石田衣良
『電子の星 池袋ウエストゲートパークⅣ』★★★
さくさく続くよIWGP!
この装丁はその当時もインパクトがあった(森絵梨佳ね)
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数すくない言葉でいかに大切なことを伝えるか。それが最初にできなきゃ、無限の語彙ももち腐れ。
善良な意思から生まれる悪しき行動ってやつ。
あんたは夕日が沈むのや雲が空を横切るのを最近ゆっくり眺めたことがあるだろうか。このひと月でほんとうに気もちが通う誰かさんと心をひらいて話したことがあるだろうか。
人類の長い歴史を考えれば、死は無数の場所に存在し、おれたちはどこかの誰かが死んだ土地のうえを毎日一歩一歩踏みしめて歩いているのだ。
「よい人生とは、よい検索だ」
そのとおり。どんなこたえを得るにしても、探し続けることがより大切なのだ。
おれたちはみな、生まれて最初に吸った土地の空気を、一生肺の底にためて生きるのだ。
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まだまだ続くみたい(部長の本箱からです)
スマホで撮った紫陽花は光り輝いていた。
山中湖の富士山と一緒ね https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/5ce725607ea1b6802f1adcd7c76b1a9d
石田衣良
『骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ』★★★
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ご存知IWGP第3弾! ますます快調のTV化話題作
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装丁の写真がまさしく池袋
先週何度か池袋駅を使用したけど、毎度の混雑はなかった。
ウエストゲートパークはまだ読む前で横目に通過
次作のために今度通った時は写メってこようかな。
さてこちら三作目(今回も最後『西口ミッドサマー狂乱』書き下ろし)
緑の最凶ドラッグ「スネークバイト」
やはりドラックネタは外せないかと。
作品を読む前になんと言ってもクドカンの解説に注目
腰の低さに笑ってしまった。
それと小ネタ(前から知ってたけど)
石田衣良さんの本名はいしだいらさんです。分かるかな(笑)
2004年ですよ wow
今日の紫陽花ちゃん。
石田衣良
『少年計数機 池袋ウエストゲートパークⅡ』★★★
I.W.G.P.!!!
やはりドラマを思い出しつつ読んでしまう。
長瀬や窪塚洋介の影がついて回る。
あと母の森下愛子さんかなぁ(笑)
こちら書下ろしを一編含んだ短編仕立て(書き下ろし『水の中の目』★★★が印象的)
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退屈と時間はたっぷりあった。ひま潰しにいつも誰かとつるんでいるやつもいるけど、おれは退屈すると人に会いたくなるなんてことはない。
(もっともテレビを見るのって、ゆっくり自殺することなのかもしれない)
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水のなかで目をいっぱいに開き、世界を見あげたことがあるだろうか。
ゆらゆら揺れる透明なスクリーン越しに、奇妙にまぶしい空や歪んだ景色が広がっている。別に小笠原やモルディブの旅行パンフみたいな青版百パーセントの海の話をしているわけじゃない。そのへんの遊園地や学校にあるありふれた二十五メートルプールの話。
まだら模様のコンクリートの底に張りつき、息をつめて水の天井を見あげる。水面にきらきらと反射する八月の日ざし。ちいさな波頭で弾けては結ばれる光り。
友達の誰かの手足が扇のように撒き散らす無数の空気の粒。夏休みの熱気もひんやりとカルキ臭い水中までは届かない。もしかしたらあの世から見ると、おれたちの生きてる世界はこんなふうに見えてるんじゃないだろうかと、おれはよく考えたものだ。ものすごくきれいで、光りあふれていて、すべてがちょっとずつ歪んだ魅惑の世界。
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子どものころばかりじゃない。おれは今年の夏だって、水のなかから世界を見あげた。池袋の星のない夜空が見えた。そのときは、ちょっとばかり自分の死を考えた。
それから水のなかの目を見た。海藻のように揺れる目に映る絶望。おれはあの目を死ぬまで忘れないだろう。やちは鏡のむこう側から決してあがってはこない。
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なんといっても、その日はすごくバラけた夏の夕暮れだったのだから。
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懲りずに紫陽花
どこ見ても紫陽花
今日の社内は在宅率高し!
お偉方がだ~れもいない無法地帯(笑)
石田衣良
『池袋ウエストゲートパーク』★★★
IWGP!
とにもかくにもなつかしい!
わたしの青春時代(何度も言うが死語?)
マコトはもちろん長瀬です!
石田さんはこの物語をきっかけに結構読んだ記憶
『4TEEN』『スローグッドバイ』『1ポンドの悲しみ』
『うつくしい子ども』『魔法のボタン/I LOVE YOU』
『空は、今日も、青いか?』『LAST』『エンジェル』などなど。
(この備忘録前)
どうかな?再読したら何か思い出すことがあるかな?
この方、テレビなどでの露出が増えてそれで嫌疎遠に。
私的にイメージ先行
作家さんは黙っていてほしい。
「なつかしかったです!ドラマ借りてみようかな」