村上春樹
『1973年のピンボール』★★★
するすると二作目
なぜかあたまに入ってこなくて(早速失速?)
何度も同じところを読み直しぐるぐる。
今朝の光のまぶしさににっこり。
ただ富士山の雪が・・ない・・
台風のせいで溶けてしまったみたい。
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僕たちはゴルフ場の金網を乗り越えて林を抜け、バス停のベンチに座ってバスを待った。日曜日の朝の停留所は素晴らしく静かで、おだやかな日差しに満ちていた。僕たちはその光の中でしりとりのつづきをした。五分ばかりでバスが来ると僕は二人にバスの料金を与えた。
「またどこかで会おう」と僕は言った。
「またどこかで」と一人が言った。
「またどこかでね」ともう一人が言った。
それはまるでこだまのように僕の心でしばらくのあいだ響いていた。
バスのドアがバタンと閉まり、双子が窓から手を振った。何もかもが繰り返される……。僕は一人同じ道を戻り、秋の光が溢れる部屋の中で双子の残していった「ラバー・ソウル」を聴き、コーヒーをいれた。そして一日、窓の外を通り過ぎていく十一月の日曜日を眺めた。何もかもがすきとおってしまいそうなほどの十一月の静かな日曜日だった。
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穂村弘 春日武彦
『秘密と友情』★★★
たまたま見つけた対談集
だから本棚の前でふらふらしているのが好き。
読みたい本があるのに見つからない。
テーマは以下のとおり
爆笑する箇所多々
友情
怒り
救い
秘密
努力
孤独
仕事
家族
不安
記憶
言葉
お金
愛
読書
台風接近の中トリミングへ。。
まどろむ午後・・
昨日と今日のちがいがわからない・・
何も変わらない・・
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煩悩とは?
わたしの中では「全ダボペース」
なぞってみた。
1.1980年代の「りぼん」
2.低山登山
3.レベッカ
4.クリームソーダのアイスなしの記憶
5.天神岬公園
6.シフォンケーキ
7.東横線
8.虚構の劇団
9.BOOWY
10.カミュ
11.9時半に飲むコーヒー
12.「マルホランド・ドライブ」
13.0.25のボールペン
14.カルティェタンク
15.ジャガーXJ
16.「街道をゆく」シリーズ
17.マナティー
18.びっくりドンキー
19.ケーキ作り
20.記録写真
21.アンティークの間接照明
22.マヤカン
23.ルビーのピアス
24.ケヴィン・スペイシー
25.過去の陶芸作品の割れた花瓶
26.グランドハイアット
27.「積みわら」
28.西武線のポスター
29.惣領冬実
30.山頂で食べるおにぎり
31.穏やかなおっとり系男子
32.蜩
33.改名前のばななの小説
34.みかんの缶詰
35.古民家風旅館
36.天空
37.カイトサーフィン
38.スープカレー
39.水滴
40.大黒屋
41.明朝体
42.朝倉義景
43.Attention
44.Air on the G string
45.緑色
46.二文字の名前
47.「おいしい関係」
48.備えよ常に(Be Prepared)
49.常磐線
50.F1
51.Nidで飲むお酒
52.韓流ドラマ
53.「パーフェクト ワールド」
54.「十七歳のカルテ」
55.九段下駅~神保町駅間の道
56.オラフ
57.すあま
58.道端ジェシカ
59.ソン・ジョンホ
60.河合隼雄
61.琉球グラス
62.NAIL HOLIC
63.村上春樹訳のティム・オブライエン
64.茄子のお味噌汁
65.「TUGUMI」
66.犬島
67.ゆりかもめ
68.九十九里道路
69.写真集
70.マルメン
71.赤坂 CROSS TOKYO
72.総務人事課
73.脅威な記憶力
74.寝顔のまつげの長さ
75.広島弁
76.メノウ
77.「イージー・ゴーイング」
78.「ななみ」シリーズ
79.環八と環七の間
80.ピンクのうさぎのぬいぐるみ
81.旅行記
82.GINZA
83.稲庭うどん
84.付き合いでゆく映画
85.日帰り温泉での漫画
86.「ミザリー」
87.ニック・タース
88.亀宗
89.「アンナ・カレーニナ」
90.Every Breath You Take
91.「あしたがあるから」
92.「グラディウス」
93.スキー場
94.セミダブル
95.馬油
96.同じ歳のイケメン
97.廃墟
98.レディジョージィ
99.江國香織
100.ステンドグラス
101.蛍鑑賞
102.荻窪鮫
103.「納屋を焼く」
104.昔の日記帳
105.SE
106.三省堂
107.冬
108.歌川広重
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デューイ・サッカ
訳:山本雅子
『あなたの色を見つければ、すべてがうまくいく』
色は心の奥底にある思いを解き放つ
週末の台風上陸が遅れて、予定がくるった・・
よいのよよいのよ。
わんこが膝に乗ってきて湯たんぽみたい。
癒されつつ最近ハマった『彼女はキレイだった』録画をみて、
お引越し以来詰め込んでいた書庫を開けて整理整頓
そこから出てきたのが買って放置していたこのカラーブック
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●わたしの使命
このシステムの開発と改良に、わたしは二十八年を費やしてきました。
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!!!28
そうくれば片付けそっちのけでカラー分析に移行・・
プライマリー色 ブルー/レッド
セカンダリー色 グリーン/オレンジ
アクロマティック色 ブラック/ブラウン
インターミディエット色 ティール、ゴールド/ライムグリーン、レッドオレンジ
「問題は、あなた自身についてさえ、相手にはまるで見当がついてないということです。自分の考えをもっとはっきりと伝えるようにしましょう。」
「気分にむらがあり、今日は不機嫌でも明日は上機嫌ということもあります。」
「初対面の相手を、外見だけで判断してしまうところがあります。もっと深いところを見なければなりません。いつでも額面通りに受けとっていると、簡単に詐欺にあってしまいます。」
ドキッッ
そう言えば詐欺にあってから運気低迷した気がする~ あぁ(特に金銭面・・)
「他人のことは、何を言ったかではなく何をしたかで判断するようにしましょう。」
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思考とは、自分自身との対話である。
プラトン
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「一見、何も知らないようですが、好奇心が強いので、いろいろなことに詳しくなっています。人生についても、自分自身の経験から、あるいは人の話から、たくさんのことを知っています。」
「安定を求める気持ちが、あなたの意思決定の鍵となります。」
「年齢が上がるにつれ、安定した職を得ることがより重要になってきます。」
「人はいずれにしろ自分のしたいことをするのだという事実を受け入れましょう。あなただって、自分のしなければいけないことをしているのではありませんか?」
「自分の気持ちを分析してみましょう。したくないこと、いっしょにいて楽しくない人を心から締めあじめて出すことを目標にしましょう。そうしてみて何が、だれが自分にとって必要なのかが、わかるようになるでしょう。」
「当然の事実から目をそらしてはいませんか?」
「人生はしょせん、自分の経験以上に豊かになるものではありません。人はいつか死ぬのだと、折りあるごとに自分に言い聞かせましょう。いまやっていることをもっと大切にす、人生をもっとじっくり味わわせてくれるような友人や恋人とつきあうようにしましょう。」
「あなたは人に非現実的な期待をかけることがあります。気をつけてください。あなたの理想ではなく、ありのままの彼らを受け入れるのです。そうすれば、それほどがっかりさせられることもなくなるはずです。」
「あなたは大切な人の支えになることに没頭しています。それであなたの目的は達せられるのかもしれませんが、そんなことばかり続けていては、自分自身は何を求めているのか、いつまでたってもわかりません。どこからどこまでが自分で、どこからが他人か、わからなくなることはありませんか?」
「人生はゲームです。あなたには、刺激的な環境とそれを楽しむための時期が必要です。」
「次から次へと計画を立てているのは、感情的な問題に直面するのを避けているためかもしれません」
「極端は極端を呼びます。」
グリーン 「わたし」になる
ティール 信じる
ブルー 夢見る
「今日犠牲にした時間が、明日の成功をもたらすのです。」
ほほえみは何にも勝る
「顔いっぱいにほほえみながら、相手にこう言います。「最低なやつ」。これでもかというほど大きな笑みを浮かべて言えば、相手もほほえみを返してくれるはずです。」
ゴールド 遊ぶ
ブラック 感じる
直感を信じて
一週間音信不通 連絡するつもりはない。
村上春樹
『風の歌を聴け』★★★
司馬遼太郎におなかいっぱい。
ってことで春樹?(笑)
かれこれ読書備忘録+日記+α 5年め
ここに記されていないってことは京都と一緒
初心に戻るじゃないけど、順番通り読むのが好きで結局デビュウ作
まんねり マンネリ だは 打破
ひねくれたユーモアが心地よい。
そうそう本屋大賞 続々
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2006年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
著/リリー・フランキー
(扶桑社)279点
2位
『サウスバウンド』
著/奥田 英朗
(角川書店)196.5点
3位
『死神の精度』
著/伊坂 幸太郎
(文藝春秋)190点
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リリー、伊坂読了済
そう奥田さんの本が見当たらなくてそのまま(いいわけ)
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2007年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『一瞬の風になれ』
著/佐藤 多佳子
(講談社)475.5点
2位
『夜は短し歩けよ乙女』
著/森見 登美彦
(角川書店)455点
3位
『風が強く吹いている』
著/三浦 しをん
(新潮社)247点
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読んでない・・初耳作家さん
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2008年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『ゴールデンスランバー』
著/伊坂幸太郎
(新潮社)509.5点
2位
『サクリファイス』
著/近藤史恵
(新潮社)312点
3位
『有頂天家族』
著/森見登美彦
(幻冬舎)280.5点
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伊坂読了済
しかしこの森見登美彦2年連続 ちょっと気になる。
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2009年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『告白』
著/湊かなえ
(双葉社)411点
2位
『のぼうの城』
著/和田竜
(小学館)328点
3位
『ジョーカー・ゲーム』
著/柳広司
(角川書店)243.5点
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あ 端折って『告白』読んだんだ(と思い出す・・)
和田さんは読了済
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2010年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『天地明察』
著/冲方丁
(角川書店)384.5点
2位
『神様のカルテ』
著/夏川草介
(小学館)294点
3位
『横道世之介』
著/吉田修一
(毎日新聞社)270点
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この備忘録最初が『横道世之介』
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2011年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『謎解きはディナーのあとで』
著/東川篤哉
(小学館)386.5点
2位
『ふがいない僕は空を見た』
著/窪美澄
(新潮社)354.5点
3位『ペンギン・ハイウェイ』
著/森見登美彦
(角川書店)310点
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また森見登美彦!!!気になる・・
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2012年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『舟を編む』
著/三浦しをん
(光文社)510.0点
2位
『ジェノサイド』
著/高野和明
(角川書店)355.5点
3位
『ピエタ』
著/大島真寿美]
(ポプラ社)324.0点
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途中挫折した『舟を編む』
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2013年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『海賊とよばれた男』
著/百田尚樹
(講談社)278.0点
2位
『64』
著/横山秀夫
(文藝春秋)266.0点
3位
『楽園のカンヴァス』
著/原田マハ
(新潮社)18.5点
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横山秀夫読みたい。
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2014年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『村上海賊の娘』
著/和田竜
(新潮社)366.5点
2位
『昨夜のカレー、明日のパン』
著/木皿泉
(河出書房新社)332.0点
3位
『島はぼくらと』
著/辻村深月
(講談社)299.0点
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木皿泉読了
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2015年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『鹿の王』
著/上橋菜穂子
(KADOKAWA 角川書店)383点
2位
『サラバ!』
著/西加奈子
(小学館)310.0点
3位
『ハケンアニメ!』
著/辻村深月
(マガジンハウス)309.5点
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辻村深月も連続
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2016年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『羊と鋼の森』
著/宮下奈都
(文藝春秋)372点
2位
『君の膵臓をたべたい』
著/住野よる
(双葉社)327.5点
3位
『世界の果てのこどもたち』
著/中脇初枝
(講談社)274点
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膵臓は気になっているけど・・
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そして今年度(やっと・・)
2017年本屋大賞の受賞作発表
大賞
『蜜蜂と遠雷』
著/恩田陸
(幻冬舎)378.5点
2位
『みかづき』
著/森絵都
(集英社)331点
3位
『罪の声』
著/塩田武士
(講談社)305点
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以上 今後の迷走中の参考に・・
今朝富士山がくっきり見えた。
既に真っ白「高川山に登ろう」メール
土曜は早朝雨じゃなければ飯能へ。
音信不通こっち5日目 あっち3日目
アイスランドからお便り届く^^
司馬遼太郎
【ワイド版】
『街道をゆく 34 大徳寺散歩、中津・宇佐のみち 』★★+
http://publications.asahi.com/kaidou/34/index.shtml
会津のみちでテンション上がって、
それを引き継ぎつつ大徳寺散歩・・好き 高桐院
20代の若かりし頃に京都にハマり、毎年のように通ってた。
最近は疎遠気味で最後に行ったのは・・確か5年ぐらい前?
本当は来月京都予定だったんだけど、鹿児島に。
京都のどこが好き?と聞かれたら「詩仙堂」って迷いはないけど、
印象深かったのは「高桐院」も同じ。
この街道をゆくを全制覇したら『梟の城』と思っているけど、
再度巡ることも考える。
たった一回読んだだけじゃ得られない。
久々に読書会に参加希望☆
こちらも新たなるご近所仲間と。
さて後半の中津・宇佐のみちで一気に失速・・
「さすがに飽きてきた?」と内心不安がるも
!!!
合元寺での黒田如水親子による豊前の豪族 宇都宮氏の謀殺
それにまつわる赤壁伝説にグッと惹きこまれ一気に読破
今回の司馬散歩も身に染みました。
あぁ儚きことは美しき かな。
戦国時代に生きていたら命の尊さ、生きている実感
どころじゃないんだろうね。
最後中津城の天守のくだりは ははは おもしろかった!
ご褒美高級エステを失念するって何?
完全に抜けてた・・老いと上手く付き合う。
最近「美魔女」って聞かなくなった・・だって 魔女 だぜ?
日帰り温泉で湯上りのすっきりした肌に、
再び化粧を施してゆく人を結構見かける・・
(わたしは化粧水乳液でてかてか肌のまま帰るけど)
そこまでキレイに見せたい?
それこそ外見ぐらいはありのままでよいのでは?なんてね(笑)
寝化粧・・オーバーナイトファンデーション!?
こうなったら何でもありね。
これが雪だったらどうなんだろう*
*雪に埋もれる街*
この異常気象ならあり得る?
まだ咲いていた先週
これが最後 「また来年」
明日は晴れるかな 台風一過
「ご機嫌ななめなの?」から丸一日
買った満足で使ってない・・
川上健一
『あのフェアウェイへ』★★★★★
題名+装丁で手に取った。初作家さん。
うん。おもしろい。
他の作品も読んでみたい。
雨 雨 雨
そして「超大型台風」・・超?
どれだけ地面に雨水が吸い込まれているんだろうと降り止まない雨
さすがに河川の増水が気になる。
こんな日は家で読書&ゴルフ鑑賞
来週はお天気次第で山or波乗りかしら。
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『忘れ物』
木々の若葉と、萌え立つ緑の芝が、春風にきらめいてまぶしく輝いている。
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『時間ドロボー』
乾いた風がコースを吹き抜け、時折少し強くなって木々の梢を揺らし、若葉が気持ちよさそうに躍っている。風が、光っていた。
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『いつの日かバーディ』
九月――。
よく晴れて空気がさわやかな初秋の日だった。透き通った日の光が木々の葉にきらめいてまぶしかった。
「世の中にはヘタクソでも楽しめることが二つある。ゴルフとセックスだ」
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『優勝カップ』
曇り空だったが空は明るく、かすかに薄日もさしている。さわやかな秋風がたえずゆるやかに吹き渡っていた。
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『増毛リンクスへ』
その日は快晴で、海からの少し冷たい風が吹いていたものの、空も海も雪が残る山も、くっきりと青く輝いていた。
はるか遠くの青い山並みに残雪が真っ白に輝いている。透き通った初夏の風に、若葉がきらめいて揺れていた。気持ちのいい青空がどこまでも広がっている。
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『ドライバーショット』
ナイスショットにはナイスショットと声をかけずにいられないのがゴルファーだ。たとえ相手がケンカをしていて口をききたくないゴルファーだとしてもだ。ゴルファーの性なのだ。
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『同級生』
ドアを開けるといきなり朝日を浴びて目を細めた。雲ひとつない秋晴れの空だった。
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『フェア』
前日来の雨は夜半過ぎに止み、ホールを分ける松林が、すがすがしい秋の朝日を遮って黒く陰っている。その分、緑のフェアウェイが色鮮やかだ。
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『パートナー』
春霞の西の空に太陽が傾いていた。吹きわたる風が暖かかった。どこかで小鳥が鳴いている。
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『輝く』
「それが不思議なのよ。私なんかボールがちっとも前にいってくれなくて、未だに120前後でしか回れないんだけど、とっても楽しいの。後悔の連続なんだけど、それでも楽しいから変なスポーツよねえ。それに私はゴルフ場の景色が好きなの。自然の海も山もいいけど、ゴルフ場もとっても素敵。ゴルフ場にいっただけで気分がスカッとするし、ワクワクして楽しいの。ファッションも会話も楽しめるしね。」
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『最後のコンペ』
「しょうがない。ワンペナを怖がっちゃゴルフは面白くない、っと。ハハハ」
「そうそう、ワンペナを怖がっちゃ、だな」
「ワンペナがなんだ!」
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『あるがままに』
「おお……、レンブラント光線だ!」
グリーン手前に、雲の切れ間から光が差し込んでいた。レンブラントの絵にある通りの斜めから差し込んでいるきれいな光りだった。
ゴルフ場では決して一人ではない。ゴルフ場のスタッフもいい仲間だし、天気やコースそのものが大切な仲間なのだ。ましてや気の置けない仲間たちは最高だと、
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ラウンドした~ぃ 新たなゴルフ友達が続々
落し物が多い・・ニット帽に傘に・・雨の日なのに・・
もってゆきようのない感情 おおしまくんからのナイスタイミングなお便り
司馬遼太郎
【ワイド版】
『街道をゆく 33 白河・会津のみち、赤坂散歩』★★★★
http://publications.asahi.com/kaidou/33/index.shtml
やっとここまで来たのねとうれしさひとしお。
浜通り、中通り、会津地方 そうそう
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福島県地図をみていると、つい漢字の「列」という字画を思いうかべる。
相馬など太平洋岸(浜通り)は、ツクリの立刀の右側の線である。東北にしはめずらしく暖地性の照葉樹林がみられるという。
この白河のある中通りは、立刀の左側の線である。ここはタテ長の盆地だけに、寒暖の差がはげしい。
最後に偏である会津地方である。古代以来もっとも早く稲作文化のひらけたところながら、会津盆地のまわりは大きな山にかこまれ、しかも気候の面では同県ながら立刀はとがい 、西のほうの越後(新潟県)の影響をうけ、冬は豪雪地帯になる。
「会津は東北じゃないんです」
私はそうきいたとき、江戸時代、会津藩が、教養の上で、三百大名のなかでももっとも精密だったことを思いかさねて、会津はどこか東北農民型の民俗性が薄いのだろうかとひとり合点してみたが、あるいは単に気候が越後圏だということだけのことかもしれない。
そういう三つの要素が、福島県という大県を構成している。
山脈でいうと、立刀の部分は、山脈が南北タテに走っている。阿武隈山脈が浜通りと中通りをへだて、県の中央に奥羽山脈が大きく盛りあがって、中通りを渓谷低地にしている。
会津地方は、山なみが入りくんでおり、ヨコに横たわるか、ナナメに走る かである。つまり北部は吾妻山の山地が一の字をなし、只見ダムのある越後山脈が南西を走る。それと併行して帝釈山地が、おなじく南西に走っているのである。まさに列の偏といっていい。列の偏は、立刀よりどこか優越感をもっている。
(一部変更)
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戊辰戦争は、日本史がしばしばくりかえしてきた、“東西戦争”の最後の戦争といっていい。
古代はさておき、日本社会がほぼこんにちの原型として形成されはじめた平安末期に、西方の平家政権が勃興した。当然ながら、東方はその隷下に入った。
それをほろぼした東方の鎌倉幕府が、西方を従え、関東の御家人が、山陰山陽から九州にかけての西方の諸国諸郷に守護・地頭として西人の上に君 臨した。
南北朝時代は、律令政治を再興しようとした後醍醐天皇(南朝)が、いったんは関東の北条執権をほろぼしたから、一時的に“西”が高くなったが、結局は北朝を擁する関東出身の足利尊氏が世を制した。東方の勝利といえる。
織田・豊臣氏は西方政権であった。しかしそれらのあと、家康によって江戸幕府がひらかれ、圧倒的に東方の時代になった。
戊辰戦争は、西方(薩摩・長州など)東方を圧倒した。
しかしながら新政府は東京に首都を置き、東京都もって文明開化の吸収機関とし、同時にそれを地方に配分する配電盤(デストリビューター)としたから、明治後も東の時代といっていい。
――東北は、そういう“東”じゃありませんよ。
というむきもあるかもしれな いが、奥州は、源頼朝以後、関東の後背地としてやってきたから、右の図式でいう“東”に属すると私はおもっている。
――そうじゃなくて、東北は第三の一点です。“東”じゃないんです。
というような力み方が、東北にある。これはひょっとすると東北人のひそかな楽しみのひとつである自虐性――もしくは高度な文学性から出た自家製の幻想かもしれない。
“西方”には、そういう幻想はない。たとえば、西方のなかの四国だけが“私どもは南方で、西方じゃありません“と拗ねていうようなことは、まずありえない。
そこへゆくと、東北、ことに会津はちがう。
戊辰への感情については、白河はすこしちがう。
「戦場を貸しただけです」
と、白河人はよくいう。
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いまは、世界の多くの部分が、一つのルールで動いている。だたソ連だけが、印象として“最後の外国”のようである。
その印象のもとは、ソ連における閉鎖性、史上最大の軍事力、さらには社会主義的価値観と岩牢のような官僚制といったものがあげられるかもしれない。
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時代を感じる・・
今は北朝鮮が孤立し暴走している。
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白河基監(ハリストス)正教会聖堂
小さな聖堂のなかは、彩光がみごとで、光にあふれている。正面に多くのイコンが美しく構成されていて、異教徒の私にも荘厳な光の国にいることが感じられた。
「平面」
というのが、日本画でもイコンでも重要な要素なのである 。
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大内の小盆地に入ったとき、景色のすがすがしさにおどろいた。
まわりを、標高千メートルほどの峰々がかこんでいる。北に六石山(大内峠)、東に小野岳・西に烏帽子岳(檜和田峠)、神籠ヶ岳などといった山々で、私どもは南から入った。大内という在所だけが、うそのように平坦だった。
そのなかにひと筋の古街道がとおっていて、その古街道の両側に、大型の草ぶき屋敷が、幾棟も幾棟も、棟をむきあわせてならんでいるのである。
「これは、すばらしい村です」
須田画伯が、肝をつぶしたような声をあげた。江戸時代そのままのたたずまいだった。
残っている規模が大きく、戸数五十四戸が、整然とならんでおり、どの家もよく手入 れされていて、たったいま会津若松城下から、松平候の参勤交代の行列が入ってきても、すこしもおかしくない。
それにしても、この大内(福島県南会津郡下郷町大字大内)のひとびとは、見上げたものといわざるをえない。
江戸時代が去り、もはや参勤交代の行列がやって来なくなっても――さらには新街道がべつのほうに付いて山間に置きすてられてしまっても――住居や村を変えようとはしなかったというのは、遠いむかしからの日本人の心だったというべきだろう。
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大いなる会津人
奈良朝や平安朝の都びとにとって、文明という太陽は、平城京や平安京という都だけに照っていた。
田舎のことを鄙といった。ひなということばに 当てられる漢字は夷もあり、戒夷もあり、その字のように草深く野蛮で、文化どころか、言語さえ通じない世界だとおもわれていた。
ところが、徳一(とくいつ)が存在した。
奈良朝末・平安初期の会津に徳一という日本最高の法相学者がいたというふしぎさを、たれもが十分には説明できない。
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私には初耳で・・無知がはずかしい・・
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おもしろいことにこちらもちょうど赤坂
雨続きで明日も雨予報・・週末台風「お天気当てたね!」
付き合ってもらってリアルタイムに寄り道散歩
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清水谷界隈
清水谷公園は小規模ながら、樹蔭が多く、それに湧水がつくる小堀の水もあり、石橋もかかっていて、水面を見ることのすくない赤坂界隈では、貴重な空間といっていい。
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お奉行と稲荷
いまもそうだが、江戸には稲荷社が多かった(もっとも、全国の神社の四割がお稲荷さんだという説がある)
赤坂に、高名な豊川稲荷がある。
豊川稲荷の境内に入ると、赤提灯や赤幟の列がいかにもお稲荷さんで、香煙がたちのぼっているあたりだけが、神社と異なっている。それに、神社のように余白を重んずることがなく、お堂やらなにやらが建てこんでいる。
お堂には、
「荼枳尼真天」
という扁額がかかっている。
着信にショックを受け愕然としていたら、
わんこがそれを察知したのか首をかしげてぺろりと顔を舐めてきた。
あまりの自分の不甲斐なさに涙がぽろり。。
今月の有給は なし だね。
司馬遼太郎
【ワイド版】
『街道をゆく 32 阿波紀行、紀ノ川流域』★★
http://publications.asahi.com/kaidou/32/index.shtml
また見知らぬ場所への旅
阿波・・阿波踊り
紀ノ川・・和歌山
それしか浮かばない・・
もぅあたまに入ってこなくて何度も同じ箇所を読み返し・・
飽きてきた?
接点のなさがそうさせているのかな。
お次は楽しみにしている会津のみち☆
---
阿波は、南海道である。
この道というのは、文武天皇(683~707)のときにさだめられた制で、じつにふるい。
全国を七道にわけ、東海道、東山道、北陸道、山陰道、山陽道、南海道、西海道としたのだが、このうち南海道というのは、紀伊(和歌山県)を出発点とし、淡路国へわたり、一海をへだてて、四国ぜんぶをふくめる。
「関寛斎という人を知っていますか」
阿波の暖かさを思うとき、この人のことを連想せざるをえない。関東うまれの帰化阿波人ながら、阿波第一等の人だと私はおもっている。
関寛斎(1830~1912)は、ひとことでいえば、幕末・明治の名医である。
さらにいえば医術によって暖衣飽食しようとしなかった人である。
もうひとつ言いかさねると、人生に強烈な意味を見出そうとし、その後半生、古代インドの苦行僧のように身をくるしめた人でもあった。
じつはこの人については、かつてこのシリーズでふれた(第十五巻)。
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根来寺(ねごろじ)は、風吹峠の紀州側のふもとにある。
「城郭としての根来は、越前一乗谷とじつによく似ているんです」
なるほど、そういえばそうである。
一乗谷城は、中世末期、越前の国主朝倉氏の居城だが、中世・近世の日本の城のなかでは特異で、細長い瓜をタテ真二つに割った片方を思えばいい。中に細長いくぼみがある。それが一乗谷である。そのくぼみの両側の山壁に要害がひしめいており、谷の二つの出入口に城門(城戸)があり、それを閉じれば、二キロにわたる(根来寺も長さニキロである)一乗谷そのものに敵が入りこめない。
しかし平素は、一乗谷も根来寺も、その内部で、一種の都市生活がいとなまれているのである。
なるほど、根来寺は一乗谷に似ている。
おごれる人も久しからず、只春の夜の夢にごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。
根来寺の山内は、まことに空閑として、むしろあかるい。これほど華やかなからっぽという場所は、日本でもめずらしいのではないか。
根来塗の赤は、似たようなものがないといえるほどに美しい。本来、赤というのははげしく主張する色である。が、根来塗の赤は、主張や執着というどぎつさを去ってしまったもので、こういう色はまれに天然のなかに見る。たとえば残照の雲間にふとあらわれてつぎの瞬間には消えるかもしれない赤である。
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根来 根来 根来
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和歌山城は、石垣がおもしろい。
とくに場内の「鶴の渓(たに)」というあたりの石垣が、青さびていて、いい。
石が青いのは、紀淡海峡の沿岸でとれる緑泥片岩が積みあげられているからで、対岸の阿波の徳島城にも、この石が用いられている。
それに石垣が、古風な野面積みであることも結構といわねばならない。傾斜などもゆるやかで大きく、“渓”とよばれる道を歩いていると、古人に遭うおもいがする。
「私ら、関東うまれにとっては、照葉樹がすくないものですから、このように盛りあがってやっと陽がさすというような森の中に入りますと、樹々の息吹が物凄いというか、なにかあふれてるようで、異な感じさえします」
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腰痛も完治したし練習復活!!
お勉強も続々
しかし若手すごいなぁ
アゲインストで有効なショット
パンチショット
地域などの特性によるプレースタイルのちがい
関西の人は飛ばない人が多い(狭くてアップダウン)
ラフから高さで止める
ボール1個分ほど左足寄りにして構え、アップブロー
高めに振りフィニッシュ
スパイクレスシューズ
球を上げようとは意識しない
左へ行かせたくないときは低いティーアップでスピン量を増やす
調子が悪い日でも最後まで投げ出さず全てのプレーに真剣に取り組む
インテンショナルスライス
いつもよりオープンスタンスちょっとフェイスを開く
「ゴルフは手前から」
同じリズムで振れる
アゴが高いバンカーはPW開きダフってフルショット
左腕を少し上方向に引きながらフィニッシュ
勇気が必要・・(笑)
ゆるまない
練習は裏切らない
Par3
フェードとドロー
歩いて傾斜を見る
「素直さと一つ一つ丁寧にプレーしてゆく」
でも毎日少しずついただいているので意識はしてる。
サラダに、鶏肉料理に、今日はうどんにちらしてみた(笑)
だって「モリンガには、生きる上で必要不可欠と言われている栄養が豊富に含まれていて、
その含有量はこれまで発見された10万種に及ぶ可食植物の中でトップクラス」って言うんだもの。
それが庭になっていたら食べるしかないでしょう!
ルルル
副作用はなし、実感もなし(笑)
奇跡の木よ。
9月下旬
茎がっちり
先週
葉を摘んでみた(茎をがっちり安定させるため)
秋雨前線。。