古処誠二
『ルール』★★★
---
終戦間近のフィリピン戦線
鳴神中尉がそこで見た“地獄”とは?
小隊は任務を遂行して生還することができるのか?
ギリギリの極限状態で試される人間性を鋭く描く、衝撃の書き下ろし問題作!
---
My本棚より(我ながら渋いセレクト)
戦争小説読んでるのは私ぐらいじゃないかしら。
古処さんに魅せらた人とは通じ合えるものが生まれそう(出逢ったことないけど)
何不自由なく暮らしている現実とのあまりにもかけ離れた世界
ニュースで沖縄の語り部のおばあさんが出ていて、そんな季節なんだなと。
---
無視しようと努力するってことは、意識してるってことだからな。覚悟した人間は、そんな概念を抱くことすらしないはずだからな。結局な、俺も死にたくはないんだよ。それでいて死なずに済むなんて不可能だと承知もしている。それだけのことだ。たいたい部下をひとり残らず殺しておいておめおめ生還などできやしない。だからな、俺は他に目的を見つけることにした。こんなところで生きる以外に目的があるとしたら、もう部下を殺さないことしかない。それ以外、この島で俺が全力を尽くす価値があるものはない。なのに、再編成された中隊でも部下は死んでいくよ。なぜか死んでいく。米軍と撃ち合いもせずに、ひとりふたりと欠けていく、おい、八木沢、
「――返事しろ。聞いてるのか」
鳴神は頭を傾け、今にも全身の力が抜けそうな八木沢の耳に怒鳴った。
「絶対に殺さない。お前が死にたいと言っても俺は許さん。分かったか」
---
じりじりと焦がせる。
指にちょっとした傷を負っても痛いのに、
想像を絶するあまりの傷の深さに痛みという「痛み」が分からなくなる。
想像力も許容範囲を超えるとお手上げ!
早く何か食べさせてあげて!
お願い。
神様はいないの?
飢餓感・・
続パズル まだハマってる。https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/439c3fbaf90543711fe1ddca74df541d
長野県難しい~ 30分以上かかってしまった・・