池波正太郎
『むかしの味』★★★
どこで読んだのやら?ってことで、
茲さんありがとうございます!
ちょっとした隙間時間に池波正太郎の美食の世界へ。
時の流れ、今はなき店構えを巻頭の写真から拝見し感じ入る。
まだジャンクフードが蔓延していなかった時代
(この作品は昭和59年1月新潮社より刊行された。)
今も伝える店を全国に訪ね、初めて食べた時の感動を語り、心づかいを讃える。
「[たいめいけん]の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。物質のゆたかさではない。そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである」
人生の折々に出会った“懐かしい味"を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細かな心づかいをたたえる。
若い頃から映画にハマっていたことが分かった。
週イチで万惣に通い、ホットケーキを食べて映画を観るルーティン
出てくる俳優さんの名前を聞いてもあまりピンとこないけど、