鴨崎暖炉
『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』★★
第20回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作
略して『このミス』 かるっ!なんのこっちゃ(笑)
密室⻩⾦時代の殺⼈ 雪の館と六つのトリック|文庫グランプリ|宝島社
ライトノベルな読みやすさ そして軽さ、軽快さと言えばよいのか。
違った意味で架空の世界観はSFっぽい(名前の付け方とかね)
ぽんぽん弾むリアルな2022年の会話
「秒で読めます」状態です。
エンターテインメント小説(どこかでも言ったね)
宝島社・・イメージはムック本
推理小説!?よく見ると見たことのない装丁の文庫本でした。
密室事件の模倣犯登場
クローズドサークル 今も昔も鉄板ですな。
殺人現場にあったトランプを撮影しアプリで検索をかけるくだり・・ 違和感1
鉄板は続き、雪白館は外界と隔絶され陸の孤島となる。
こういうパターンを何度も何度も読んでいるけど、やはりどきわく感は湧く。
違和感2 他のお客様の予約受付可という条件の元、一週間全室貸し切り予約を受け入れるっておかしい。
昔読んだ小川糸のとんとん話を思い出した。
作者の思う通りに全てが進み苦労知らずの違和感だらけってね。
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人間の体は怪我をすると、自然とその傷口が閉じるようにできている。血を止め、傷を修復するためだ。これを生活反応という。
でも死んだ人間からは、その生活反応は失われる。
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「完全な密室——、そんなわけがないでしょう。」
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密室の謎を解いた彼女が最初の密室殺人事件の被疑者だった。
そして回想1へ。
この日本最初の密室殺人って言うのにも違和感3
第一の殺人、第二の殺人、第三の殺人 全て密室で睡魔( ゚Д゚)ネムヒー(出た!)
ついつい会社のコにチャットしてみたり。
「題名が『密室黄金時代』だもん(笑)」その通りです。
小休憩で巻末の〈解説〉を読み、筆者のプロフィールを把握
鴨崎暖炉のペンネームの由来
「暖炉の前で安楽椅子に座りながら、毎日、本を読む人生を送るのが夢」とのこと。
よいわね~🔥メラメラ
さて続々違和感4(ここからネタバレ入)
第二、第三の事件でベッドの下から銃を撃つことだけど、寝相が悪かったら当たらなくない?
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「だって、そうでしょう?クローズドサークルで犯人が自殺した場合、その人物は犯人じゃなくて真犯人は別にいる。推理小説だと、大半がそういうパターンでしょう?」
確かに、と僕は思う。
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『究極の密室トリック』
【ノックスの十戒】 推理小説を読む人には分かる分かっていないとね。
密室代行業者やら「『密室使い』」やら・・(^▽^;)魔法使いか?
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「そう、ネットで。アマゾンで『液体窒素』『容器』で検索したら出てきたの。アマゾンってこんなものまで売ってるんだって、感心した覚えがあるわ」
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【モーセの十戒】
ノックスでもありモーセでもある。
第5章からが本番!?
ってか密室だらけで( ゚Д゚)ネムヒー(再び)
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「てか、マジでわかんないんだよな」
「密室の強度が高すぎる」
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ラスト残ったのは梨々亜を除く五人
フェルリン、石川、迷路坂、蜜村、夜月 そして葛白
・・・一体誰?(勝手に迷路坂かと思っているわたし)
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密室トリックは魔法じゃない―—
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刊行にあたり、第20回『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ
受賞作品「館と密室」を改題のうえ、加筆修正しました。
以上
世間で評判の本も一応読んでおこう~そんなノリでした。
でも心の片隅には周五郎さん💗
ついてゆきますわ。
成田から広島行