系のお手軽なものがないかと。

 まぁ私の頭脳からすると「1分でわかるマルクス」とか「バカボンのパパと読む資本論」とか「愛しさと切なさと共産党宣言と」とかいうレベルが丁度良いのですが(そんなのあるか?)、さすがに「マンガ図解 資本論」というのを見つけても買えませんでした。さすがにプライドが…。

 で、最近近所の書店に行っても全然欲しいと思う本がなかったのが、今日行ったところは品揃えが豊富で、あちこちで目が止まり「あ、これも欲しい。これも…」とか思ってるうちにたちまち候補が5冊くらいになってしまい、しかもマルクスとは全然関係なし。結局「幕末」「維新」「勝と西郷」「会津落城」とかいう文字を見ると手にとってしまうという幕末オタクの悲しい性なのでした。

 が、今日は買うのは1冊だけにしようと思い、「読んでみたいしこれなら絶対読む」と思って買ったのが「ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた」(集英社新書)。おっかしいなぁ、マルクスの本買うはずだったのに…。

 なお、ピケティの「21世紀の資本」という本の現物を初めて見ましたが5500円もするんですね。あんなごっつい本みんな読んだの?


いきなり最終回>グッドバイ・ママ

2015年02月07日 | ドラマレビュー

 「グッドバイ・ママ」というのはTBSで1976年に放送されたテレビドラマです。主演は坂口良子。TBSチャンネルの番組サイトによると<事故死した愛人の子どもを産んだ若いヒロインが、自身も再生不良性貧血に冒され1年の余命しかないことを知り、残された子どものために父親探しをする姿を描く。>というもの。主題歌がジャニス・イアンの「ラブ・イズ・ブラインド」だったのも話題でした。

 放送当時見なかったのですが、あとになってあらすじを知って見たくなって、昨年TBSチャンネル2で放送があったのでまとめてブルーレイに録画してました。

 で、今日見ようとプレーヤーに挿入したら、なんとディスクエラーで再生できず。原因は我が家のレコーダーですが、最近ブルーレイを認識しないことが多く、何十回も出し入れするとようやく見られたりするのですが、今回は焼くときにそもそも問題があったようです。

 不思議なことに同じディスクに保存した他のドラマは見られたので、「もしや」と思って第一話から順番に試したら、なんと「グッドバイ・ママ」は最終回だけ何の問題もなく再生されました。

 ということで本日最終回だけ見たわけで、設定知ってるとはいえさすがに泣けませんでした。残念です。が、思ってたよりウエットな終わり方ではなかったです。結局このドラマには縁がなかったのだと。


頑張れ!グラミー賞

2015年02月06日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 グラミー賞自体は特に興味がないのですが、あの授賞式の雰囲気は好きです。ニュース映像とかでチラッと見るだけなんですが、出てくる人が凄いパフォーマンス見せるような気がするので。

 なんで頑張って欲しいかというと、ああいうのに憧れて日本でもそういうショーをやろうという風にならないかと。要するに「プロたるものパッとステージに出たら見てる人をハッとさせるような実力を見せつける」と、そういう人がいっぱい出てこないかと。

 MISIAとかSuperflyのような人ばっかりでればそれなりになるんでしょうが、我が国は今のところグループアイドル全盛で、なおかつあの方達はあんまりお歌がお上手ではないので。

 一時はレコード大賞がそっち方面に行くかとも思ったのですが、なんか昔の映像ばっかが中心になってるのでそれも望めないと。まぁアイドルの方々も下手でも生演奏で生歌をやって貰った方がいいように思います。最初からとんでもなく上手い人はそんなにいないだろうし、「下手だ」と言われればそれをきっかけに発憤して向上することもあるのではないかと。

 …ないか(笑)


NNNドキュメント’14 「シカとスズ 勝者なき原発の町」

2015年02月05日 | TV番組レビュー

 昨年暮れにBS日テレでたまたま録画した番組。原発の話で、なんか硬派なドキュメントの匂いがしたのでそそられました。ただ、いつ録画したかも忘れてて「たしか原発の話だったような」という程度の記憶だったのですが「シカとスズ」というのは、石川県志賀町と珠洲市のことであってなんと私の地元の話でした。

 志賀町は現在既に原発のあるところで、珠洲市の方は原発建設の話が持ち上がって賛成派と反対派で町を二分して大騒ぎした挙げ句、話が持ち上がってから28年経って結局計画が凍結されたのでした。

 映像では当時の説明会で怒号が飛び交う様子とか、双方が意見を言い合い反対派が退出してしまう様子も見られました。本当に町が真っ二つに分かれた感じで、ご近所同士が気まずくなるどころではなく、親戚とも口がきけなくなったりしたそうです。

 計画が凍結されてからの様子も放送されてましたが、一応勝利したということになる反対派にも笑顔は無し。完全に溝が出来たことが後味わるいそうで、かえって反対派の方が取材には応じなかった様子。

 この28年の間にはもう亡くなってしまった方も多かったでしょう。これが原因で町を離れてしまった若者もいるでしょう。今の日本国内を考えると、過疎の原因はこれだけではないでしょうが、なんともやりきれない感じが漂います。

 そして志賀町はどうかというと、原発があったのですが3年ほど前に地盤に活断層があることがわかり「よくこれで許可されたものだ」とか言われる始末。

 何気なく録画したドキュメントですが、これは保存版にせねばと思った次第。また今後何年か経ってから見ると、そこはかとない味わいが出るような気がします。珠洲原発の計画が出たときの知事は中西知事で、「原発は世界の流れですから…」と語るシーンがありました。私はいまだに石川県知事というとこの人しか知らないほど長期に努めた人ですが、なんと8期31年も知事を努め在職中に体調を崩して亡くなったのだとか。

 この人は、自分も関わって町を二分させた騒動の結末を見られなかったことになるわけですが、今はあの世でどう思ってるのでしょうか。それにしても、なんともやりきれない話。しかし見てる分には面白いという…。


大きなお世話を悼む

2015年02月04日 | 日記・雑記・ただの戯言

 今朝のNHKのニュースに作家の天童荒太先生と女優の石田ゆり子さんが出てました。天童先生のベストセラー「悼む人」が映画化されて、それに石田さんが出てるんですと。それで二人のインタビューがあったと。

 それで石田さんが「すごく大胆な話なんですが」と恥ずかしそうに告白してたところによると、「これが映像化される際には是非出演させて欲しい」と自分から申し込んだのだそうです。

 小説を読んですごく感動したのなら、女優としては「自分が演じたい」と思うことは当然でしょうが、これが天童先生でよかったと。もし渡辺淳一先生なら速攻でワッチコンされてたことは間違いないと。

 まぁそれはそれで双方幸せなのかもしれませんね。大きなお世話ですが考えてしまいました。ちなみに「悼む人」は読みましたが、あれを映画で見ようとは思わないですね。原作は面白いといえば面白いのですが、何しろ楽しくないので。


途中経過を報告すればー

2015年02月03日 | ドラマレビュー

 いろんなことがありましてー いろんなー人に会いましてー とても明日が楽しみですー いろんなーことがありそーでー

 …という歌詞だったでしょうか?>エメロン どっちにしても今期のドラマ視聴の途中経過です。初回を見たのが

・花燃ゆ(NHK 大河ドラマ)
・だから荒野(NHK-BS)
・流星ワゴン(TBS)
・デート(フジ)
・問題のあるレストラン(フジ)
・ウロボロス(TBS)

など。あとは「残念な夫」を録画してあるのですが、まだ見ておらず。「全力離婚相談」は第一話を見ようとしたのが、その途中で挫折。「徒歩7分」は家族は見てますが、私は見ておらず。

 という状況です。全部見ようと思うと大変ですが、もしかして面白いかと思うと「時間ないからいいや」とは言えんのですね。

 ということで、今日もあれこれと…。


チェ・ゲバラ伝/三好徹(文春文庫)

2015年02月02日 | ブックレビュー

 チェのこともキューバ革命のこともほとんど知識がなかったのですが、これは面白かったです。キューバのことはもちろんアメリカとの国交回復のニュースから興味を持ったのですが、何年か前にチェの映画があったときにもちょこっと関心を持ってたのでした。

 チェのことについてはまだ不明な点も多いようですが、たまたま私が手に取ったのがこの本で、文章は読みやすいし年譜も付いてるし入門用としてはバッチリです。文庫で入手しやすいのも吉。

 幕末オタクの私からすると、チェとは西郷吉之助と高杉晋作を合体させて土方歳三をパラパラと振りかけたような感じです。一方のカストロはというと大久保利通と桂小五郎を合わせた感じかも。まぁ西郷と大久保を合わせた感じとも言えますが。

 それにしても、アメリカは中南米諸国の共産化がとにかく怖かったのでしょう。南米やアフリカの軍事クーデターの多くはアメリカが後ろで操ってたとかいうのは、子供の頃は信じられなかったのですが、もうますますアメリカが嫌いになりました。ロシアも中国もどうせ共産主義ではいられなくなったのだし、あの当時共産化を防ぐために中南米で流された血は一体なんだったのかと。

 チェやカストロが革命を起こそうと思ったのは、上流階級と貧農との格差があまりにも激しく、家畜が病気になれば医者に診せるが農民が倒れてもほったらかしという状況でした。現代の格差社会も行き着くところまで行くとまた革命が起こるのかも…。

 まずはこれを読んでチェがどういう人生だったか、なぜキューバ革命を成し遂げたのにボリビアで死んだのか、というのがよくわかりました。今回初めて知ったことも多かったので、折角だからキューバ関係の本はもっと読んでみたいです。あと調べたいことはケネディ大統領のこととか。この人に特に悪いイメージはなかったのが、キューバからすると敵ですしね。他にはやっぱりチリ軍事クーデターの話かなぁ…。

 ということで、もしチェの生涯を知りたいと思う人がいればこれはお奨めです。力作です。今年はキューバがブームになるかもしれませんので、読むなら今のうちかと。


ドラマ「ウロボロス」

2015年02月01日 | ドラマレビュー

 TBSで金曜10時から放送中。刑事ものだとなんとなく面白そうかなと思ったのですが、原作はコミックだとか。まったく予備知識なしに見始めたのですが、これは結構いけます。カラマーゾフのお父さんとかカラマーゾフの刑事さんとか(って、見てないひとはわからんか)、脇役が豪華なのでそこも魅力。

 女刑事役の上野樹里が東大出というあたり「クロコーチ」と設定が被ってしまいますが、そこは剛力ちゃんとは違います。今回の上野樹里は結構いいような気がするのですが、世間の評価はどうでしょうか。

 あと生田斗真が演じる刑事は妙に鼻が利くというキャラなのですが、これで思い出したのは「デカ直次郎」。「侍ジャイアンツ」でお馴染みの井上コオ氏が描いてた刑事ものですが、あれの連載は少年キングだったでしょうか。

 あとは昔少年ジャンプに「ボンドくん」という読み切りマンガがあって、その主人公は取調室で犯人に「全部はけ!」と言うんですが、出前でいろいろ食べ物とって最後に酒まで飲ませて「うう、気持ち悪い…」とゲロゲロ吐かせちゃうの。(汚くて失礼…) で、その吐しゃ物から今食べた物と前に食べた物を分けて、前に食べた物の味見をして「う~ん、これは○○軒の味噌ラーメンの味に似てる…。お前あそこでラーメン食べただろう! その近くにアジトがあるはずだ!」と迫るという。(さらに汚くて失礼…)

 初回で自殺者が直前にギョーザを食べてたのを臭いで判断して「今から自殺する人がスタミナギョーザなんか食べるでしょうか?」って話があったので、ついつい思い出しました。

 そんなこんなで(どんなんや?)結構面白いのは確かなのですが、そもそもの事件は初回から繋がってるので途中から見た人はついていけないのではないでしょうか? そういうところは事件ものとしては力作でもちょっとネックではありますね。多分犯人は桜吹雪会ではないかと…。(←混線中)