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(自己評価★★★★★)+泣ける物語
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M

2022-03-31 | 村上春樹

 

村上春樹
『一人称単数』★★★

 

2020年7月20日 第1刷発行
2020年7月30日 第2刷発行

 

あんなに読み込んでいた春樹に興味がなくなり・・
(ただノモンハン事件の書籍を手に取った時に思い出すきっかけに)

 

--------(抜粋)

 

6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集

「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか?
「一人称単数」の世界にようこそ。


収録作
「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「『ヤクルト・スワローズ詩集』」「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の告白」(以上、「文學界」に随時発表)「一人称単数」(書き下ろし)

 

--------

 

 

・石のまくらに

ずいぶんとクドイ文体になったな・・
補足が多くて、そこは言わずとも分かるし伝わるけどって箇所が目に付く。
細かいニュアンスまで記しておきたいってこと?
やはり年齢的なこともあるのかな?

惹かれる要素が年々減ってゆく。

セックスの描写も出尽くしてて、マンネリ

 

・クリーム

中心がいくつもあって、しかも外縁をもたない円

描写から何となくの予想は出来たけど、茫然と佇む主人公の姿が見える。
次の展開に何かしら相手からのアクションがあるかなと期待した部分もある。
ただこういうオチがない話でも意外と好きかも。

 

・チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ

・ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles

春樹「らしさ」を感じられる短編
そう音楽に関しては熱い気持ちを持っているから、生き生きしているし、
レコード屋さん巡りは知る人ぞ知る趣味でもあるから、こういうネタは尽きないだろうね。

ボサノヴァのレコードが本当に存在してたか否か、
ビートルズのレコードを持った少女が存在したか否か、
夢か現実か。

学生時代の記憶はどこか薄ぼんやりしてる中にも淡い光が差している。
自分も高校時代の恋愛を少し(少しね)思い出す。
純粋な恋心って心が温かくなるね。

 

さて村上春樹と言えば野球(ヤクルトスワローズファン!)
こちらの文体も生き生きしていて、惹き込まれる。
芝生に寝っ転がってビールを飲みつつ野球観戦なんて最高ですな。

・『ヤクルト・スワローズ詩集』

詩集!!??
何だか自伝になってますけど(笑)
人生経験がものを言うってヤツ
死ぬ前に過去のことを洗いざらい記しておこうって?それは言い過ぎ。

黒ビールの場面は印象的でお友達との会話の話題に。
今年は野球観戦したいなぁ(って言ってもドームの巨人戦だろうけど)

 

・謝肉祭(Carnaval)

『アンナ・カレーニナ』の引用が出て、通じることが心地よい。
どんどん読んでゆく内に馴染んでゆく。

 

---

 

謎(エニグマ)に近い存在

 

---

 

肌のひりひりとした痛み

 

悪の方程式

 

---

ほんの些細な出来事でも、心の残ることがあって、同様に何かを思い出しそうになった。

抱えている爆弾

 

・品川猿の告白

群馬の鄙びた小さな旅館で言葉を話す猿に出逢うお話 
それもお風呂場に現れる・・一番無防備な場面で出くわすって・・(笑)

やはり性欲の話が出る。これまた「らしい」

 

・一人称単数

標題の書き下ろし短編

女性の一声で雰囲気がガラッと様変わりして、胸が苦しくなる。
その負のオーラが一瞬にして伝わり身動きが取れなくなる。

言葉一つで世界が変わる。

 

 

 

最初の一編を読んだ時はどうなの?と思ったけど、村上春樹的読ませる自伝的短編集でした。

期待する小説世界がよきかな・・次作はどうくるか?


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ヘバーデン結節

2022-03-30 | ヘバーデン結節

 

Happy Birthday!!

 

ヘバーデン結節

うちの母が罹っている難病です。
よくもなく、悪くもなく一進一退な状態が続いております。

ちなみに母が違和感を覚え病院へ行ったのが、東日本大震災当日でした(忘れられるわけがない)
2011年3月11日

 

 

過去メッセージをいただいて、色々アドバイスいただいた経緯があります。
今後とも情報があればご連絡いただければと思います。

 

 

 


--------(抜粋)

自力療法で手指の痛みと変形は食い止められます!
指が痛い、指の関節が腫れる、指の動きが悪い、手がしびれる、関節が変形してきた……
このような手指の痛みや症状にお悩みのかたは多いのではないでしょうか。
これらの主な病名は、ヘバーデン結節、バネ指、腱鞘炎、ドケルバン病です。

中高年以降の女性に特に多く、女性ホルモンが関与している可能性があるとされます。
そこで効果的なのが、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをする、ダイズイソフラボンの摂取です。
本書では、大豆食品をふんだんに使ったレシピを紹介
さらに、痛みや変形に効果があった自分でできる簡単な体操やセルフケアも収載しています。
手指の悩みがなくなれば、毎日がもっと快適になるでしょう。

 

--------


直近ではこの本を送りました。効果のほどは如何に!?
効果があった内容は追ってお送り出来ればと思います。

 

 

 

下記はメールを抜粋して掲載です。

★Hさんから「ホメオパシー」


ホメオパシーで改善される可能性があるかもしれないです。
私は時間がかかりましたが、気づいたらアトピーが完治していました。

ホメオパシーについては、本が出ているので、良かったら読んでみてください。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%BCin-Japan%E2%80%95%E5%9F%BA%E6%9C%AC36%E3%83%AC%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC-%E7%94%B1%E4%BA%95%E5%AF%85%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF1-%E7%94%B1%E4%BA%95-%E5%AF%85%E5%AD%90/dp/4946572260/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E5%9F%BA%E6%9C%AC36%E3%83%AC%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3&qid=1632361951&sr=8-3

 

★Iさん「10年経過」

 

私、ヘバーデン結節です。日頃お世話になっている整形外科の先生に言われました。「原因不明、治療法無し。痛くなったら骨を削るとか・・考えましょうとか。」10年ほど経ちましたが、問題はありません。中指が左右共に15から25度くらい(第3関節が)内向きに曲がっています。第二関節が曲がるのはリュウマチだそうです。母に聞いてみると、ありました。母(97歳)もなっていますが、問題ないようです。「なーんだ遺伝か?」ということで問題無しと判断しています。

 

 

★Sさん「へバーデン結節のサプリ」



小林製薬の「エクオール」というサプリはご存じですか?痛みが強いときは結構効きます。腫れや痛みがマシになりますが、乳がんなどの既往症があったり、家族歴がある場合は、リスクゼロではないそうなので、お医者様にご確認を…。わたしはどうしても痛いときだけ使っています(*^-^*)
どうぞお大事にとお伝えくださいませ。

 

 

★Sの家さん「へバーデン結節」


わたしも、それではないかと調べているところです。痛みは全然ないのですが、手のひらや指に小さな水疱が現れ、かゆくてたまりません。皮膚科にはもう10年も通っているのですが、原因がわかりません。それと何らかの関係があるのではないかと調べているところです。

 

 

--------みなさま改めてありがとうございました。

 

 

 




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I

2022-03-29 | 作家別諸々(あ行)

 

伊藤桂一
『静かなノモンハン』

 

--------(抜粋)

 

昭和14年5月、満蒙国境で始まった小競り合いは、関東軍、ソ蒙軍間の4ヵ月に亘る凄絶な戦闘に発展した。襲いかかる大戦車群に、徒手空拳の軽装備で対し、水さえない砂また砂の戦場に斃れた死者8千余。生還した3人の体験談をもとに戦場の実状と兵士達の生理と心理を克明に記録、抑制された描写が無告の兵士の悲しみを今に呼び返す。
芸術選奨文部大臣賞、吉川英治文学賞受賞の戦争文学の傑作

 

--------

今度は体験談から読み解いてみる(他、戦場日記も同時進行)

最後に収録されている司馬遼太郎との対談は必読です!

 

 

・一の章 あの稜線へ

 

---

 

「お前なら甲種になれるな」と申しましたが、第一乙だったので、少々落胆したようでした。

 

---

 

ふしぎなもので、短い時間の間ながら、激しい訓練をされたためか、そのうちに、こちらを狙ってくる砲弾の、弾道がわかってくるようになりました。シューシュースポンという、不発弾の落ちる音もわかり、砲弾が炸裂し、その土砂を浴びた人よりも、案外遠くにいる人が破片創を受ける、ということもわかりました。

 

---

 

なかには、大声をあげて泣いている兵隊が、何人もいました。泣きわめく、といった泣き方です。私たちは、どんな負傷をしても、泣きわめいた者はひとりもいません。人種の違いからくるものでしょうか。その、泣きわめきながら、うごめきまわる兵隊に向けて仲間たちは狙い撃ちに撃ちました。
目標が近いので、面白いくらいによく当たるのです。
ソ聯兵は、撃たれると、さらに泣き声をたかめながら、逃げまわるのです。

 

---

 

父は、話をするたびに、捕虜にだけはなってはならぬ、捕虜になる時は、舌を噛んで死ぬのだ、ということを、いつも、話の結びの言葉にしたものでした。日露戦の時に、父にそういわせる記憶が、強く残ったのに違いありません。

 

(舌を噛んで、死ぬなどということができるのだろうか)

 

生きたい、生きられるかもしれない

 

---

 

戦線離脱

 

やはり一日も早く前線へもどらなければならない、といった思いに責められてきました。
たった一日戦っただけで、これほど長い休養の期間をとってよいものかどうか、草原と砂漠しかない土地で、なお戦いつづけている仲間たちのことを考えずにはいられませんでした。あれほど苦しかった前線の生活へ、一日も早くもどりたかったのです。

 

---

 

地元の新聞が送られてきているのを借りて読んでいるうち「芦塚部隊の勇士たち」という見出しがありました。眼をひかれて、記事を読んでみますと、善戦している状況の紹介のあとに、壮烈な戦死を遂げた人たちの名が記されていましたが、その中に私の名もはいっていたのです。出身地の町名もきちんと出ております。それをみて、私は、野戦病院で、戦線離脱とみなされはしないか、という不安を抱いていた時よりも、いっそうの不安をもって、その記事に見入ったものでした。
軍隊は、いったん戦死という公報を出してしまいますと、それを取り消すことを甚だ嫌い、むしろ、本人を闇から闇に葬ってしまうことを考えたりします。まして、私の場合は、あきらかに戦線離脱とみなされてよい事実があるので、立場は非常に不利になります。

それにしてもこれは、捕虜になると同様な、不名誉なできごとになりかねないのです。

 

---

 

(そうだ、おれはみんなと一緒に死んでしまっているのだ)

 

---

 

 

 

・二の章 小指の持つ意味

 

---

 

苛酷な、いじめられ方でした。あけてもくれても、私的制裁ばかりがつづきました。

 

調教哲学

 

非常に過ぎる私的制裁

 

---

 

「ノモンハンへ出ると、衛生兵だろうと軍医だろうと、まず生きて帰れないそうだ。」

 

戦いの場へ赴く、というよりも、死地へ身を入れる、という実感のほうがずっと強かったです。

 

「衛生兵はだいじな身体だ。死なないようにがんばってくれ。お前に死なれては皆が困る。どうにも死なねばならぬ時は仕方ないが、手段をつくして生きのびてくれ」

 

 

---

 

陣地の周辺は爆風の激しさのために、息苦しさを覚えるほどの状態でした。

 

敵ハ攻撃態勢ヲ整エツツアリ

 

---

 

「死んでも、指は動くのですか」

指は、なおしばらく、不気味に動きつづけて、とまりました。死にたくない気持ちが、最後に、指先に残ったのだろう。

 

---

 

 

「大隊長殿。どうぞお好きになさってください。どのような命令にも、自分は喜んで従います。ただ、自分の衛生兵としての任務を、ただいまより解除してください。自分は一兵として、生き残った仲間たちとともに戦いたいと思います。負傷者の介抱係は、もうこれでご勘弁願います。医療嚢の中には、一片のガーゼすら残っていません。全部使いつくして、空の医療嚢を持っているだけです。しかし、一個の兵隊としての戦力なら、まだ充分に残しておりますので、あとは死ぬための戦いに挺身したく思います」
これは、その時の、私の、少々やぶれかぶれの、本音の心情でした。いったいどこまで戦い、どこまで苦しめば終わるのか、という虚しい問いを、天をゆるがしている砲声に向けて、発していたということになります。

 

---

 

一日ずつ戦っては、その日の戦場掃除をし、翌日また戦う、という、殺戮のし合いが重ねられて行くのでした。

 

---

 

「早いか遅いのか違いで、みんな死ぬ。この状態で、どうして生きられるんだ?生きられるわけがない。小指や認識票を持ち歩く、というのは、死者を弔う者が残るからいえることだ。みんな死ぬとしてら、それをする意味はなくなってしまうだろう」

 

この、とりやめの申し合わせをしました時、私はこの世に対する物欲というものが、一切なくなってしまいました。生死についての、なんの感慨さえもなくなってしまいました。

 

小指を切ることをやめよう、と、互いにいいかわした時には、自然ににじみ出る涙が、頬を伝わって流れ出たのです。これは、私のそれまでの人生で、もっとも深い意味を持つ涙でした。なによりも、
(これでもう、互いに連帯してゆく立場を失ってしまった。ひとりひとりが真に孤独になった。そうして、ひとりひとりで死の道に向かうことになったのだ)
という、つらさを思うての涙です。ほんとうの意味の、無念の涙でした。
(死んでも、もう、だれも骨を拾ってはくれない。遺体を砂に埋めてもくれない。埋められてたとしても、掘り出して頭を焼いて遺骨にしてもくれない。小指さえ、切ってもらえないのだから。おれはいま二十二歳だ。おれは軍隊では、だれからも模範兵といわれるような、まじめな生き方を貫いてきた。

けれども、もう、何もかも終わってしまったのだ。もう何もない)
という、どうしようもない、はかなさ―—に対する涙でもありました。

 

---

 

 

 

・三の章 背嚢が呼ぶ

 

---

 

戦場では、なぜそうするかわからないのにそれを行っている、という場合が多いのです。
日々、死傷を重ねていますと、死傷してゆく、ということにも、一種の感覚の麻痺を生じて来ます。捨鉢になっているつもりはないですが、どこかにその心理があるようでした。腹をやられると、必ず死にます。それに、狂気のように水を欲しがります。腹だけはやられたくない、腹をやられて、のたうちまわりながら、ひとりで死になくない、と、これは、将校も兵隊をも問わず、だれにも共通の心情であったと思います。

 

---

 

「隊長殿、お願いがあります」
と、呼びかけてくる者があります。足をとめると、その部下の兵隊は、
「一人壕でなく、二人壕にしていただけませんか」
と、申します。「なぜか」と、問い返しますと、
「寂しいのです」
と、正直に答えてきました。
「一人壕は、死ぬと、一人で靖国神社へ行かねばなりません。しかし二人壕だと、二人一緒に死にますので、二人で揃って行けます。死ぬとき、連れがあるのとないのとでは、まるで寂しさが違うのです」

その言葉には、いい難い深い意味があります。胸をうたれました。
「そうか、わかった、二人壕にしよう」

 

---

 

旧戦場を見廻りながらの、私の、ただひとつの感懐は、
(ああ、みんな死んでしまったなあ)
と、いうことでした。この一語に尽きます。
(実に、みんな死んでしまった。みんな死んでしまったから、ここはいまこのように静かなのだ)
という、しみじみとした思いです。
遺体の収容は、なかなかに骨が折れました。

 

---

 

最後の背嚢のぱたぱたは、震災の話を彷彿とする内容でした。

 

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東北学院大学震災の記録プロジェクト金菱清(ゼミナール)編『私の夢まで、会いに来てくれた3.11亡き人とのそれから』★★★今年東日本大震災から7年目本書は、金菱ゼミナール...

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面影橋

2022-03-28 | 在宅勤務

 

今期最後の在宅勤務

ご近所の郵便局がコロナで閉鎖されていた・・

 

季節を感じる。
先週の金曜、会社帰り神田川沿いに続く桜並木をゆっくり眺めつつ歩く。
最近また腰痛勃発気味で困ったものね。



靖国神社と千鳥ヶ淵はまだ2分咲きってことで身近で桜を愛でる。
意外と満開な桜がチラホラあって春気分を上げてくれる。


 

 

 

 

 

 



あの電話番号気になる・・(笑)






もこもこです。






夕陽が落ちてゆく最後のささやかな光に浮かぶ桜

 

上京したばかりの頃お友達が早稲田に住んでいて、馬場から歩いて遊びに行った。
そんななつかしい記憶が呼び覚まされた。

江戸川橋まで続く桜並木散歩でした。

そこからスペインバルへ移動しワインとパエリア
で二日続けて西荻へ。
毎度おなじみのBarでカルヴァドス
街に活気が出てきてうれしい限りです。

 

さよならの季節
4月に入れば新たな始まりでもある。
わたしはまだここにいます。


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南高尾山稜

2022-03-27 | 山登り・ハイキング(2021年)

 



は~い(^▽^)/南高尾山稜

名前の如く高尾山の向かい(南側)をぐるりと回るハイキングコースです。
トレランだらけと聞いていて後回しになっていたけど、
多摩100山が4山あるので行って来ました。

約16K 標高差400M
コースタイムが6時間15分とガイドにはありますが、巻いて6時間ぐらいかな。

高尾山から引き続き山岳会に所属している知人とご一緒に。
しかし・・意外や相手がバテていたのを見てまさかの侮るなコース!?
正直ココでバテるかな・・(^▽^;)・・
緩やかだからと山なめるな。お金なめるな。
私的には全然余裕 確実に体力がついている冬

 

とにかくたくさんのピークがあります。
大洞山(536M)
中沢山(494M)
見晴台(リュック掛けが有名)を経て、泰光寺山、榎窪山
草戸山(364M)

この最後の草戸山は賑やか(^▽^)/低山ながらも景色抜群!

絶景ポイントは見晴台からの津久井湖と山麓の街並み+富士山です。

ちなみに南高尾山稜があるってことは、北高尾山稜もあります(今年巡る予定)

来週は浅間嶺、4月中旬は鍋割山で鍋焼きうどんの予定
新たな山も続々ご紹介してゆきます(^▽^)/今年もアクティブ♪

 

 

 

 

 

 

 

 



高尾山から相模湖プレジャーフォレストの観覧車
プレジャーフォレストと言えばイルミネーション(^▽^)/必見です!

参照
さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト

 

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わんこを連れて相模湖散歩焚き火で暖を取る。★スマホver★https://www.sagamiko-resort.jp/illumillion/イルミリオン

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※ケータイ紛失写真消滅ため、カメラ画像のみ。


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高尾山

2022-03-26 | 山登り・ハイキング(2021年)

 

 

また高尾山!?・・(笑)
いえいえメインは南高尾山稜です(^▽^)/
高尾山は毎年恒例で行ったまで。

今回は山岳会に所属している知人とのハイキングです。
アイスクライミングを主として活動している方
「やってみない?」と誘われても即答出来ない私・・

去年は1号路、一昨年は稲荷山コースだったので6号路としました。
通い慣れたルートをさくさく頂上へ。








毎度のくっきり富士山です(^▽^)/
雨オンナと言っても高尾山はお天気をみて行ってます。





完璧~ 富士山最高~ 空気が澄んだ冬の高尾山山頂











石垣に座って手作りおにぎりとお茶で朝ごはん。

目的の南高尾山稜
高尾山から大垂水峠分岐方面(富士見台経由)
そこから甲州街道を渡って対面の山を歩きます(関東ふれあいの道)

参照
関東ふれあいの道|東京都環境局 東京の自然公園

途中行き止まりで道迷い(^▽^;)あれ?
それ+予定ルートが通行止め・・(^▽^;)マジ?
少々迂回して何とか辿り着きました。


次回へ続く♪~

 

 

 

*雪の高尾山も行ってます・・どんだけ好きなの?*

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・・・久々に雨オンナ発揮(雪でしたが(^▽^;)*)本当は秩父で青空の下、蝋梅を愛でるはずだったのに。。予定変更ってことで高尾山に行って来ま...

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2022-03-25 | 作家別諸々(ま行)

 

森山康平
『はじめてのノモンハン事件』


先日読んだ特攻隊の話
そしてお騒がせなロシア・ウクライナ問題
半藤一利さんが亡くなり思い出した『ノモンハンの夏』
“日ソ戦争”を「ノモンハン事件」と片付けられ葬られたこと。

その諸々な流れで手に取ったのがこの本

知るきっかけとなったのは村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』
(わたしが24歳の時に衝撃を受けた本です)

 

 

まず関東軍の傍若無人ぶりにあっけに取られたのは言うまでもありません。
(満州国側)

世代的に戦争を知らない。
おじいちゃんもおばあちゃんも生きていて、戦争の話題は出たことがなかった。

なぜにノモンハン事件が気になるのか・・

 

--------(抜粋)

 

太平洋戦争が勃発する直前の1939年に起きた、満州国とモンゴルの国境紛争であるノモンハン事件――。
戦闘の規模から言えば、事実上の“日ソ戦争”にもかかわらず、1万9千人もの戦死傷者を出した大苦戦の内実は国民に知らされることなく、あくまで“事件”として内密に処理され、闇に葬られた。
なぜ日ソは満蒙の地で激突したのか? なぜ関東軍と参謀本部は決裂したのか? なぜ現場指揮官に苛酷な責任追及がされたのか?

本書は、「最初の『日ソ大衝突』となった張鼓峰事件」「『国境線は自ら決めよ』――満州国とモンゴルの紛争」「モンゴル領内での死闘――ハルハ河を左岸へ渡河」「『劇的に勝つ』――ソ連軍、八月大攻勢への入念な準備」「玉砕か撤退か――ノモンハン戦の運命が決まる」「停戦とその後――世界は第二次大戦に突入した」など、今なお戦史のベールに包まれた“草原の死闘”の真相に迫る。
この戦争を知らずして、昭和史は語れない。

 

--------

 

 

この時代の日本人は一体何を考えていたのだろうか・・

征服に次ぐ征服

色々な方向から色々な書籍を読まないと一辺倒になる恐れもあるけど、
強きも強気で恐ろしい。そう思わずにはいられない。

今のどちらかと言うの静か~で存在感がない日本、
静観している日本は戦争に負けたことによって何かを学んだのだろう。

もし・・の話はしたくないけど、戦争に負けていなかったらどんな思想を持っていたか。
今の自分はもっと違う考えを持っていたのでは?

 

東条英機 出てくる出てくる。

 

日本軍の強圧的な中国への浸食の進行

 

 

巻頭あたりに大きな地図とノモンハン近辺の地図がほしいところ。
(色々なPの地図を何度もにらめっこよ・・(^▽^;))

 

 

 

関東軍内でも割れる「慎重派」と「積極派」

「徹底膺懲を主張」この膺懲とは、うち懲らすこと、征伐して懲らすこと、鉄槌をくだす等

「無意味な消耗」

 

「火炎瓶で戦車をやっつけろ」 捨て身感半端なし・・

戦車は第一次世界大戦(1914-18)で初めて登場
日本の歩兵部隊が戦車と戦ったのはこのときが最初だった。

 

新聞が報道する景気のよい話 (嘘だらけ・・)

 

関東軍の強硬路線 参謀本部としては、当面の主要な戦争である日中戦争に専念したかった。

 

「三角山」が吹き飛ぶ
大隊長が自ら銃を撃ち、手榴弾を投げる末期的状況
部下たちは、もはや玉砕を望んでいた。

 

自決の強要

 

当時の日本軍は、どうしてこう死ぬことばかり教育してきたのか、今日ではなかなか分かりにくいが、とくかくそうであった。


自決 自決 自決

戦争は命を的にして戦うのだが、戦争が終わってからも、自分の命を捧げなければならないというのが当時の日本軍だった。なんと命を軽んじ、無駄にする考え方が根深かったのであろうか。

捕虜となり生還した者 「将校は全員自殺したんではないでしょうか」
帰還者には事実上箝口令がしかれ、ノモンハン事件そのものを語ることが禁じられた。

 

 

ノモンハン事件は事実上、日本軍の大敗で終焉したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---------参考文献

 

・アルヴィン・クックス著「ノモンハン 草原の日ソ戦 1939」(上・下、1989年、朝日新聞社)

・スチュアート・ゴールドマン著「ノモンハン 1939 第二次世界大戦の知られざる始点」(2013年、みすず書房)

・アントニー・ビーヴァー著「第二次世界大戦 1939-45」(上・中・下、2015年、白水社

半藤一利著「ノモンハンの夏」(1998年、文芸春秋)

秦郁彦著「明と暗のノモンハン戦史」(2014年、PHP研究所)

防衛庁防衛研修所戦史室「戦史叢書 関東軍〈1〉 対ソ戦備・ノモンハン事件」(1969年、朝雲新聞社)

・ジューコフ著「ジューコフ元帥回想録 革命 大戦 平和」(1970年、朝日新聞社)

・ジェフリー・ロバーツ著「スターリンの将軍 ジューコフ」(2013年、白水社

・大木毅著「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」(2019年、岩波新書

・辻政信著「ノモンハン」(1967年、原書房)

・マクシム・コロミーエツ著「ノモンハン戦車戦 ロシアの発掘資料から検証するソ連軍対関東軍の封印された戦い」(2005年、大日本絵画)

・古是三春著「ノモンハンの真実 日ソ戦車戦の実相」(2009年、産経新聞出版)

・D・ネディアルコフ著「ノモンハン航空戦全史」(2010年、芙蓉書房出版)

・岡崎久弥ら著「近現代東北アジア地域史研究会 ノモンハン事件80周年記念シンポジウム 発表資料」(2019年)

・川畑博信著「ノモンハン戦記」(2008年)

・鎌倉英也著「ノモンハン 隠された『戦争』」(2001年、NHK出版)

・田中克彦著「ノモンハン戦争 モンゴルと満洲国」(2009年、岩波新書

・シーシキン他著「ノモンハンの戦い」(2006年、岩波現代文庫)

・牛島康允著「ノモンハン全戦史」(1988年、自然と科学社)

・扇廣著「私評ノモンハン」(1986年、芙蓉書房出版)

・田中雄一著「ノモンハン 責任なき戦い」(2019年、講談社現代新書

・井置正道著「ある軍人の生涯 ノモンハンの草原に自決した父 井置栄一を偲ぶ」(2006年)

 

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『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』

2022-03-24 | 在宅勤務

 

 

期末が近いけど在宅勤務
お昼休みお散歩がてら図書館へ。
川沿いの桜並木はまだ微妙・・週末咲いたら雨で散る?

今日はこれから西荻で飲んできます(^▽^)/♪
まん延も開けたし、久々のメンバ3人で飲む飲む

先日記載したけど断食中ビールを赤ワインに変えた。
NOビールで過ごしてきたけど、今日から解禁です。

 

 



チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 - Wikipedia

 

借りていたのを忘れていた。
連休初日に相方が死んでいたので、たまには映画を。

 





なんせこのお二人が出演ですから!好き!



そして脇を固めるのはユアン・マクレガーとポール・ベタニー!

おもしろくないわけがない(まぁコメディ映画ですので)
しかし双方老けたなぁ
と言ってるわたしもそうよね(^▽^;)

 

巻き戻して二度観して満足でした。

花粉が飛びまくっているこの季節 お家映画館もよきです(^▽^)/


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W

2022-03-23 | 翻訳物

 



W・G・ゼーバルト
訳 鈴木仁子
『[改訳]アルステルリッツ』★★★

 

ゼーバルド・コレクション
第6巻(2003年初の邦訳→2012年改訳)

 

アウステルリッツ[新装版] - 白水社

OGPイメージ

アウステルリッツ[新装版] - 白水社

全米批評家協会賞ほか、多数受賞の最高傑作 建築史家の主人公が語る暴力と権力の歴史 建築史家のアウステルリッツは、帝国主義の遺物の駅舎、要塞、...

 

 

 

W・G・ゼーバルト
初作家さんです(ドイツ生まれのイギリス定住)

読書会メンバからのおすすめ!?本

パラパラ捲ってみて思ったのは「段落がない!」
どこまでも続く文字の羅列・・
写真が盛り込まれているのが救い。


--------(抜粋)

 

建築史家アウステルリッツは、帝国主義の遺物である駅舎、裁判所、要塞、病院、監獄の建物に興味をひかれ、ヨーロッパ諸都市を巡っている。そして、彼の話の聞き手であり、本書の語り手である〈私〉にむかって、博識を開陳する。それは近代における暴力と権力の歴史とも重なり合っていく。
歴史との対峙は、まぎれもなくアウステルリッツ自身の身にも起こっていた。彼は自分でもしかとわからない理由から、どこにいても、だれといても心の安らぎを得られなかった。彼も実は、戦禍により幼くして名前と故郷と言語を喪失した存在なのだ。自らの過去を探す旅を続けるアウステルリッツ。建物や風景を目にした瞬間に、フラッシュバックのようによみがえる、封印され、忘却された記憶……それは個人と歴史の深みへと降りていく旅だった……
多くの写真を挿み、小説とも、エッセイとも、旅行記とも、回想録ともつかない、独自の世界が創造される。
欧米で最高の賛辞を受けた、新世紀の傑作長編

 

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闇はいっこうに散じていかない。いやむしろ、われわれが記憶おけるものがいかに僅かであることか、ひとつの生命が消え去るたびにいかに多くのものが忘れ去られていくことか、それ自体は思い起こす力をもたない無数の場所と事物に付着していた種々の歴史が、誰の耳にも入らず、どんな記憶にも残されず、語り継がれれもいかないがゆえに、世界がいわば自動的に空になってしまうかを思えば、闇はいっそう濃くなるばかりなのだ。

 

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カフェ・デ・ゼスペランス(「カフェ絶望」とも読める)

 

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<駅狂い>

 

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夜、寒い部屋で眠りに引きこまれる前には、自分も暗い水底に沈んでいるような気のすることがよくありました。ヴァルヌーイ湖の哀れな魂と同じく、眼をおおきく瞑って、頭上はるか、幽かに射しこむ薄日を仰ぎ見ているような、鬱蒼と木の茂る岸辺に恐ろしげな様相でぽつんと立っている石塔の、さざ波に見え隠れする水影に眼を凝らしているかのような気がしたものです。

 

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あのふたりは、自分たちの心の冷たさによってゆっくり死んでいったのかもしれないという気がします。

 

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私は何時間も窓辺にたたずんで、窓ガラスをしたたり落ちる水が横桟の上にこしらえた二インチから三インチの氷の山の、模様の妙に見入っていたものです。

 

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言っておかなくてはならないことがある。試験用紙にはダヴィーズ・イライアスではなく、ジャック・アウステルリッツと書いてもらわなくてはなりません。

「どうやらそれが」
「きみの本名らしいのですね」

 

「すみません、先生、この名前はどういう意味なのでしょうか」

「じきわかると思いますがね、モラヴィア地方の小さな町がこの名前ですよ、有名な戦争があった場所です」

 

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アウステルリッツの会戦

 

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つまるところ、われわれは自分たちの知り得ないことを、<戦局は二転三転した>といった笑止千万な一行なり、似たり寄ったりの毒にも薬にもならぬ表現なりにひと括りにしてしまうしか、なすすべをもっていない。

 

われわれの歴史への関心というのは、つまるところ出来あいの、頭の中に先に刷りこまれたイメージへの関心にほかならず、われわれはそれをためつすがめつしているだけである、じつは真実はまったく別のところ、誰も気づかないどこか別の片隅にあるというのに、

 

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問いただすと、大火事になってほしかったんですと、学校の建物がなくなって瓦礫と灰の山になってほしかったんですと答えました。

 

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エンサイン

 

記憶もまた夜の闇からぽっかりと心に浮かび上がってくるのです、けれど摑もうとするとまたすうっと暗くなってしまう、それもまた、現像液に浸しすぎた印画紙によく似ています。

 

遠い道のりをひとり戻ってきた鳩の話を、私はのちにくり返し思い起こさずにはいられませんでした。

 

今にして思います。とアウステルリッツは語った。あのころ、あの場所に変わることなく漂っていた平安のなかであとかたもなく消えてしまえていたなら、どんなによかっただろうと。

 

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ひょっとしたら人類の不幸は、いつのころか体温がこの基準値からはずれてしまって、しじゅう少し熱っぽい状態にあることと関係があるのではないだろうか、

 

現実世界の中に一瞬起こった非現実的なもののきらめき、

 

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ターナーの水彩スケッチ

 

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アルバムにでもするように、旅人として歩んだ、忘却の彼方にほとんど沈んでいた風景をいまひとたび眼の前に立ち現せてみたかったのです。

 

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闇に沈んだわが家で机に向かい、鉛筆の先がライトの明かりにまるで生き物のようにその影像をどこまでも忠実に辿っていくのを、そしてその影が左から右、行からつぎの行へ罫線を引いた紙の上を規則正しく滑っていくのをひたと眺めていることに、いかばかりの安らぎを得ていたことだったでしょうか。

 

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迷妄

 

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アウステル語ります。とにかく語りまくります(笑)

一旦休憩

こちらの本は速読は不可能

 

 

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夕闇が降りると家を出て、ひたすら遠くへ遠くへ歩くのです、

 

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リヴァプール・ストリート駅

 

 

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人生の決定的な一歩は、漠たる内面の衝動から踏み出されることがほとんどなのです。

 

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見捨てられた状態こそが、過去の長い歳月のうちに私の心を破壊してしまったのだ、と気づいたことであり、そして自分は一度としてまことに生きていたためしがなかった、あるいは死の前日になってようやく生まれたようなものだ、との思いに、途方もない疲労感に襲われたことばかりです。

 

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「安く上がって涙なしに暮らせる方法って?」

「<家賃無料=悲しみ無用>」

 

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色鮮やかなマヨルカ焼き

 

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手袋店

 

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――食べ物が少し入ったリュックをひとつ
‥‥‥あれから思い返すに、自分ののちの人生はヴェラのこの短い言葉に尽きていた、

 

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わたしたち制圧された側の人間は、なんというか、海抜以下に生きているみたいで、国じゅうの経済がナチの親衛隊に牛耳られ、企業がばたばたとドイツ管理下に置かれていくのを黙って見ているしかなかった。

 

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写真の中でなにかが動いているような気がするの、ひそかな絶望のため息が、聞こえてくるような気がするの。まるで写真そのものに記憶があって、わたしたちのことを思い出しているかのように、わたしたち生き残りと、もうこの世のひとでない彼らの、ありし日の姿を思い出しているかのように。

 

 

 

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過去のいずれかの時にか自分は過ちをおかしたのだ、との想いが沸き起こりました。だから今、自分はまやかしの、間違った人生を送っているのだ。

 

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ユダヤ人虐殺のあった町バッハラッハの近辺で、折り畳み椅子に腰を掛けてさらさらと水彩画を描いているジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナーが浮かんできます。

 

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追放され消し去られたという、私自身が長きにわたって抑圧し、いまむりやり扉をこじ開けられて出てきた感情に対して、理性は無力だったのです。

 

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H・G・アードラーという私には未知だった人が、テレージエンシュタット・ゲットーの成立、展開、内部組織について記したもので、1945年から1947年にかけてのとみに困難な状況下にあって、一部をプラハ、一部をロンドンで執筆され、1955年にドイツの出版社から世に出るまで何度も改訂を得た書物でした。

 

テレージエンシュタットは、一平方キロたらずの面積に一時期六万人が詰めこまれていました。

 

偽りの楽園

 

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≪世界のすべての記憶≫

 

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幽閉された動物たちと私たち人間の観客が、おたがいに見つめ合っているので、理解のかなわぬ溝に、へだてられたままに、

 

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プラハでヴィラに出逢い生前の母について話を聞く場面に心が動かされた。

 

「~とアウステルリッツは語った」が目に付いた(あえて不自然さをのんで、原文通り入れたそう)


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蕎麦 和太奈部

2022-03-22 | 在宅勤務

 

 



定点観測(^▽^)/in川場スキー場

またまたぐんまちゃん💚 - ◆BookBookBook◆

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2022/2/22いつの日か2222/2/22もくる。ブログは春一色なお花が咲き乱れておりますが、まだまだ雪はあります(^▽^)/冬さて先日...

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湯沢のへぎそばの話題からランチは蕎麦にしようとなり、
川場スキー場の下山ルートにあるお蕎麦屋さんに立ち寄りました。

ってか今まで何十年と通っていて初めて知ったという・・(^▽^;)

ちょうど切り絵の看板があるカーブ、その川沿いを行ったところにあります。




知らずにクルマで入ってしまった・・
Uターンして電話で聞いて確認した駐車場へ(スグ向かいです)

マジ当たり前ですが、感染対策バッチリです。









蕎麦 和太奈部
http://www17.plala.or.jp/sobawatanabe2/













二組待ちで外で待つことに・・-9℃ですよ*
ウェア脱いじゃったものだから、上着はダウンでも足元が寒っ!!
相方はそれ以上に薄着だし。まぁ脂肪でカバーってね(笑)
たまに雲間から差し込む光が救い。





雪が舞う 上空は吹雪で雪が渦巻く。。ブルブル

それでも続々訪れる人々 駐車場は半分他県ナンバー








30分弱待ったかな?(^▽^;)やっと中待合室~




 

毎度のパターンですが、おなかが空いていてお蕎麦の写メ取るの忘れた。

こちらは店主と女将さんの二人で切り盛りしている模様
なので五組限定となっているのはうなずける。

双方ちがうお蕎麦を注文
田舎蕎麦よきでした(^▽^)/
こんにゃくの天ぷらを初めて食べたけど、新鮮でした。

ここまで感染対策をきっちりしているお店はないね。Goodです。

 

入り口に置いてあるファンヒーターの独特なにおいが実家を思い出させた。
(それだけ足元が寒いってことね*)
いつになったら帰省出来るのかななんて。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も平和に在宅勤務
節電要請に不平不満を言っている人がいるけど、協力しましょうよ!
恵まれ過ぎてて麻痺しているんじゃないかと思いませんか?
普段ESG委員も兼ねているので節電は心がけています。

会社のコとケンタランチ(^▽^)/♪
ビールの差し入れ有 ありがとう~


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