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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2023-10-02 | 恩田陸

 

恩田陸
『木漏れ日に泳ぐ魚』★★★

 
 
恩田陸纏めての三作目です。
もう当分はよいかな・・(苦笑)好みの問題
 


 
--------(抜粋)
 
 
直木賞のみならず、本屋大賞を2度までも受賞した著者の隠れた傑作!

舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。
初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿――
共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始め、〝最後の夜〟に濃密な心理戦が繰り広げられる。かつての恋人は、ひょっとして殺人犯なのか?
過去をめぐる物語は次々と意外な事実を明らかにし、朝の光とともに訪れる真実とは――。

「相手が殺人犯ではないか」というシンプルな攻防が続く心理戦が、いつしか「事件の真相」以上に衝撃的な事実にたどり着く。次々と明らかになる過去の秘密と、移ろいゆくふたりの心……。互いの腹を探り合うスリリングな興奮と、好きなのに疑ってしまう恋愛の切なさに一気読み必至の、傑作心理サスペンス


--------
 
舞台の会話劇を想像
この二人の関係は・・!?
まぁ一筋縄ではいかないだろうね。

また兄妹!?と続けて読んでいるからか、
本当だとこの意外な関係に衝撃なんだろうけど慣れってこわい。。
 







---
 
 
愛がなければ嫉妬もない。
 
 
---
 
確かにそうなんだけど、そうなんだけど・・
静かな襲撃を受ける一文

嫉妬と言う感情は誰に対してでも起こることではない。
 
なぜ惹かれるんだろう。
 


双方の緊迫した(殺人も絡むので)変化する場面展開におもしろさを感じるんだろうけど、
何だか上手く纏まり過ぎているような・・「プロット」と言う言葉が浮かぶ。
全体的に緻密に計算されているのが気になってしまった。
なんか嗅ぎ取るというか、嗅ぎと取ってしまうというか・・

昔、恩田陸を読んだ時に感じたグレーゾーン
そこがよかったとも言える。
はっきりした結末を迎えず終わるのはやはりそうか。



---
 
 
大人の知恵。心を守るための知恵。
 
 
---
 
駆け引きをする相対する男女の心の動き
目の中に宿る光

過去に飛ぶ記憶の糸を手繰る。








解説は鴻上さんです。
毎度先に読みたくなり「ここから先はネタバレ」ってところでストップ///
 

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2023-10-01 | 恩田陸

 



恩田陸
夏の名残りの薔薇』★★

 
 
恩田陸纏めての二冊目です。
題名は今の季節にピッタリ
 
 
--------(抜粋)
 
 
沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。これは真実なのか、それとも幻か?

巻末に杉江松恋氏による評論とインタビューも収録
 
 
--------
 
引用文献
アラン・ロブ=グリエ
『去年マリエンバートにて/不滅の女』
 
クローズドサークル 古典的シチュエーションですがワクワクしてしまう。
 
 
 
 
まさにこの世界は夢か幻か?
 
 
 
--- 第五変奏のラスト
 
 
「瑞穂さん!」
慌てて早紀さんが抱きとめようとしたが、瑞穂さんは身体を震わせ、大きくのけぞった。
「瑞穂さん!」
入り混じる悲鳴。
私を抱きしめる時光。
椅子の倒れる音。
遠くから、廊下を誰かが駆けてくる。複数の足音が、悲鳴を聞きつけて押し寄せてくる。
しかし、静かだった。
私の中の世界は静かだった。
降り続く雪。
そして、その時初めて、瑞穂さんの声が聞えてきた。
これまで聞いたことのない、これから二度と聞くことのない、彼女があの本を朗読する低い美しい声が。
 
 
ゆっくりとした暗転。それから、ゆるやかなトラック・バック。
 
 
---
 
この場面は読んでいて映画の一幕みたいに盛り上がった。
 
 
恩田陸は三人称他視点を得意とする作家らしく、
先日読んだ『まひるの月を追いかけて』での一人称の語りはめずらしいらしい。
 
視点が変わると目線も変わる。

一人称の方が読みやすいとは言える。
 
 
「誰もが誰かを監視している」
 
この物語のキーは「記憶」である。
自分の中で作り上げられる記憶
なかったことがあったことのように浮かび上がる。
その記憶の中が本当の世界と信じる、信じたくなる心理
誰もが逃避したい現実に直面したことはあると思う。
 


恩田陸が一番好きな本memo
 
クリスチアナ・ブランド
『緑は危険』
 
 
 
 
 
「孤独」「ツライ」と検索する心理
 
電話からでも重い空気は伝わり、気が滅入る。。
無理にでも切り替えて前向きにゆかないといけない。
この状態は何だろう?
 
そんな状況で地元の友からの一本の電話で救われる。
伝わる温かみのあるオーラ
彼女は無敵だ!!
 
 

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2023-09-30 | 恩田陸

 

恩田陸
 


--------(抜粋)


異母兄が奈良で消息を絶った。たったの二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香…。旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。それは真実なのか嘘なのか。旅と物語の行き着く先は―。
恩田ワールド全開のミステリーロードノベル


--------
 
巻末の書籍紹介でこのあらすじを読み、早速図書館へ。
恩田陸3冊GET(他も同様)
 
ただ・・こちらの主人公
性格的に寄り添えないわたしです。
なんかちょっとね。

 
 
---
 
 
とっさの時には相手に好意を持っているかが表に出るものである。そして、女というものは、そんな瞬間にはちゃんと相手が自分に好意を持っているか直感で分かるのだ。
 
 
---
 
 
不思議だ。世の中には、謎が溢れている。殺人事件の犯人や、宇宙の仕組みや、税金の使い道や、ふんわりしたシフォンケーキの作り方など、知りたいことはたくさんあるし、みんながドラマや週刊誌でいろいろな謎を解こうとしている。しかし、実際に、本当に知りたいと思うことは少ししかない。大部分のことは知らなくても生きていけるのだ。
本当に知りたいこと。それは、ほんの身近でつまらないところにある。たとえば、なぜ私たちは別れてしまったのか、とか。彼が浮気をするに至った本当の原因はなんだったのか、とか。こうなる運命は出会った時から決まっていたのか、とか。
 
ある人を知るにはどうすればいいだろう。一緒にいて、一緒に行動して、会話を交わす。それが最も手っ取り早い方法だろう。しかし、それだけでは駄目なことを私はよく知っている。
 
 
---
 
 
 
 
 
 
 
 



「愛情に飢えてる?」
夢占いでの会話で「そうかもしれない」とサラッと言った相方

愛とか恋とか・・遠い人

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2021-11-24 | 恩田陸

 

恩田陸
『私と踊って』★★★
 
 
突発的に題名と表紙で選んだ本
あとショート・ショートってのがよいなと。
 
活字中毒と思いたくもないけど、
バッグの中に本がないと分かった時のショックは大きくて。
!!!
本屋さんに走りたくなる(歩いてですが)
久々に買った恩田陸

電子書籍は?と突っ込まないでね 永遠の紙派なので。
読む、読まないに関わらず手元にあると安心
 
ただ最近は山行には持参しないことが多くなった。
一度忘れて焦って以来、逆に本がなくても過ごせることが分かった。
うとうとと居眠りしたり、車窓から山並みを眺めてみたり。
 
 
 
--------(抜粋)
 
 
パーティ会場でぽつんとしていた私に不思議な目の少女が声をかける。
「私と踊って」
彼女は私の手を引いて、駆け出した。
稀代の舞踊家、ピナ・バウシュをモチーフにした珠玉の小篇
冴えわたる恩田ワールド、きらめく十九の万華鏡
 
 
--------
 
 
・心変わり
・骰子の七の目
・忠告
・弁明
・少女曼荼羅
・協力
・思い違い
・台北小夜曲 ★★★★
・理由
・火星の運河
 
---
 
「 火星には直線で引かれた運河があって、それは異星人の文明の痕跡だっていう説があったけど、あの説って今もあるのかな」
 
---
 
 
・死者の季節 ★★★★
 
---
 
四月は残酷な月、という言葉がある。
 
 
 
本当に望んでいることは口に出してはいけない、と言われる。口に出してしまうと、魔物が寄ってくる。好事魔多し、という言葉もある。
 
 
 
---
 
 
・劇場を出て
・二人でお茶を
・聖なる氾濫
・海の泡より生まれて
・茜さす
 
・私と踊って(表題作)
 
・東京の日記
・交信
 
 
-------- 以上19作品
 
最後の「東京の日記」と「交信」の羅列がおもしろい。
遊び心もある一冊です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2019-09-18 | 恩田陸


恩田陸
『私の家では何も起こらない』★★

図書館本
装丁がかわいい。

標題作の『私の家では何も起こらない』から始まる。
小さな丘に佇む古い洋館を舞台に起こる惨劇の数々

しかし読んでいる内に睡魔に襲われたため・・再読の再読
緊張感がないのかしら?
眠りを誘う本
「家の横にリンゴの木」という箇所を三度ぐらい読んだ。

---

丘の上の家の向こうで、雲が流れ、日が落ち、雨が降る。時間というのが主観的なものであるということを実感する。



「時として、一人よりも二人のほうが孤独を深めるものです。一人ならば気付かぬ不幸を、互いの姿を鏡として、合わせ鏡のように増幅させてしまうことがあるんです」



---



『私は風の音に耳を澄ます』
朝食風景の描写から、先日泊まったホテルでの同風景が浮かんだ。
雨上がりの青空が眩しくて、あえて窓に背を向ける席に食事を運んだのに、
(朝食はバイキング)
飲み物を取って戻った時には、景色がよく見える逆向きの席にセッテングされていた。
相方のちょっとした気遣い。
自然なことだろうけど、感心する。

---

二人が静かに笑う声。
ああ、なんと平和な光景なのでしょう。今日も明日も同じ日が続くと信じている人だけが立てられる笑い声です。



---



『我々は失敗しつつある』

---

蛇の道は蛇

黄昏の空に、雲が動く。窓ガラスに映った雲の輪郭が光る。



---



『あたしたちは互いの影を踏む』



















「フラれるかもしれない」

そんな予感を一体何度経験したことか・・

あと
「これってフラれたってこと!?」
未確定要素が含まれ、現実を受け入れられず自問自答

完全にフラれた方がどれだけよいことか。

中途半端な答えだったら??
笑顔で別れよう。
脚にしがみつくが如く哀願なんてナンセンス(20代失恋)
あっさり背を向けて、独り泣く。。(もぅ泣いたけど)

さてどうなることやら・・


大器晩成を信じたい。



Lewis Capaldi - Someone You Loved

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2019-08-09 | 恩田陸


恩田陸
『六番目の小夜子』★★

やはり学園モノだと睡魔に襲われ、こくりこくり。
関根さんの息子は期待通りであり、途中期待外れ(笑)でもあり、
そこのところは楽しめた。
(参照:https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/4148f51b630d407fedf238e70afe0b16
   :https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/d635b3ca5cf4c71d89bdb500e9e5ae37
読んでみて、関根三兄弟(兄、姉、弟)の活躍を見てみたい!って思った。願望
あと残すは『図書室の海』

---

津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生
高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。
三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。
そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。
学園生活、友情、恋愛
やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、
伝説のデビュー作

---

デビュー作ってことで、
安定する基盤がまだなくちょっとアンバランス




ドラマ化されてて、まさしくイメージ通り!

美しく謎めいた転校生
わたしが小学校の時の転校生がそうだった。
先生に「隣の席になりたいです」って伝えたら、
その通りになり、それをきっかけに仲良くなったことを思い出した。
あの積極性は何だったのか・・











現実は・・お仕事でミスってせっかくの夏季休暇中の上司に迷惑をかけてしまった・・
素直に謝り、今後の対応策を準備
ただ気持ちは夏季休暇 浮かれ気分を抑えられず///
明日から10日間NOPC(スマホを手放せば完璧)
田舎時間をどう過ごそう?何かを得ようとは考えている。


久しぶりにpaypay1,000円当たった。うれし~


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2019-07-28 | 恩田陸


恩田陸
『puzzle』★★★★

『象と耳鳴り』からのつながり
関根さんの息子 春(しゅうと読むが私のイメージは「はる」)

祥伝社文庫創刊15周年記念 特別書き下ろし作品
テーマ競作「無人島」
そういう着目がおもしろいと思う。

2000年

軍艦島 端島



--------



学校の体育館で発見された餓死死体
高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体
映画館の座席に腰掛けていた感電死体
――コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。
しかも、死亡時刻も限りなく近い。
偶然による事故なのか、殺人か?この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー



--------

題名の通り、最後にピースがピタリと合わさり謎が解消する小気味よい推理小説





---



誰と来よう?誰とここを歩こう?



---

しかし新元号の「光文」事件は初耳だった。









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2019-07-27 | 恩田陸


恩田陸
『象と耳鳴り』★★★★

やっと完読 一目惚れした本
ねじれた記憶、謎の中の謎、目眩く仕掛け、意表を衝く論理!
(こちら解説もまた個性強)

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「あたくし、象を見ると耳鳴りがするんです」退職判事関根多佳雄が立ち寄った喫茶店
上品な老婦人が語り始めたのは少女時代に英国で遭遇した、象による奇怪な殺人事件だった・・・・・・。
表題作をはじめ、子供たちの会話、一枚の写真、携帯電話など、なにげないテーマに潜む謎を、
鮮やかな手さばきで解き明かす論理の芳醇なる結晶
幻惑と恍惚の本格推理コレクション!



--------

どきわく。期待以上の内容のクールさに主人公の関根さんに興味津々!



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出版社からのコメント

緑白のカバーデザインにピンとくる貴方は筋金入りのミステリファンです NHKドラマで話題となった『六番目の小夜子』の主人公の父親関根多佳夫(TVでは古尾谷雅人さんが演じていましたね)が活躍するのが、この短編集
ゲラの準備を進めていたころ、装幀などもそろそろ煮詰めなければと打ち合わせに入った新宿N屋地下の喫茶店で、恩田さんはおもむろに一冊の古本を取り出しました。
「今朝、古本屋さんでやっと見つけました。今度の本の装幀はこれにしてください」
「こういうイメージということですか?」
「そうじゃなくて、これそっくりにしたいんです」

その本というのが40年前に東京創元社からクライムクラブシリーズの一冊として出たバリンジャーの『歯と爪』
緑白ツートーンの簡易箱装された新書でした。たしかに古き良き時代の洗練されたブックデザインです。
装幀したのは『暮らしの手帖』で知られる花森安治氏
さっそく東京創元社現社長の戸川さんに花森氏のお嬢さんを紹介していただいて、ご快諾を得ました。
「私だって入社する前の本ですよ」という戸川社長によれば、花森氏自身が雑誌の犯人当て企画に、異ジャンル代表として参加するほどのミステリファンだった、なんて話も聞けました。

「このデザインだと、タイトルも『○と×』というパターンじゃないとだめなんです。だから表題作は『象と耳鳴り』にしてください」
と恩田さん。
昨今の書店さんの刺激いっぱいの新刊売場で、この地味なデザイン、地味なタイトルが、どこまでウケるかという懸念は、幸いなことに杞憂でした。

 ちなみに『歯と爪』は文庫になった際、解決編部分が袋とじにされ、帯に『袋とじを破らずに、その前の頁で読み終える人には返金保証する』旨が明記されて話題になってます。



--------




















土用の丑の日
ってことで朝から鰻を食す。
外は荒れまくりなお天気で晴れたり曇ったり雨が降ったりと忙しい。



隅田川の花火大会どうなることやら・・

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2017-04-17 | 恩田陸




恩田陸
『夜のピクニック』★★


気にはなっていたけど、学生の話に惹かれず、、
引き続き本屋大賞ってことで読む読む。

--------(抜粋)

 

繫ぎ留めておきたい、この時間を。

小さな賭けを胸に秘め、貴子は高校生活最後のイベント歩行祭にのぞむ。誰にも言えない秘密を清算するために――。
永遠普遍の青春小説

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説

--------

うん。新鮮な輝きを持ったお話
そう特に大きな事件があるわけじゃない。
ただ学生時代ってそうだったよねって。
わたしにもそんな時代があったなって。


大学生を好きになり、どきどきだったあの頃
甘い甘い
色々なことに一喜一憂していた。

学校近くまでクルマで迎えに来てもらって、
サボってドライブへと自由に青春を謳歌
背伸びをしていた感
後悔したのは同学年男子と付き合わなかったこと。
一緒に登下校とかしたかったな なんて過ぎ去った後思った。



「──もっと、ちゃんと高校生やっとくんだったな」



そういった意味では過去若かりし頃を思い出すきっかけにもなる本


私的には恩田陸っぽくないような?



--------

2005年本屋大賞の受賞作発表

大賞
『夜のピクニック』
著/恩田 陸
(新潮社)374点

2位
『明日の記憶』
著/荻原 浩
(光文社)302点

3位
『家守綺譚』表紙
著/梨木 香歩

(新潮社)274点

--------

梨木さんは読了済


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2016-01-12 | 恩田陸




恩田陸
『ユージニア』★★★


---


「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」
こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ――。


---



 !!!
何この展開
誰が犯人か分からないんですけど(笑)
緋紗子かと思い読み進め、月初明け残りの2章を読んでスッキリ
めでたしめでたし~
その予定が何?
予想外で参りました。
これはまたじっくり一気に読み込む必要がある。

そんな単純な話じゃなくてよ?なのか、その通りよってことなのか
再読しないことにはね。

長い連休までさようなら。



恩田陸もグレーゾーン(笑)


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