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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2020-06-29 | 横山秀夫

 

横山秀夫
『真相』★★★

 

梅雨の週末
じめじめ湿気100%

期待に胸踊る横山さん。
事件の奥に隠された個人対個人の物語を5編収録した短編集
人間の心理・心情を鋭く描く。


まだ数作だけど横山作品には外れがない。

妥協を許さないじゃないけど完璧

---

 

1作目は標題作の『真相』


2作目の『18番ホール』では手に汗握って疲れてしまった(笑)
主人公に肩入れしてしまうのは仕方ないにしてもよ!?
映画を観ているようなそんなどきどき感


3作目『不眠』不況の就職難時代を思い出させる作
ずーんと重い・・


4作目『花輪の海』はこれまた胸をえぐられる作品
今の時代じゃ考えられない体罰がまかり通っていた時代

重くのしかかり耐えきれなくなった、過去に生んだ心の奥の「闇」
(昨今言われ過ぎてて重さを感じない)

 

5作目は想像以上のあっと言われる展開に。
賢い人はどこにでも存在する。

 

---

 

 

 

こちらもドラマ化されていた。

小林稔侍で鉄板ですな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真夜中にサティ
ジャスミンティーを飲みながら♪


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2020-06-10 | 横山秀夫

 

横山秀夫
『半落ち』★★★★

 

一点集中を意識したらトーンダウンしてしまった(汗;)
気分も何となく「歴史小説モード」
その合間読書

 

日本中が震えたベストセラー
先に映画をみていたからイメージは寺尾さん(指環♪)
段落ごとに主人公目線が変わり、そこがまたおもしろい。
横山さんの本はまだ数冊だけど、心が震える。
それと小説の中だろうが悪人ばかりじゃないんだなって前向きになれる。
奥底に訴えかけられるモノがある。
事件を推理すると言うより人間ドラマかな。
ラストを分かっていながらも、涙腺がゆるむ筆致


次作も期待
(交換読書で借りる予定♪)

 

最近読んでいて気づいたのはみんな「目」で語り合うと言うこと。
わたしは昔から「目」を見て話すけど、視線をあえて外すこともある。
その「目」で分かり合えたことがあったか?
自然と伝わるモノがあったか?
相方の瞳の奥から通じる怒りの震えをふと思い出した。
(ただ目が潤っていたとも言う?)

揺れる。

 

 

 

 

 

 

 

 




ごろんと芝生に横になって空を見上げる。
しかしそのちょうどよい季節も終わろうとしている(暑い!)

 

 




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2020-05-11 | 横山秀夫

 

横山秀夫
『第三の時効』★★★★★

 

こちらも交換読書♪
数ヵ月前『64(ロクヨン)』上下巻を断念
その時はお堅い気分じゃなかったらしい。

 

さてこちら新シリーズF県警強行犯第一弾!
短編仕立てになっていて、毎回目線が変わっておもしろい。
F県警捜査第一課 
一筋縄ではいかない強行犯の刑事たちが、覇権を激しく競い合い、難事件に挑む。
一班の朽木
二班の楠見
三班の村瀬
それぞれ個性が突出していておもしろい。

読んでいて感じたのは、司馬遼太郎もそうだけど、新聞社務めしていた筆者
半端ない安定感がある。
文章からも渋さが(装丁も渋い)
熟練したプロの文筆家とはこの方を指す。

引き続き読んでゆきたい。

 

 

 

ドラマ化されていた。

二時間ドラマな雰囲気ばりばり(笑)

 

キャストがよいわ~

 

よく再放送している信濃のコロンボは何かあのおじさまに癒されるけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



わんことのお散歩がストレス発散に。
さてこのまま終焉なるか!?

(韓国みたいに早まった判断はしてほしくない)

 

 

 


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2017-02-25 | 横山秀夫




横山秀夫
『クライマーズ・ハイ』★★★+

 

--------(抜粋)

 

昭和60年8月12日、御巣鷹山で未曾有の航空機事故が発生した。その日、衝立岩への登攀を予定していた地元紙・北関東新聞の遊軍記者、悠木和雅は全権デスクに指名される。はたして墜落地点は群馬か、長野か。山に向かった記者からの第一報は朝刊に間に合うのか。ギリギリの状況の中で次々と判断を迫られる悠木。一方で、共に衝立岩に登る予定だった同僚の安西耿一郎はその頃、倒れて病院に搬送されていた。新聞社という組織の相克、同僚の謎めいた言葉、さらに親子の葛藤、そして報道とは何なのか、新聞は命の意味を問えるのかという自問自答――。
あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編

 

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さてこちら初☆横山さんです。
『半落ち』『臨場』等名作揃いで恐れ入ります。

読ませる 通勤読書の約20分没頭 一気に群馬へ。

そして堤真一



偏り読書に最近飽きてきた?というか、
もう少し冒険してみたくなったというか、
新たな作家さんを求めていたっていうのが本音かな。

そこで今回は最近よく耳にするようになった→本屋大賞
その上位3位に絞って読んでゆこうとゆう試み。
ただ既に読んだ本は省く。

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2004年本屋大賞の受賞作発表

大賞
『博士の愛した数式』
著/小川 洋子
(新潮社) 202点

2位
『クライマーズ・ハイ』
著/横山 秀夫
(文藝春秋) 148点

3位
『アヒルと鴨のコインロッカー』
著/伊坂 幸太郎
(東京創元社) 111点

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小川洋子と伊坂は読了済







印象に残ったのは
「悠木だ。コーヒーを淹れてくれ」
だね(笑)

そして最後の最後「読ませるなぁ」と感嘆
実りある読書でした。








久々のお酒にほろ酔い。。


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