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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2023-12-08 | 宮部みゆき
 


宮部みゆき
『昨日がなければ明日もない』★★
 
 
杉村三郎シリーズ第5弾
すっかり忘れてて読めてなかった。
少し落ち着いたところで通勤読書

しかし「明けない夜はない」的な題名ね。


--------(抜粋)


『希望荘』以来2年ぶりの杉村三郎シリーズ第5弾となります。中篇3本を収録する本書のテーマは、「杉村vs.〝ちょっと困った〟女たち」
自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。


収録作品――あらすじ――

「絶対零度」
杉村探偵事務所の10人目の依頼人は、50代半ばの品のいいご婦人だった。一昨年結婚した27歳の娘・優美が、自殺未遂をして入院ししてしまい、1ヵ月以上も面会ができまいままで、メールも繋がらないのだという。杉村は、陰惨な事件が起きていたことを突き止めるが……。

「華燭」
杉村は近所に住む小崎さんから、姪の結婚式に出席してほしいと頼まれる。小崎さんは妹(姪の母親)と絶縁していて欠席するため、中学2年生の娘・加奈に付き添ってほしいというわけだ。会場で杉村は、思わぬ事態に遭遇する……。

「昨日がなければ明日もない」
事務所兼自宅の大家である竹中家の関係で、29歳の朽田美姫からの相談を受けることになった。「子供の命がかかっている」問題だという。美姫は16歳で最初の子(女の子)を産み、別の男性との間に6歳の男の子がいて、しかも今は、別の〝彼〟と一緒に暮らしているという奔放な女性であった……。


--------

しかしこちら最後の表題作
あまりにも毒々しい。。何だか滅入ってしまい、途中放棄

何とか読み終わったけど、後味はよくなかった。
 
 
 
 
 
 
 






あんなに感動した十四代
今飲むと普通…(笑)
 
吉祥寺はしご酒 ルルル~


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2023-10-20 | 宮部みゆき

 

宮部みゆき
希望荘』★★★
 
 
文庫本のこわいところは、巻末でネタバレしてしまうことです。。
(゜゜)マジカ!!
そうなのです離婚することを読む前に知ってしまったのです。
あ ネタバレですね!わたしも(笑)


--------(抜粋)
 
探偵・杉村三郎シリーズ、待望の第4弾!

その部屋には、絶望が住んでいた――。
宮部ファン待望の14か月ぶりの現代ミステリー。特に人気の「杉村三郎シリーズ」の第4弾です。
本作品は、前作『ペテロの葬列』で、妻の不倫が原因で離婚をし、義父が経営する今多コンツェルンの仕事をも失った杉村三郎の「その後」を描きます。
失意の杉村は私立探偵としていく決意をし、探偵事務所を開業。ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年に起きた女性殺人事件を解決するカギが……!?(表題作「希望荘」)
表題作の他に、「聖域」「砂男」「二重身(ドッペルゲンガー)」の4編を収録


--------



・聖域
 
大長編三部作の後の短編だからか、なんかあっけなく感じてしまった。
もっと振り幅が大きいお話だろうが、ササッと纏めざる得ない感
ヤマ勘的宝くじ当選の経緯も少々意外性
もっと深い何かが?なんて勘ぐってしまうところが長編からの思考かな。。
 
睡蓮のマスターが身近にいて安心
ほのぼのとした北区の住人達
 
次作は表題作の・希望荘



・希望荘
 
標題作だけあって、伏線から読み取ることが難しかった。
一旦立ち止まって推理するのもおもしろい。
悩んだ挙句にふとした瞬間一本の線が繋がった時の爽快感!
又してもヤラレた!
身近に暮らす親しい人の変化
そういういて当たり前の日常から伝わるSOS
よく汲み取れるものだと思う。
チコちゃんじゃないけど(笑)ボーッと生きるのもよいけど、もっと関心を持たないとね。
失ってからだと遅い
 
「でも、もういない」
 


・砂男
 
『名もなき毒』に通じる新たな怪物・・
胸を突かれる。
 

---
 
インターネットが存在する以前の方が、社会は平和だったのではないか。こういう台詞を聞くと、そう思わざる得ない。
 
---
 
「ロックンロールのルーツはモーツァルトだそうですよ」
 
---
 
 
人は幸福を求め、そのたまに努力する。だが万人にとっての幸福などない。人は楽園を求め、必死で歩み続ける。だが万人にとっての楽園もまた存在しない。
愛し合う男女のあいだでさえ、求めるものが食い違い、すれ違ってゆく。努力は空しく、幸福は幻影のように消え、歩んでも歩んでも、楽園はいつも彼方だ。
「いいや、あれは化け物でした」
 
---
 
「メタリカの、『エンター・サンドマン』」
 
---
 
「人生、前に進まなきゃ。もし駄目だったら、また帰ってくればいいだけのことじゃん。おじさんがどこへ行こうと、生まれ故郷は逃げやしないもの」
 
---



・二重身(ドッペルゲンガー)
 
 
 
 
 

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2023-10-10 | 宮部みゆき

 



宮部みゆき
ペテロの葬列㊤』★★★★

 
 
まずペテロとは?

ペトロ - Wikipedia

 

ペトロ - Wikipedia

 

「毒」に少々ヤラレとしまいどうしようかと思ったけど、
勢いでそのまま次作へと突き進む!

杉村三郎シリーズ第三弾 
一気に完読でした。

 
--------(抜粋)


待ち受ける驚愕の展開。ドラマ化もされた話題作、待望の文庫化

杉村三郎が巻き込まれたバスジャック事件。実は、それが本当の謎の始まりだった――。『誰か』『名もなき毒』に続くシリーズ第三弾

今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室の杉村三郎は、ある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇する。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたが、実はそれが本当の謎の始まりだった――。 事件の真の動機に隠された、日本という国、そして人間の本質に潜む闇。杉村三郎が巻き込まれる最悪の事件。息もつかせぬ緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ。
2014年、小泉孝太郎主演で連続ドラマ化


--------
 
 
普通だったらそんな展開にならないだろうと思うんだけど・・
見事裏切ってくれるのが宮部さんです。
まさかの!!(ネタバレしません)
この展開は人により賛否両論だろうけど、現実味がスゴクある!
どんな人でも過ちを犯す。
それぞれの主人公が泥くさく、人間味がありまさに生きた人間模様
その微細なまでの描写力 圧巻です。
綺麗ごとばかりじゃない世の中に憂いでも仕方なし。
 
宮部みゆき作品の中で読むべき一冊です。
 

 

 

 

月曜ミステリーシアター 『ペテロの葬列』

 

月曜ミステリーシアター 『ペテロの葬列』

TBSの2014年7月期月曜ミステリーシアター『ペテロの葬列』の番組公式サイトです。

TBSテレビ

 


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2023-10-10 | 宮部みゆき

 

宮部みゆき
ペテロの葬列㊦』★★★★★
 
 
下巻の衝撃!!!!!




「ペテロ」と検索するとトップに「裏切り」
次に「パウロ」、「逆さ十字架」と続く。
「キリスト受難に際して逃亡するが、のち回心し、伝道にあたり、ネロの迫害を受けて殉教したという」
裏切りについて理解するには奥が深過ぎる。


--------(抜粋)


杉村三郎らバスジャック事件の被害者に届いた「慰謝料」送り主は?金の出所は?老人の正体は?謎を追う三郎が行き着いたのは、かつて膨大な被害者を生んだ、ある事件だった。待ち受けるのは読む者すべてが目を疑う驚愕の結末。人間とは、かくも不可思議なものなのか―。
これぞ宮部みゆきの真骨頂


--------

帯に「私たちは、嘘には耐えられない―—」
その嘘を墓場に持って行けと言いたい。

上巻以上にどんな展開になるのか緊迫した下巻
確かにハッピーエンドではないけど(ネタバレ?)
そこがまた現実味を帯びているし、伏線は多々散りばめられていた。
自分に嘘はつけないし、違和感はどんどん膨らんでゆく。
住む世界が違い過ぎる。
理由が理由かもしれないけど、どこかでホッとしたかもしれない。
がんじがらめからの解放
全てが「はい!めでたし、めでたし」とならない展開でも私的にはしっくりきた。
「普通はこんな展開にしないよね?」世間一般的な声が聞こえる。
救い?そんなめでたい話がほとんど。

「毒」が浸透しなかったので★★★★★









ドラマの相関図
まだ見れてないけど興味はある。

高橋一生若いね(笑)長谷川京子もナチュラル~💋





上下合わせてみるとこうなります📘📙

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2023-09-21 | 宮部みゆき

 

宮部みゆき
名もなき毒』★★★



『誰か somebady』杉村三郎シリーズの続編です。
ノンストップで読み進めます。宮部みゆきの心理戦


2011年12月10日 第1刷
 
単行本 2006年8月 幻冬舎刊
ノベルズ版 2009年5月 光文社刊
 
吉川英治文学賞受賞作(2007年)


--------(抜粋)

 
今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。
『誰か Somebody』から約一年後の出来事を描き、テレビドラマ化でも話題となった人気の杉村三郎シリーズ第二弾
人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作


解雇されたことを根に持って杉村をつけ狙う原田いずみは、悪意に心をのっとられた存在だ。その行動は危険であるのに幼稚極まりない。彼女は真の大人になる契機を摑むことができずに成人してしまった偽の大人であり、人の世にありながら他者の痛みを感じることができなくなった歪な精神の持ち主なのだ。
思い起こせば、そうした者たちが仮面をつけたままこの社会で普通に生活しているということを、早い段階から不安視していたのが宮部みゆきという作家だった。(杉江松恋「解説」より)


--------
 
読ませるP607(巻末解説含)
これを一気に一日で読んでしまった・・
もう他が手に付かず・・もちろん家事はしましたが。
 
そのぐらいこの杉村三郎シリーズ二作目は衝撃でした。
宮部さんの人間描写が胸を衝く内容★★★★★なんだろうけど、
私的には再読するには、あまりに「毒」ってて★★★としました。
 
 
今まで読んだ宮部作品ではトップとなる筆致だと思う。
そのぐらい登場人物たちのそれぞれの思いが錯綜して目が離せなかった。
ちょっとした伏線も見逃さずきっちり読みこなせた、集中した時間でした。
 
 
 

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2023-09-20 | 宮部みゆき

 

宮部みゆき
誰か somebady』★★★

 

やっとここまで来ました。
待望の杉村三郎シリーズスタートです。

 

--------(抜粋)

 

菜穂子と結婚する条件として、義父であり財界の要人である今多コンツェルン会長の今多嘉親の命で、コンツェルンの広報室に勤めることになった杉村三郎。その義父の運転手だった梶田信夫が、暴走する自転車に撥ねられて死亡した。葬儀が終わってしばらくしてから、三郎は梶田の娘たちの相談を受ける。亡き父についての本を書きたいという姉妹の思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた彼の前に、意外な情景が広がり始める――。
稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー
テレビドラマ化でも話題となった人気の杉村三郎シリーズ第一弾



宮部作品では強烈な「引き」を持つ謎が冒頭に呈示されることが多い。不思議なことに、その謎は成長するのだ。これは話が逆でしょう。通常のミステリーの場合、謎は解明されるにしたがって小さくなっていくものである。どんな魅力を誇っていた謎も、要素に分解され、構造を分析されれば謎とは呼べないものに変わる。最後に残るのは、きわめて即物的な個人の事情です。しかし宮部作品は違う。いつまで経っても謎の魅力が褪せないのである。なぜならば、物語が進行するにつれて、謎に未知の側面があることがわかり、ますますその神秘性が深まっていくからだ。
(杉江松恋「解説」より)

 

--------

 

ちょうど読み終わった後にドラマの再放送が。
そのキャストがイメージ通りでビツクリ!!

主人公の杉村三郎の小泉孝太郎なんてピッタリなんだろう!

 

月曜ミステリーシアター『名もなき毒』|TBSテレビ

 

月曜ミステリーシアター『名もなき毒』|TBSテレビ

TBSがお届けする2013年7月期の月曜ミステリーシアター「名もなき毒」番組サイトです。2007年に吉川英治賞を受賞した名作シリーズの2作品を、小泉孝太郎主演で毎週月曜夜8時...

TBSテレビ

 

 


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2023-06-27 | 宮部みゆき

 

宮部みゆき
『平成お徒歩日記』★★★★★

 

これはおもしろい!!!
って出逢うのが遅すぎですね(^▽^;)

この作品は平成10年6月新潮社より刊行された。

ですからね・・リアルタイム出逢った人がうらやましい。
テンション上がる一冊です。

掲載誌は 小説新潮
(平成5年~平成10年)

 

--------(抜粋)

 

あるときは赤穂浪士のたどった道、またあるときは箱根越え、お伊勢参りに罪人引廻し、島流しルートも。暑さにも寒さにも原稿締切にも病にも負けず、ミヤベミユキはひたすら歩く歩く――。怪しき道づれたちと繰り広げる珍道中記を読むと、あ~ら不思議、あなたも江戸時代へタイムスリップ
さあ、この本をポケットに、お江戸の旅へと出発しよう!
楽しくてためになるおトクな一冊

 

--------

つい会社のコに強制的におもしろいからと手渡しました(^▽^)/

第2弾がないのが残念でならない。

 

ただお恥ずかしながら赤穂事件が何となくしか分かっていなかった。
つい検索して詳細を把握

 

 

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責任編集宮部みゆき『宮部みゆきの江戸怪談散歩』★★★★★もうお江戸物語好きにはたまらない一冊(毎度出逢うのが遅いと思うけど(^▽^;))ちょっとコミカルな表紙もまたよいです...

goo blog

 

宮部みゆきの出逢いは三島屋です。
三島屋変調百物語

1、おそろし  三島屋変調百物語事始(ことはじめ)

2、あんじゅう  三島屋変調百物語事続(ことのつづき)

3、泣き童子  三島屋変調百物語参之続(さんのつづき)

4、三鬼  三島屋変調百物語四之続(よんのつづき)

5、あやかし草紙  三島屋変調百物語伍之続(ごのつづき)

6、黒武御神火御殿  三島屋変調百物語六之続(ろくのつづき)

 

7、魂手形  三島屋変調百物語七之続 →まだ未読

8、よって件のごとし  三島変調百物語八之続 →まだ未読


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2023-06-21 | 宮部みゆき

 

責任編集 宮部みゆき
『宮部みゆきの江戸怪談散歩』★★★★★

 

もうお江戸物語好きにはたまらない一冊
(毎度出逢うのが遅いと思うけど(^▽^;))

ちょっとコミカルな表紙もまたよいですな。

 

--------(抜粋)

 

宮部みゆき責任編集!
宮部みゆきの「怪談」作品に出てくるあの街道、あのお店はどこにあったの?
宮部怪談の舞台をぶらり散策や、北村薫氏とのスペシャル対談、宮部みゆき推薦の怪談短編紹介など、宮部ファンや怪談好きにはたまらない一冊!

 

人の業がなせる、恐ろしくも切ない怪談話の語り部・宮部みゆき
稀代のストーリーテラーが織りなす物語には、どんな思いがあったのか。
『泣き童子』が話題の「三島屋変調百物語」シリーズをはじめ、物語の舞台を歩きながらその魅力を探る異色の怪談散策!
さらに怪異の世界を縦横に語りつくす北村薫氏との特別対談に加え、“今だから読んでほしい”小説4編を厳選
ファン必携!著者責任編集「宮部怪談」公式読本

 

--------

 

宮部みゆきの怪談を味わう 

・曼珠沙華
・だるま猫  

宮部みゆき推薦!私の好きなこの話 

・岡本綺堂 指輪一つ
・福澤徹三 怪の再生 ★★★★★秀悦です!(初作家さん)

読後がまた何とも言えないゾワッ
この福澤徹三が気になってしまった。

福澤徹三 - Wikipedia

 

再生ボタン

 

再生ボタン

教師と学生たちがキャンプ地で、とっておきの怪談話を披露しあった末に起きた悲劇を綴る「怪の再生」。さえない中年男が帰宅途中に美女と出会い、夜な夜な夢現の狭間で情事...

幻冬舎

 


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2023-06-06 | 宮部みゆき

 

 

宮部みゆき
『クロスファイア㊦』★★★★

 

あっという間に下巻突入です。
孤独なダークヒーロー、超能力を持つ淳子の物語

1998年10月 カッパ・ノベルス(光文社)刊
2002年9月 光文社文庫刊

 

--------(抜粋)

 

連続焼殺事件を追う警視庁の石津ちか子・牧原両刑事。事件の背後に“念力放火能力者”の存在を感じた二人は、過去の事件関係者を洗い、ついに淳子の存在に気付く…。さらに、“ガーディアン”を名乗る自警組織が、一連の“処刑”は淳子によるものと察知!彼らは巧妙に淳子を組織に誘う。胸に迫る孤独!痛切な愛!正義感の向こう側に何を見つけるのか―。



--------

 

 

 

超能力を持つ淳子 警視庁の石津ちか子

どう双方が絡んでくるのかが見ものだったけど(そこがクロスX)
ラストはどうなる!?
もちろん淳子には幸せになってほしいと希望はあるけど、
超能力者として力を使い過ぎてしまった感があり・・そんなイメージは皆無

さすが宮部さん上手く纏めた感はある。
突っ込みどころをあえて突っ込ませないところが上手いなぁ~

 

 

 



思えば矢田亜希子は好きな女優さんだった。
カレンダーを買ってもらった記憶もあるぐらい。
やはり例の事件から落ち目。。
最近見かけるけど、何の気持ちもおきない。そんなものかしら。


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2023-06-05 | 宮部みゆき

 

 

宮部みゆき
『クロスファイア㊤』★★★

 

光文社文庫プレミアム

名前の如くプレミアム感?
「光文社文庫で愛読されている名作を、読みやすい文字に組み返し、新たなカバーデザインで、
「光文社文庫プレミアム」として刊行いたします。」
と巻頭に記載有

 

1998年10月 カッパ・ノベルス(光文社)刊
2002年9月 光文社文庫刊

 

--------(抜粋)

 

青木淳子は常人にはない力を持って生まれた。念じるだけですべてを燃やす念力放火能力―。ある夜、瀕死の男性を“始末”しようとしている若者四人を目撃した淳子は、瞬時に三人を焼殺する。しかし一人は逃走。淳子は息絶えた男性に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね」正義とは何か!?裁きとは何か!?哀しき「スーパーヒロイン」の死闘を圧倒的筆致で描く。

 

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夜に火をつけてみろ

   —デニス・エチスン「遅番」

 

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宮部みゆきの筆が冴える 冴えまくる。
今現在じゃ中々描けない物語だと思うと余計に惹き込まれる。

それも単純に物語を楽しむだけじゃなく、考えさせられる話でもある。

あっと言う間に下巻へ。

 


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