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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2024-12-20 | 村上春樹

 

村上春樹
『一人称単数』★★★

 

2020年7月20日 第1刷発行
2020年7月30日 第2刷発行

 

あんなに読み込んでいた春樹に興味がなくなり・・
(ただノモンハン事件の書籍を手に取った時に思い出すきっかけに)

 

--------(抜粋)

 

6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集

「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか?
「一人称単数」の世界にようこそ。


収録作
「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「『ヤクルト・スワローズ詩集』」「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の告白」(以上、「文學界」に随時発表)「一人称単数」(書き下ろし)

 

--------

 

 

・石のまくらに

ずいぶんとクドイ文体になったな・・
補足が多くて、そこは言わずとも分かるし伝わるけどって箇所が目に付く。
細かいニュアンスまで記しておきたいってこと?
やはり年齢的なこともあるのかな?

惹かれる要素が年々減ってゆく。

セックスの描写も出尽くしてて、マンネリ

 

・クリーム

中心がいくつもあって、しかも外縁をもたない円

描写から何となくの予想は出来たけど、茫然と佇む主人公の姿が見える。
次の展開に何かしら相手からのアクションがあるかなと期待した部分もある。
ただこういうオチがない話でも意外と好きかも。

 

・チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ

・ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles

春樹「らしさ」を感じられる短編
そう音楽に関しては熱い気持ちを持っているから、生き生きしているし、
レコード屋さん巡りは知る人ぞ知る趣味でもあるから、こういうネタは尽きないだろうね。

ボサノヴァのレコードが本当に存在してたか否か、
ビートルズのレコードを持った少女が存在したか否か、
夢か現実か。

学生時代の記憶はどこか薄ぼんやりしてる中にも淡い光が差している。
自分も高校時代の恋愛を少し(少しね)思い出す。
純粋な恋心って心が温かくなるね。

 

さて村上春樹と言えば野球(ヤクルトスワローズファン!)
こちらの文体も生き生きしていて、惹き込まれる。
芝生に寝っ転がってビールを飲みつつ野球観戦なんて最高ですな。

・『ヤクルト・スワローズ詩集』

詩集!!??
何だか自伝になってますけど(笑)
人生経験がものを言うってヤツ
死ぬ前に過去のことを洗いざらい記しておこうって?それは言い過ぎ。

黒ビールの場面は印象的でお友達との会話の話題に。
今年は野球観戦したいなぁ(って言ってもドームの巨人戦だろうけど)

 

・謝肉祭(Carnaval)

『アンナ・カレーニナ』の引用が出て、通じることが心地よい。
どんどん読んでゆく内に馴染んでゆく。

 

---

 

謎(エニグマ)に近い存在

 

---

 

肌のひりひりとした痛み

 

悪の方程式

 

---

ほんの些細な出来事でも、心の残ることがあって、同様に何かを思い出しそうになった。

抱えている爆弾

 

・品川猿の告白

群馬の鄙びた小さな旅館で言葉を話す猿に出逢うお話 
それもお風呂場に現れる・・一番無防備な場面で出くわすって・・(笑)

やはり性欲の話が出る。これまた「らしい」

 

・一人称単数

標題の書き下ろし短編

女性の一声で雰囲気がガラッと様変わりして、胸が苦しくなる。
その負のオーラが一瞬にして伝わり身動きが取れなくなる。

言葉一つで世界が変わる。

 

 

 

最初の一編を読んだ時はどうなの?と思ったけど、村上春樹的読ませる自伝的短編集でした。

期待する小説世界がよきかな・・次作はどうくるか?


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M

2024-12-19 | 村上春樹

 

村上春樹
イラストレーション:カット・メンシック
『バースデイ・ガール』★★★

 

表紙から目が離せなくなる。
正面に向けて本箱に並べておきたい。
何となくクリスマスっぽぃバースディ・ガール

一つの願い事
宝くじが当たったら的な思惑

 


---

 

「人間というのは、何を望んだところで、どこまでいったところで、自分以外にはなれないものなのねっていうこと。ただそれだけ」
「そういうステッカーも悪くないな」と僕は言う。「『人間というのは、どこまでいっても自分以外にはなれないものだ』」
彼女は声を上げて楽しそうに笑う。

 

---

 

 

 

 

 


難解 難解と言い訳が続き
既に一週間放置中『LAコンフィデンシャル㊦』
手放そうかなぁ

挫折本となる。

 

 

 

 

 

 

 


7日を最後に・・
私的の読みでは11日までが許容範囲
それを考えると約一週間
まだまだかな。
妄想が広がり、いつでもどこでも考える「おじさんに逢いたい」

 

相方とは実家効果で好調
少々距離が近づいた。
贈ってくれた「限定」大吟醸 美味しかった。




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M

2024-12-17 | 村上春樹

 

村上春樹
『スプートニクの恋人』★★★★

 

再読期間をなるべく開けようと思っていたけど、
手に取ってしまった。

僕目線のすみれとミュウの物語

 

感じ入るとことは多々ある。
年上で異性で(一回り以上も上 ということがミソ)
17歳上がだめで、
14歳上が上手くいったと思ったらだめで、、
悩ましい。

 

---

 

 

「すべてのものごとには良い側面があり。悪い側面がある」
すみれは唇を曲げた。「ねえ、そういうのって、一種のヘンセツだと思う?」

 

 

 

どうしてみんなこれほどまで孤独にならなくてはならないのだろう、ぼくはそう思った。
どうしてそんなに孤独になる必要があるのだ。これだけ多くの人々がこの世界に生きていて、それぞれに他者の中になにかを求めあっていて、なのになぜ我々はここまで孤絶しなくてはならないのだ。何のために?この惑星は人々の寂寥を滋養として回転をつづけているのか。

 


---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次々と退職者が出る現実
またリーダーとなる人がいなくなる。

みんな消えてゆく。
ちょっとした淋しさ。

みんな霧雨に消えてゆく♪~ また杏里だ。

よっぽどこのアルバムが好きらしい(笑)

 

霧雨に消えてゆく 杏里


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M

2024-11-08 | 村上春樹

 



村上春樹
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド㊦』


--------(抜粋)


〈私〉の意識の核に思考回路を組み込んだ老博士と再会した〈私〉は、回路の秘密を聞いて愕然とする。私の知らない内に世界は始まり、知らない内に終わろうとしているのだ。残された時間はわずか。〈私〉の行く先は永遠の生か、それとも死か?そして又、〔世界の終り〕の街から〈僕〉は脱出できるのか?
同時進行する二つの物語を結ぶ、意外な結末
村上春樹のメッセージが、君に届くか!?


--------

暗闇の中の冒険
地上へ通じる道での地下鉄で必要になる「切符」
スマホがない時代







---


私はさんさんと陽光の降りそそぐ芝生に寝転んで音楽を聴きながら冷たいビールを飲みたいのだ。それ以上の何かを求めているわけではないのだ。


---


世界には涙を流すことのできない哀しみというものが存在するのだ。それは誰に向かっても説明することができないし、たとえ説明できたとしても、誰にも理解してもらうことのできない種類のものなのだ。その哀しみはどのような形に変えることもできず、風のない夜の雪のようにただ静かに心に積もっていくだけのものなのだ。


---






この読書備忘録を始めて約12年
過去の備忘録を眺めて見たけど『世界の終わり・・』はなかった。
再読を長年せずに楽しみを取っておく。
その効果ありか、結末を覚えていなかった。
👍

冬休みは九連休
既に何件かの予定は入っているけど、冬休み読書は何をチョイスするか。


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M

2024-10-31 | 村上春樹

 



村上春樹
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド㊤』


--------(抜粋)

 

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕
老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕
静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国

 

--------




実は最新刊でもあった『街とその不確かな壁』
途中挫折(と言うか継続して読む時間がなくブランク。。)
 
何だかデジャブを感じ少々モヤっていたのもある。
同じ世界観でもある『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
こちらを先に読んでみようと思い立った。
 
あまり密に再読しないようにしているのもあり、10年以上のブランクはある。
そうすることにより、楽しみが増す。

出た!やみくろ
 
やっぱりこの時代の春樹はおもしろい。
 
 
一瞬にして別世界へ連れて行ってくれる。
少々エロが露骨過ぎる感はあるけど、それは若さでもある。


 
充実した日々の中で、ぽかんと空く時間
何もせずにいる時間もよいけど、この読書があってこそ。
現在は「山」しかあたまにないですけど・・(笑)
カレに真顔で「そこまで惹きつける山の魅力って何?」と聞かれた。
 
 
引き続き下巻へ。

 


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K-M

2024-06-16 | 村上春樹

 

河合隼雄 村上春樹 
村上春樹、河合隼雄に会いにいく』★★

 

大江健三郎からの河合隼雄
なんと共著を発見!👀

日本語と日本人の心 | 大江 健三郎, 河合 隼雄, 谷川 俊太郎 |本 | 通販 | Amazon

この三人で何を語っているんだろう・・

さてこの季節になると春樹の『ダンスダンスダンス』が読みたくなる。
本棚を覗いてみた時に目について久々に再読
歳を重ねて、やっと双方の会話の意味や伝えたいことが理解出来るかなとも。


平成11年1月1日 発行
平成25年6月20日 25刷

--------(抜粋)

 

村上春樹が語るアメリカ体験や1960年代学生紛争、オウム事件と阪神大震災の衝撃を、河合隼雄は深く受けとめ、箱庭療法の奥深さや、一人一人が独自の「物語」を生きることの重要さを訴える。「個人は日本歴史といかに結びつくか」から「結婚生活の勘どころ」まで、現場の最先端からの思索はやがて、疲弊した日本社会こそ、いまポジティブな転換点にあることを浮き彫りにする。

 

--------

『ねじまき鳥クロニクル』がキーポイント

ノモンハン関連・・すっかりご無沙汰(^▽^;)

何かに特化した読書もたまにはしないと迷走してしまう。








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河合隼雄村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』★★衝撃的出逢いな『ねじまき鳥~』から何年?その新潮社文庫の次作品ハードカバーで読んで以来だけど「箱庭」は記憶に...

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2023-12-02 | 村上春樹



村上春樹
女のいない男たち』★★★

 

こちらも少し前に読んだ(再々読かな)
実は映画の『ドライブ・マイ・カー』を観て、小説の世界はどうだったかな?と。
まぁ映画と小説は別物だとは思うけど、どこがきちんと描かれているかなと気になった。

映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト (bitters.co.jp)

映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト

映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト

映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト

実は西島さん昔好きだった俳優さん。
今回映画で観て歳を重ねたな・・って印象
奥さんとのセックスシーンの描写が長くてついつい興味が・・(笑)
何年、何十年も同じ行為をしていても、いつも新たな発見があり不思議な気持ちになる。
昔に比べてそういう行為を映画でも観ることが少なくなった。
やることは同じでも想像を掻き立てられる行為である。

実はお友達もその浮気現場を目撃したことがあるらしい。
これはトラウマになるだろうな・・

この映画はアカデミー賞を撮ったってこともあり、興味はあっても率先して観ようとは思わなかった。
ただ3時間と中々長い時間を長く感じなかった映画であった。

ってかワーニャ!?
チェーホフって出て来なかった。まだまだだな。

 



--------(抜粋)

 

〈これらを書いている間、僕はビートルズ「サージェント・ペパーズ」やビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」のことを緩く念頭に置いていた。〉と、著者が「まえがき」で記すように、これは緊密に組み立てられ、それぞれの作品同士が響きあう短編小説集である。
「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」の6編はそれぞれくっきりとしたストーリー・ラインを持ちながら、その筆致は人間存在の微細な機微に触れる。
現代最高の作家がいまできること、したいこと、するべきことを完璧な形で成し遂げた作品集と言えるだろう。
最高度に結晶化しためくるめく短篇集

 

--------


『ドライブ・マイ・カー』は映画の方がインパクト

印象深かったのは『木野』かな。
ってか木野のシチュエーション映画と繋がってない?

人間傷ついた時は感情を抑えず、見つめ合いとことん傷つくことを怖れないことだ。
なんなら泣いて哀しみを浄化させる。
そうしないと木野みたいな状況になり、色々と邪悪な物を呼び寄せてしまう。
迷走して独り旅 それもまたよいかもだけど。
自分の傷ついた心ときちんと向き合う。ね?

あぁこの先わたしはどうなるんだろう。。


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2023-08-19 | 村上春樹

 

村上春樹
『蛍・納屋を焼く・その他の短編』

 

何度も読み返すリピート率NO.1
『納屋を焼く』

今回はその他短編を通して読む読む。

 

・蛍

 

---

 

彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。彼女の求めているのは僕の温もりではなく、誰かの温もりだった。少なくとも僕にはそんな風に思えた。

 

---

 

死者だけが、歳を取ることなくもなく時間が止まっている。
春樹を読むと考えさせられる 何か がある。

気持ちが心の奥がシーンとする。

蛍は相方と何度か見に行った。
暗闇が怖くて訴えていたら驚かれた。

 

左に池袋の街、右に新宿の街の明かりの想像
想像は容易い。

 

 

・納屋を焼く(個別で読みたいので端折る)

 

 

・踊る小人

 

---

夢の中で小人が出てきて、僕に踊りませんかと言った。

---

こんな冒頭から始まる。
何度も読んでいるから内容は大体分かっている。

・・と思ったのに象を作る工場の登場で記憶の曖昧さに気づく(^▽^;)忘れてた。

 


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M

2023-07-29 | 村上春樹

 

 

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫) | 村上 春樹 |本 | 通販 | Amazon

ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫) | 村上 春樹 |本 | 通販 | Amazon

 

ダンス・ダンス・ダンス 上・下巻セット 全2巻 (講談社文庫) | 村上 春樹 |本 | 通販 | Amazon

 

村上春樹
『ダンスダンスダンス㊤㊦』★★★★★

 

再読を繰り返しているので上下巻纏めて備忘録
今は手元にないから、お友達から借りて読む読む。
このじりじり暑い夏に読むのがよき!!

私的には下巻のハワイの場面が好き過ぎて・・(笑)

羊男、美少女、娼婦、片腕の詩人、映画スター、その他個性的登場人物
「まとも」なのは僕とユミヨシさんか。

 

---
 
 
道路の上には骨のように白い午前六時の月が浮かんでいる。彼女は僕のパジャマを着ている。
「月に戻りなさい、君」と彼女はその月を指し示して言う。
 
 
---
 
 
ブラディー・マリー
 
 
---
 
 
「本当にいいものは少ない。何でもそうだよ。本でも、映画でも、コンサートでも、本当にいいものは少ない。ロック・ミュージックだってそうだ。いいものは一時間ラジオを聴いて一曲くらいしかない。あれは大量生産の屑みたいなもんだ。でも昔はそんなこと真剣に考えなかった。何を聞いてもけっこう楽しかった。若かったし、時間は幾らでもあったし、それに恋をしていた。つまらないものにも、些細なことにも心の震えのようなものを託することができた。僕の言ってることわかるかな?」
「何となく」とユキは言った。
 
 
---
 
 
躍るんだよ、と羊男が言った。それも上手く踊るんだよ、みんなが感心するくらい。
 
 
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週末は北アルプスへ(^▽^)/
(予約投稿)

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M

2023-02-23 | 村上春樹

 

村上春樹
『レキシントンの幽霊』★★

 

覚めてからが夢なのか?

・・悪夢を見る日々が続いている。
毎日毎日色々な場所、色々な人物、そして色々なことが起こる。

めまいがしそう。

 

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春樹『レキシントンの幽霊』★★★「私は夫に裏切られ、なおざりにされたように感じた。」・・・なおざり?ん?おざなりじゃなくて?--------「なおざり」と「おざなり」という...

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--------(抜粋)

 

古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか?椎の木の根元から突然現われた緑色の獣のかわいそうな運命。「氷男」と結婚した女は、なぜ南極などへ行こうとしたのか…。次々に繰り広げられる不思議な世界。楽しく、そして底無しの怖さを秘めた七つの短編を収録

 

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特に何も感じなくなってしまった春樹
しばらく離れよう。

 

 

 

 

 

 

 

 





心の平安は平和な日常が続く中にある。


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