◆BookBookBook◆

📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

N

2020-05-25 | 作家別諸々(な行)

 

中島らも
『ガダラの豚 Ⅲ』★★

 

舞台は帰国後の日本 それが微妙な展開に・・
アフリカ篇を続けて、現地完結型にしてほしかった感
中だるみもあり、貸主にチャットしちゃった。
「ガダラⅢまできました。みんな死んでゆきます。」
「そうそう(笑)私はアフリカにいた頃がおもしろかった」
同意見に確信

 

 

 

---

 

「サブリミナルよ」
「どういうものですか、それは」
「ビデオならビデオの三十分の一の一秒目ごとに一コマ、簡単なメッセージを入れるの。もちろん、見ている人は肉眼では識別できないわ。でも、その映像が、潜在意識の中に強烈な暗示を与えるの」
「へえ。そんなことで人間の行動が左右されるもんですかね」
「ことの起こりは、一九五六年、ニュージャージーのフォートリーのドライブイン劇場なのよ。キム・ノバクとウィリアム・ホールデンの”ピクニック“って映画を上映してたわ」
「なんだか、古き良きアメリカですねえ」
「この映画の、二百四十コマに一コマずつ、“コカ・コーラを飲もう!”“ポップコーンを食べよう”ってメッセージがはさみ込まれてたのよ。もちろん、人間の視覚能力の閾値を下まわっているんだけど」
「で、どうなったんです」
「映画が終わってみると」
「館内の売店の売り上げが普段に比べて、コカ・コーラ五十七・五%、ポップコーン十八・八%のアップになったんだとさ」


「おっとろしいもんですね」
「おっとろしいわよ」

 

---

 

 

 

 

 


さてこれにて完結/// 

さてお次は、レイモンド・チャンドラー放置中(これは今週末かな)
あとは、村田喜代子(挫折しそう)、江國香織(マンネリ)、久々の椎名誠(♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

The Weeknd - Blinding Lights

 

 

 

The Weeknd - In Your Eyes (Official Video)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2020-05-22 | 作家別諸々(な行)

 

中島らも
『ガダラの豚 Ⅱ』★★★★

 

舞台はアフリカ真っ只中!


ケニアとウガンダの国境近くの町クミナタトゥ
未知な世界は読んでいておもしろい!
一気読みです(既にⅢ読書中)

 

前回記載していなかった・・
題名の『ガダラの豚』とはなんぞや?

ガダラの地にて凶暴な二人に取り憑いていた悪霊がイエス・キリストによって追い出され、
そこで飼われていた多くの豚の中に入れられ、その豚の群れが崖から転落死するという内容

 

********

 

イエスが向こう岸のガダラ人の地方に着かれると、悪霊に取りつかれた者が二人、
墓場から出てイエスのところにやってきた。
二人は非常に凶暴で、だれもその辺りの道を通れないほどであった。
突然、彼らは叫んだ。
「神の子、かまわないでくれ。まだ、その時ではないのに、ここに来て、我々を苦しめるのか。」
はるかかなたで多くの豚の群れがえさをあさっていた。
そこで、悪霊どもはイエスに、「我々を追い出すのなら、あの豚の中にやってくれ」と願った。
イエスが「行け」と言われると、悪霊どもは二人から出て、豚の中に入った。
すると、豚の群れはみな崖を下って湖になだれ込み、水の中で死んだ。
豚飼いたちは逃げ出し、町に行って、悪霊に取りつかれた者のことなど一切を知らせた。
すると、町中の者がイエスに会おうとしてやってきた。
そして、イエスを見ると、その地方から出て行ってもらいたいと言った。

 

********* マタイの福音書第8章28-32より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dua Lipa - Don't Start Now (Live in LA, 2019)

声も曲もよくて注目♪LIVEvr.発見


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2020-05-20 | 作家別諸々(な行)

 

中島らも
『ガダラの豚 Ⅰ』★★

 

本屋さんの密さ加減
やはり交換読書がよき。
偏り読書からの脱出

知人がKindle電子書籍にしようかなと言ってて(メールでです)
ダメダメやっぱり紙でしょ~そんな味気ない。
しつこく言ったら効果有(笑)

さて初作家さん・・らも?どこかで聞いたことがある。
活動最初は「羅門」だったそう。

装丁の雰囲気がアフリカっぽく、ビンゴ!

 

--------

 

アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授
彼の著書『呪術パワー・念で殺す』は超能力ブームにのってベストセラーになった。
8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアル中に。
妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。
大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。
超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語
まじりけなしの大エンターテイメント
日本推理作家協会賞受賞作

 

--------
 

舞台は日本の山奥からテレビ局そしてアフリカへ。

ちょっとエロッ的な場面
集中し過ぎて、一駅乗り過ごして朝から笑ってしまった。
やはり人間の三大欲の一つですから(笑)惹きつけられる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Lady Gaga - Stupid Love (Official Music Video)

先週末からガガ様の音楽があたまの中で鳴っている。
まぁらしいPVだなと(笑)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2020-05-12 | 作家別諸々(な行)

 

中町信
『天啓の殺意』★★★★

 

続々交換読書
彼女の本棚を片っ端から読んでる感

また出逢った中町さん 昭和の匂いぷんぷんです。
だって文中に「500円札」って!?
ニ度見してしまった。

 

また巧妙なトリック
それも舞台は東北 よいねぇ
やっぱりみちのくは何とも言えない旅情ですな。
雄大な景色が目に浮かぶ。

私的には楽しめた(昭和の時代だからこそ!)
ただ結構突っ込みどころはあって「だめだめ」
どうしても解せない所は戻り戻り、納得するまで読書を慣行
しかしどうしても解けない箇所はあった。
まぁそれもまた楽しい読書かな。

 

なつかしき時代を追う推理小説がよき。
ケータイのGPS機能やNシステムがあったらないだろうな。
そういうハイテク機械(死語(笑))が介在しないお話がよい!

 

 

 

確かにハマりました!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



わんこの触れ合いに日々癒される。

 

もうみんな痺れを切らして街に出いている模様
正直飲みに行きたいか?あれだけ飲んだくれてたけど、
日々お酒に食にと外食に費やし、それがなくなった今
なかったらなかったでありかな。
まだ自粛モード

 

 

 








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2020-03-26 | 作家別諸々(な行)

 

中山七里
『さよならドビュッシー』★★★

 

こちらも知人からのおすすめ本


ドビュッシー
名前ぐらいは知っている。
小学生時代「ピアノを習いたい!」と親に懇願し、
母が力を入れていたバレエを辞め、ピアノを習わせてもらった。
年に一度のピアノの発表会
ショートカットの私が白いワンピース姿でピアノを弾いている写真
それもありピアノについて全くのド素人という訳ではなし。
しかし興味を失ったことに関しては、綺麗さっぱり忘れている。
あの頃の私は何を思ってピアノを弾いていたんだろう?

 

鍵盤に指先が触れる あの感じ

 

主人公の苦難に対しても似たようなモノで、身体に爆弾を抱えているのもあるからか、
特に大きな衝撃もなく・・
ただそれが目に見えるか見えないかは大きな違いで、
美に対して女性は(男性目線は別)自己満足というジレンマに陥る。
旋律に対しての伸びやかな描写
ピアノの音色が聴こえてくるような、オケの多大なる場面での心の響き
そして肝心なる発表会
するすると読み飛ばしてしまった。
ホント興味を失ったことに対して冷徹・・

 

何にでも興味を持ち、そこに食いつく速さと集中力は半端ないけど、
その熱がさーーーっと潮が引くように消えてしまうと何も残らない。
「達成感」だけが気持ちを熱くする。

 

最後ハッとさせられたけど、主人公目線の感情に違和感

 

さてさて中山七里さんお次はどうする?

 

 

♪♪♪♯

参考ブログ☆https://blog.goo.ne.jp/signnoot/e/1fec7b7e73ff6098caa878c92f8600cb

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コロナネタは・・
ご近所スーパー外にまで繋がる長蛇の列に「週末外出自粛」分かりやすい人々
いっそ二週間外出禁止にすればよいのに。
東京のコロナ感染者
発症してないだけでうようよそのあたりにいると思う。
今朝マンションのエレベーターで逢った年配者に「大変ねぇ」と同情されたけど、
いやいや満員電車で通勤しているわたしと一緒にエレベーター乗りたくないですよね・・心の内で思った。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2019-02-12 | 作家別諸々(な行)




野中柊
『ヨモギ・アイス』★★+


ジャケ買いしてチラッと読んだままの未読本
いつか読もう読もうと思っている内に・・

--------(抜粋)


Doing nothingを旨として、アメリカで新婚生活を送るヨモギ
文化、人種、男女の衝突と壁をユーモラスに描いた海燕新人文学賞受賞の表題作と『アンダーソン家のヨメ』収録


--------

ニ作品の後者の方に+を。
考え方のちがいもそうだけど、それぞれの目線や会話がおもしろかった。
自己主張の国
空気をよむ我が国
先日、上司と飲んだ際も身近な彼女のそんな話題が出た。
観察力 人を見る目 ただぼーっと生きているだけじゃね。

一番辛辣なのは誰?




























ねぇどこへ向かおうとしてる?
週末の予定の変動が半端ない。
上の上をゆくアクティブ男子だと逆に腰が引けちゃう。
「らしさ」を出せる人と出せない人



どーーーん
上司と飲み 寒空の下の我が行動力!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2018-08-26 | 作家別諸々(な行)


中村航
『僕の好きな人が、よく眠れますように』★

なかむらわたる
ではなく こう

---



ともかくその春僕が出会った二人のうち、一人には旧姓があり。一人には偽名があった。



好き、と僕は言った。
小さな声だった。月を見つけたときに、月、とつぶやくのと同じ言い方だった。



---


「中村航
嫌な予感はしてたんだけど・・・
ピュアな不倫
ないない
★1つは二人目

気持ちよい酔いも冷めた~」



辛辣かもしれないけど、どんなに美化しても不倫は不倫でしょ



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2018-06-08 | 作家別諸々(な行)




野田知佑
『雲よ』★★


写真に惹かれ・・
「雲を眺める旅」の部分はよかったんだけど、
後半どうしても批判が目についてしまって、
言いたいことは分かるけど、そこは求めてないかな。
ただの旅行記がよい。
書き手によってこうも印象がちがうのね。
日本の自然について誰かが声を大にして意見しないと、どんどん悪い方向へ進んでしまうのも分からなくもない。



ガクと岳 これって分かる人にしか分からない。







































ユーコンじゃないけど(笑)
写真は先月行ったユーシン渓谷
ユーシンブルー  
「関東の秘境」
クルマにチャリを積んで早朝の丹沢へ

















ゲートを何個か潜り抜けるも・・最後まで行きつけなかった。
うーんちょっと心残り。
ホタルの時もそうだけど暗闇が怖い
ユーシンは何と言ってもトンネルに電気がない・・
それもちょっとした距離で先がカーブなものだから完全なる闇
わたし独りだったら通り抜ける勇気はない。
「暗闇?平気だけど」と再び平然としている相方を見て、人間のちがいを知らされる。
どうして恐怖を感じるのだろう・・









































--------










「今日初七日よ」
思わず笑ってしまった。
日に日に体調が回復してきている母
電話越しにも声に元気が出てきているのが分かる。

ケータイで撮った動画と画像をSIMに移して、DVDに焼くのを頼んだ。
その際案外平静だったわたし。
「過去に撮ったデジカメの写真見て泣いちゃったわ」という母

この温度差は致し方ない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2018-05-14 | 作家別諸々(な行)



中野信
『模倣の殺意』★★


難解・・読み終わって、解説を読んでも疑問が残りスッキリしない。
ぱらぱらと気になっていた(引っかかっていた)部分を読むも、
全体を通して読まないとしっくりこない気がして、
「・・再読?」
しばし固まるも、混乱している状態から脱するには巻末以外の他の解説も読んで納得するのもありかなと。
しかし読んでみてもモヤモヤが残る。
(中には分かりやすく図解している親切な解説も有)

だって、だって、同姓同名が双方死んでるってどういうこと?
一年のタイムラグって何?
あぁ迷路


読解力のなさなのか、それとも?
この小説は紆余曲折して発行された経緯もある。


今朝の通勤読書は司馬遼太郎の続きから、気分を変えて台湾へ。
人の名前が覚えられない。
それも知ったかぶりして先に進めない性分・・困った困った。




























突然よみがえる記憶
その場所がどこなのか思い出せなくて、もしかしたら夢だったのかな?って曖昧に。



「昔どこかの海で堤防から夕陽が沈むのを見たことあったね。
その後温泉に入って帰った。露天風呂に洞窟があった?
あの夕陽ってどこだった?」

即答で「土肥温泉」
!!!




5年前の夕陽

http://www.toikan.com/spa.html

洞窟風呂


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N

2018-04-21 | 作家別諸々(な行)




西村京太郎
『殺しの双曲線』★★★


先日の「牛」に触発され刑事モノが読みたくて・・ついに?
それも本棚の前で立ち止まるまでまさか西村京太郎を読もうとは・・

王道も王道で恐れ多し

十津川警部 浮かぶのは2時間ドラマの渡瀬恒彦よね。

さて西村京太郎の多大なる書籍の前で何を読もうか・・
トラベルミステリーさすがに初期作品はなし。
十津川警部シリーズも中途半端に読みたくないし(笑)

検索検索で出てきたのがコレ『殺しの双曲線』
https://my-bookcase.net/entry/%E8%A5%BF%E6%9D%91%E4%BA%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E4%BD%9C%E5%93%81/
http://www.geocities.jp/ys2krc/nisimbes.htm

ちょうどアガサ・クリスティドラマブーム?もあるし。
『そして誰もいなくなった』渡瀬恒彦よね。

この本のおもしろいところは冒頭に「この本を読まれる方へ」とメッセージがあること。
それもネタバレ!

冬に東北の山荘で読んだらより一層雰囲気を味わえたかも。
都心は初夏の暑さ 吹き抜ける風が心地よい 明日はご近所のお祭り




























意外な一面・・「嫉妬深いのね」何度も繰り返すんだもの・・
貴重なOFFは一緒にお出かけ。



バスタ新宿乗り場見学★
新宿から地元までバスが出ていたのね知らなかった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする