江國香織
『スイートリトルライズ』★★★
文庫本にて再読
ハードカバーはベア。
連絡を待っている自分が嫌で携帯の電源を切りたい衝動に駆られる。
でももしかけてきて「電源が入っていないか…」のアナウンスを相手が聞くことを思うと切れない。
フッと笑ってこの文を書いてる。
時間は22:21 ふぅ
一緒に暮らしていたらどう思うんだろう?
そんなことがこの先あるのかな?
依存
こわい これ以上傷つきたくはない。
頼みの綱の週末の「内緒」
さてお好きな抜粋
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約束は大事だと思っている。とくに、どうでもいいような約束は。
「よかった」
と言い、にっこり微笑んで、
「私たち、気持ちがちゃんとつながってるのね」
とつけたした。
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たまに「地獄に落ちろ」と悪態をつく。
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「このうちには恋が足りないと思うの」
「あなたといると、ときどきとても淋しくなるの」
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きたーと思ったら自己中男子だった。
「ゴルフするの?」今更な質問に「おまえが地獄に落ちろ」はぁ
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煙草の煙をほそくながく吐く。窓には透きとおった雨粒がつき、ガラスのあちこちを、それが線になって流れ落ちていく。
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その数分後きた「これから帰ります」
電話はなし あと2分で11時
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――ごく単純な意味において、運命っていうものを信じてるの。
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今日は素直に反応
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「その、なんでここにいるの?」
飢餓。
ふいに気がついた。愛ではなく飢餓だ。
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既読にならない。これがLINEのやきもき。よくもわるくも。
どうでもよい会話を自己中と。
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――嫉妬は女性にするものとは限らないのよ。
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先日行ったお寿司屋さんで開口一番「まかせなさい」
ただ私は座っているだけ。
ノースリーブの腕が冷えて触るとひんやりした。
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――まあね。離れてるから上手くいく男と女っていうのもあるんだろうね。
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結局自己中も自己中で途中離脱(笑)
既読にならないまま23:45
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自分でも何か話さなければと思ったが、話すべきことが何もないので黙っていた。会社にいって会社から帰った、それだけの一日。
男性というのは、好きになろうと思えばいつでも好きになれるものだ。誰にもいいところはあり、それはその人に特有のよさだからだ。
「物語は一度だけだから美しいんだよ。人生とおんなじだと思う」
「私、土曜日って大好き」
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今度は弁護士から。。逢っておきたい人ではある。
読書終了///
ちょうど半分
明日「おはよう」を見ていつもの一日が始まったって思うのだろう。
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簡単なことだった。家のなかと外とを分ければいいのだ。悪いことをするわけではないのだから。
秘密をすこし持つ方が物事は上手くいく。
隠すべきことがあると、おのずと話すべきこともでてくるのだ。
「大切なのは、日々一緒に生きるっていうことだと思うの」
「一緒に眠って一緒に起きて、どこかにでかけてもまたおなじ場所に帰るっていうこと」
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豪遊
早朝帰り
リアルに感じたのはほりえもんがいたこと(笑)
ふぅ
朝目覚めて「行ってきます~」安堵
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ここにあるのは愛ではなく飢餓なのだ。
別な男を好きになることなど簡単だった、と、言ったら?
「会いたかったわ」
言葉が勝手に口をついてでた。
「会いたかった。すごく会いたかったわ」
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「朴訥とした感じ」
後ろを振り返ることなくさっさと先を歩く後ろ姿
しかしタクシーに乗せようとした時のぎゅっと手首をつかまれた腕の力強さ
あのまま乗っていたらどうなっていたんだろう?
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「ここにいると、昔のことを思い出してしまうの」
「昼間は外にでて、仕事をしたり、いろんなことを考えて、浮気したりしていても、夜になるとそれぞれのうちに帰るでしょ。それって妙だなあと思うの」
地下鉄の窓に映った自分たちの姿は、でもすくいがたくよそよそしく、おそろしく淋しかった。
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ハーフ終わってるはずだけど連絡はなし。
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「週末じゅう、もう会いたくて会いたくて会いたくて大変だったんですよ」
「なぜ嘘をつけないか知ってる?人は守りたいものに嘘をつくの。あるいは守ろうとするものに」
私はこの男を愛している。強烈に。どうしようもなく。身も世もなく。
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「肝機能絶好調!」
ビール2杯、日本酒2合、ファジーネーブル2杯(他オレンジ系1杯)、ジントノック2杯、梅酒ロック1杯、そして赤ワイン1杯
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嬉しさが溢れて心がとろける。この男を拒絶することなど、どうすればできるだろう。
「こんなの全然スイートじゃないわ」
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あと一時間
さよなら夏の日
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理解できる相手は、やすらかだ。
スイートな、別の記憶
最終電車はひどく混んでいた。
なんだってみんな、金曜日というと酔っ払いたがるんだろう。
「ただいま」
「どこか行ってたの?」
尋ねるとくすくす笑った。
「行ってたわ」
と、こたえる。ありがとう、と言って腕からでた。